★マツヘリカメムシ ヘリカメムシ科。体長15〜20ミリ。体幅5〜7ミリのやや大型。全体的に縦長の体に赤褐色〜褐色で光沢はありません。後脚の脛節は先端方向に広がるオール状になっています。背中に小さい白い菱形状の紋があります。この紋は固体によって不鮮明なものもいます。食性は、成虫、幼虫ともに、マツの新芽、球果(まつかさ)、種子などから汁を吸うマツの害虫になっています。マツヘリカメムシはマツ属を中心に繁殖するようです。灯火にも良く集まり、越冬のため建造物内にも入り込みます。不完全変態で成虫で越冬します。春に寄主植物の葉の付け根などに産卵し、餌をとりながら繁殖行動に入るようです。出現は3〜11月になります。分布は、東京を中心に急速に広がっているようです。マツを害する害虫です。温暖化でマツが弱くなると考えられるので、合わせてマツの被害が広がりそうですね。2008年東京で確認された外来種で、本来はアメリカ、カナダ、メキシコに生息していた種になります。外国でも繁殖地を広げているようです。
この写真の個体は3月(翌年)に同じ公園で見つけた越冬していた成虫です。多数見つけることができました。その後、松の木から幼虫は見つけられていません。高い所で生息しているのかどうかは分りませんが、1冬の越冬はできたようです。その後の繁殖があったのかどうかは、また10月頃から成虫が目につくようになるかどうかで判断しなければいけないようです。幼虫の写真も撮りたいのですがまだ機会がありません。撮影できましたら追加させていただきます。
前年(2014年)の秋には越冬個体が非常に少なく、翌年の幼虫(幼体)も確認できないままだったので、繁殖の度合いはどうなっているのかと、10月中旬頃から越冬準備のために集まるトイレの壁を探して見ると、今年(2015年)は多くのマツヘリカメムシを見つけることができました。細い枝先を使って壁から地面に置いてみると、どの個体も翅を広げて飛んで逃げて行こうとします。まだ十分に活動ができる温度のようです。昆虫たちはさらに北限をしているようで、今年はムラサキツバメの成虫を初めて見ることができました。マツヘリカメムシはもう横浜では珍しい種類ではなく、観察場所のこども自然公園では完全に定着したようです。匂いを嗅いでみることを忘れてしまったので、マツヘリカメムシのカメムシ臭を確認するためにまた出かけることにします。
マツヘリカメムシの翅の下です。翅に隠れている腹部背面です。淡いオレンジ色に黒くて太い縞模様になっています。普段は翅を広げることがないのでこの特徴を確認することはできません。1番目立つ色の部分が翅の下にあることのメリットは何なのでしょうか。推察してみると外敵から逃げる際に、この淡いオレンジ色を見せることで、1瞬のスキを作って逃げる手段なのかもしれないと思いました。撮影が夕方だったのであまり良く目立ちませんが、日中だともっと目につく配色なのかもしれません。飛翔性の強い種類であることは分かりましたが、普段はノロノロとあまり動かないようです。大型で可愛く見えてしまうカメムシです。個人的には好きな種類です。


一ヶ月前辺りから家の中にある昆虫が頻繁に出没するようになり、正体を探るべく、googleで検索していたらこちらのページに辿りつきました。
マツヘリカメムシというんですね。
私の家は一戸建ての分譲地の一角なのですが、晴れの日に近所のお宅の外壁を見ると、すぐに発見出来るほど、たくさんのマツヘリカメムシがついています。
去年の同じ季節にはまったく見られなかったのですが、、
今年に入って、大量に繁殖したのでしょうか…心配です