★コナラ ブナ科の落葉高木。雌雄異株の雌雄異花。雌雄異花とは1本の木に雄花と雌花がついている木のことです。花は4月下旬ごろから咲きます。コナラはドングリができる木として良く知られています。樹皮は灰黒色で高さは20メートル。太さは60センチほどになります。樹皮には浅いひび割れに似た筋が見られます。日当たりのよい山地、林、公園などで普通に見ることができます。分布は北海道、本州、四国、九州。建築材、薪炭、シイタケなどのキノコの原木に利用されます。葉は互生で倒卵形。葉の長さは5〜15センチで粗い鋸歯があります。
★ナラハムレタイコタマフシ タマバチ科のナラハムレタイコタマバチによって作られる虫こぶ(ゴール)です。葉を中央に挟んだ球形のような形をしています。色は淡い緑〜淡黄色をしています。葉の表と裏には同じように半球状に近い形のコブができますが、その両方の先端はやや平らになっています。葉の裏と表の両方にできたコブの表面には微毛が生えています。ナラハムレタイコタマフシは群れて葉に付きます。塊状になったり、列を作って発生していますが、単独でできることもあるようです。寄生された葉は縮れていることが多いようです。成虫が脱出するときは表側か裏側かのどちらかの先端から脱出していきます。新芽ができて葉が伸びていくころから形成されて、6月下旬ごろには成虫になり脱出するようです。
★ナラハタイコタマフシ タマバチ科のナラハタイコタマバチによって作られる虫こぶ(ゴール)です。葉を中央に挟んだ球形のような形をしています。色は淡い緑〜淡黄色をしています。葉の表と裏には同じように半球状に近い形のコブができますが、その両方の先端はやや平らになっています。葉の裏と表の両方にできたコブの表面には微毛が生えています。葉の表の先端部分にわずかな紅色が見えるものもあります。葉の脇に作られることが多く、成長したものでは葉を縮れさせてしまいます。4月に産み付けられた卵は葉に虫こぶを作り、虫こぶの中で育った幼虫は5月中〜下旬には成虫になって脱出口を作り出ていきます。穴が開いているナラハタイコタマフシは茶色くなっています。
ナラハムレタイコタマフシです。2〜4枚目ナラハムレタイコタマフシです。1枚目、健全なコナラの葉です。葉が縮れている特徴と列になって発生していることからナラハムレタイコタマフシとしました。2枚目、葉の表側から見たところです。3枚目、葉の裏側から見たところです。4枚目は横から見たところです。まだ両方の先端はつぶれていません。ほぼ同じように葉の裏と表側に突出していることが分ります。発見した木の葉にできている状態は単独でできているものと3個で列を作って発生しているものが有りました。ナラハムレタイコタマフシができている葉は縮れていました。撮影地は神奈川県横浜市、こども自然公園。ナラハムレタイコタマフシは低い木のコナラの葉を見つけたら、思ったよりも簡単に見つけることができました。名前についているように成長すると両方の先端部がやや平らになって太鼓型になっていきます。5月も下旬になると脱出した穴が開いて茶色く変色したナラハムレタイコタマフシが目立つようになります。
上4枚、ナラハタイコタマフシです。ナラハムレタイコタマフシとよく似ています。1枚の葉に数個ができているものもありますが、ナラハタイコタマフシのできているどの葉を見ても隣り合ったりくっついて発生していません。葉の脇に作られていることが多く、この特徴が写真から見て取れます。これら両種の特徴からナラハムレタイコタマフシとの違いを見つけて両種を判断していくことになります。撮影地、神奈川県横浜市、南本宿公園。このナラハタイコタマフシは4月に入ったばかりのまだ新しい葉に作られていました。
こども自然公園ではナラハタイコタマフシとナラハムレタイコタマフシを見つけています。どちらよく似ている虫こぶになります。追加と訂正を兼ねて紹介させていただきました。

