2015年09月13日

ナラハタイコタマフシ、ナラハムレタイコタマフシ。コナラの葉にできた球形の虫こぶです。

ナラハタイコタマフシとナラハムレタイコタマフシはブナ科のコナラ、ミズナラ、カシワなどの葉にできる虫こぶ(ゴール)です。形は葉の表と裏に同じように飛び出た球形に見えるコブを作ります。全体が淡い緑色をしていて微毛を付けています。葉の表と裏にできた半円形の先端はやや平らになっています。コナラの葉にナラハタイコタマフシを見つけたら、側にある他の葉も探して見ると意外と多く見つけられます。数個が隣り合って並んでできていることも良くあります。成長するにつれてナラハタイコタマフシがついている部分の葉は縮れていきます。できる場所はコナラなどの若葉の葉の脇に近い部分に多く作られています。ナラハタイコタマフシはタマバチ科のナラハタイコタマバチによって形成される虫こぶになります。コナラの葉で見つけたものです。調べてみると、よく似ているものにナラハムレタイコタマフシがあるそうです。特徴は塊になって形成されたり列を作って(数個が並んで)発生するそうです。またナラハムレタイコタマフシができる葉は縮れるものが多いようです。今まで同じものだと思っていたのですが、この特徴から種類を分けて追加して紹介させていただきます。どちらもよく似ていて分ける基準は集まって発生しているのか(塊状、列状)葉が縮れているのかで判断させていただきました。ナラハムレタイコタマフシは単独で(隣接したり塊にならないで)発生することもあるようです。葉が縮れることが特徴になっていて、1個で発生していても葉が縮れていました。(成長するとナラハタイコタマフシのできている葉も縮れますが、形成される部位は葉の脇が多いです)形成者を確認して判断していくと良いのですが、見た目での区別で判断させていただくことにします。追加してナラハタイコタマフシとナラハムレタイコタマフシとして紹介させていただきます。コナラとよく似たナラハタイコタマフシとナラハムレタイコタマフシを調べてみました。
★コナラ ブナ科の落葉高木。雌雄異株の雌雄異花。雌雄異花とは1本の木に雄花と雌花がついている木のことです。花は4月下旬ごろから咲きます。コナラはドングリができる木として良く知られています。樹皮は灰黒色で高さは20メートル。太さは60センチほどになります。樹皮には浅いひび割れに似た筋が見られます。日当たりのよい山地、林、公園などで普通に見ることができます。分布は北海道、本州、四国、九州。建築材、薪炭、シイタケなどのキノコの原木に利用されます。葉は互生で倒卵形。葉の長さは5〜15センチで粗い鋸歯があります。
★ナラハムレタイコタマフシ タマバチ科のナラハムレタイコタマバチによって作られる虫こぶ(ゴール)です。葉を中央に挟んだ球形のような形をしています。色は淡い緑〜淡黄色をしています。葉の表と裏には同じように半球状に近い形のコブができますが、その両方の先端はやや平らになっています。葉の裏と表の両方にできたコブの表面には微毛が生えています。ナラハムレタイコタマフシは群れて葉に付きます。塊状になったり、列を作って発生していますが、単独でできることもあるようです。寄生された葉は縮れていることが多いようです。成虫が脱出するときは表側か裏側かのどちらかの先端から脱出していきます。新芽ができて葉が伸びていくころから形成されて、6月下旬ごろには成虫になり脱出するようです。
★ナラハタイコタマフシ タマバチ科のナラハタイコタマバチによって作られる虫こぶ(ゴール)です。葉を中央に挟んだ球形のような形をしています。色は淡い緑〜淡黄色をしています。葉の表と裏には同じように半球状に近い形のコブができますが、その両方の先端はやや平らになっています。葉の裏と表の両方にできたコブの表面には微毛が生えています。葉の表の先端部分にわずかな紅色が見えるものもあります。葉の脇に作られることが多く、成長したものでは葉を縮れさせてしまいます。4月に産み付けられた卵は葉に虫こぶを作り、虫こぶの中で育った幼虫は5月中〜下旬には成虫になって脱出口を作り出ていきます。穴が開いているナラハタイコタマフシは茶色くなっています。
コナラの葉.jpgナラハタイコタマフシ表.jpgナラハタイコタマフシ裏.jpgナラハタイコタマフシ.jpg
ナラハムレタイコタマフシです。2〜4枚目ナラハムレタイコタマフシです。1枚目、健全なコナラの葉です。葉が縮れている特徴と列になって発生していることからナラハムレタイコタマフシとしました。2枚目、葉の表側から見たところです。3枚目、葉の裏側から見たところです。4枚目は横から見たところです。まだ両方の先端はつぶれていません。ほぼ同じように葉の裏と表側に突出していることが分ります。発見した木の葉にできている状態は単独でできているものと3個で列を作って発生しているものが有りました。ナラハムレタイコタマフシができている葉は縮れていました。撮影地は神奈川県横浜市、こども自然公園。ナラハムレタイコタマフシは低い木のコナラの葉を見つけたら、思ったよりも簡単に見つけることができました。名前についているように成長すると両方の先端部がやや平らになって太鼓型になっていきます。5月も下旬になると脱出した穴が開いて茶色く変色したナラハムレタイコタマフシが目立つようになります。
ナラハタイコタマフシ1.JPGナラハタイコタマフシ横.JPGナラハタイコタマフシ葉表.JPGナラハタイコタマフシ葉裏.JPG
上4枚、ナラハタイコタマフシです。ナラハムレタイコタマフシとよく似ています。1枚の葉に数個ができているものもありますが、ナラハタイコタマフシのできているどの葉を見ても隣り合ったりくっついて発生していません。葉の脇に作られていることが多く、この特徴が写真から見て取れます。これら両種の特徴からナラハムレタイコタマフシとの違いを見つけて両種を判断していくことになります。撮影地、神奈川県横浜市、南本宿公園。このナラハタイコタマフシは4月に入ったばかりのまだ新しい葉に作られていました。
こども自然公園ではナラハタイコタマフシとナラハムレタイコタマフシを見つけています。どちらよく似ている虫こぶになります。追加と訂正を兼ねて紹介させていただきました。
posted by クラマ at 14:45| Comment(0) | 虫こぶ(ゴール) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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