2019年09月05日

アルピニア(ゲットウ)。大型のショウガ科の植物です。

アルピニアにはゲットウ、ハナミョウガ、シェルジンジャーなどの呼び名があります。アルピニアはショウガ科アルピニア属(ハナミョウガ属)の植物で、1般的に総称として呼ばれています。アルピニアの仲間は熱帯アジアを中心に250種ほどがあります。日本に自生している種類にはクマタケラン(ゲットウとアオノクマタケランの雑種とされています)、アオノクマタケラン、ハナミョウガがあります。花が綺麗な種類は観賞用に利用されます。キフゲットウ(耐寒性のある園芸品種)、ゲットウ(インド原産)、黄色い斑入りのフイリゲットウ(ニューギニアのソロモン島原産。)、赤い花のアルピニア・プルプラタ(マレーシア、太平洋諸島原産)別名レッドジンジャー等があります。日本ではキフゲットウ(ゲットウからの園芸品種)が観葉植物として多く植えられています。どの種も大型なので目立ちます。植物の形はショウガ科なので、スーパー等で売られているショウガに似ています。種類が多いので耐寒性は種類によります。耐寒性の強い種類は霜や強い寒さが当たらなければ路地植えでも育ちます。アルピニアの葉は大きく、ホオノキの葉やカシワの葉の様に、防腐効果があるため食物を包むために使われます。香り付けとして葉の香りも利用されます。葉は花材としても使われています。美しい花は切り花に使われるなど利用価値が多いです。種類が多いので花の色には赤、ピンク、黄色、白などがあります。アルピニア(ゲットウ)の仲間は大変種類が多いのですが、ミョウガを大きくしたような植物体なので、この仲間であると推測することができます。大型種になると原産地では4メートル程にもなる種類もある様です。沖縄ではゲットウは野生化していて雑草としても生育しています。ゲットウは近年ではアロマ、防虫剤、化粧水など香りを利用した商品も出てきたようです。アルピニア(ゲットウ)は最近、庭や公園などで見ることが増えてきた植物です。イメージ的にショウガ科というとで、花の美しさはどうなのかなと思われるかも知れませんが、花は綺麗なので見ていて楽しくなります。これから広く知られていく植物になりそうです。
★アルピニア(ゲットウ) ショウガ科アルピニア属(ハナミョウガ属)。ゲットウの他、別名サンニン、シェルジンジャーなどの呼び名があります。常緑多年草。草丈は2〜3メートル。地下茎は横に這って成長します。地下茎から幾つかの偽茎を出します。偽茎の高さ(草丈)は2〜3メートルほどにもなる大型です。香りのよい花は唇形をしていて、白い花を咲かせます。花期は5〜6月で偽茎の先に総状花序を出します。葉は楕円状披針形で大きく長さは50〜60センチ、幅は10〜15センチで互生します。光沢のある深緑色をしています。品種等も多く出ているようですが、見た目がショウガをとても大きくしたような植物です。植物の形を覚えておくとこの種の仲間であることが分かると思います。
アルピニア(ゲットウ)1.JPGアルピニア(ゲットウ)2.JPGアルピニア(ゲットウ)3.JPGアルピニア(ゲットウ)4.JPG
アルピニア(ゲットウ)です。見かける物は1・5〜2メートル程が多いです。沖縄ではサンニンと呼ばれています。このゲットウの別名の名前の由来は、花が咲くまでに3年かかることからきているようです。この写真は道路脇の民家に植えられていたので、葉の芳香等を調べることはできませんでした。きっと良い匂いがするのでしょう。実ての通り、南国の花(植物)とすぐに思い浮かべることができる植物です。花は総状花序です。蕾の沢山付く花は穂状に垂れ下がって見えます。
・アルピニア(ゲットウ)の増やし方と育て方。室内で育てる時は、日の当たる明るい場所を選びます。耐寒性がある方なので、室内ですと寒さには問題ないようです。通例、室外で育てます。冬、5度以下では軒下や室内にいれます。南方系の植物とはいえ、強い直射日光が当たると葉が焼けてしまうことがあります。種類によっては直射日光に弱い種類もあります。乾燥にも強い性質があり、水を与えすぎると根が腐ってしまいます。冬場に室内にいれた場合は、乾燥気味にします。花が咲いた茎は枯れてくるので、鉢植えの場合は根元から切った方が綺麗に見えます。増やしたい場合は株分けや種を蒔いて増やすことができます。種の場合、発芽に1〜2か月かかる様です。鉢で育てる場合は大型になる種類なので、大きなものが良いです。耐寒性のあるキフゲットウも千葉県以西で野外で育てることができます。やはり種から育てるよりも株分けの方が簡単です。
アルピニア(ゲットウ)の仲間は利用価値が多い植物なので、育てる人が増えるのではないのかと思う植物です。花も葉も楽しめるので、これから目にする機会が増えるかも知れません。花色の違う種類や葉が斑入りの種類など、探してみると面白いと思います。
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2019年08月14日

エビガライチゴ。赤い実は食べることができる野生のキイチゴです。

エビガライチゴの特徴は、蕾が赤褐色の腺毛で覆われていて、非常にトゲトゲして見えることです。名前にエビガラと付いていますが、エビというほど長細くないので、例えると小さなガニの甲羅の方が似合っている様に思えます。棘に見える腺毛はびっしりと生えているので、蕾の沢山付いている状態では、緑の葉に対して赤褐色や赤紫色の塊になって見えます。花は白くて小さな花をひっそりと付けます。花弁は開かないので、バラ科のキイチゴの仲間では花は地味で小さく、花を楽しむには向いていないと思える花です。でも実が付くとキイチゴと分かる見た目が綺麗な立派な赤い実を沢山付けます。キイチゴとしても味は良い方です。エビガライチゴは最近では見ることが少なくなった種類になります。日本在来の野生のキイチゴですが、園芸品種の様に実を多く付けることから、最近では流通しているようです。実の付きが良く味も良い方で、見た目も美味しそうな赤い色が可愛いので、今後人気がでそうな気がします。実は他のキイチゴの実が終わった後の7月から8月に熟します。名前から想像すると美味しそうな感じは受けませんが、味は好みにもよるようですが上位に入ることは間違いありません。当方の味覚では3位になります。エビガライチゴは当方の観察エリアでは7月に熟し、めったに見ない稀な種類になっています。蕾の多さからエビガライチゴは蕾の頃だと、棘に覆われた赤褐色の塊に見えるのも特徴です。エビガライチゴを調べてみました。
★エビガライチゴ 別名ウラジロイチゴ。バラ科キイチゴ属。樹高は1〜2メートルの落葉低木。エビガライチゴの名前の由来は、蕾が赤褐色に見え腺毛に覆われたトゲトゲした容姿が、エビの殻の様に見えることから付いた名前の様です。蕾を多く付け、赤褐色や赤紫色をしたトゲトゲした様子は独特です。茎には茶褐色の鋭い棘が密生しています。枝は蔓状に伸びていきます。葉は互生で、葉は10〜20センチの3出複葉。別名のウラジロイチゴの長ある様に、葉の裏側は白く見えます。葉柄と葉の裏の葉脈には鋭い棘が生えています。葉の縁は粗い鋸歯になっています。分布は北海道、本州、四国、九州。耐寒性、耐暑性があります。低地から山地の林縁や林縁脇の荒地、草むらなどに生育しています。やや稀であまり見ることが無い種類になります。山地の林縁に多い種類です。日向を好みますが半日陰でも育ちます。花期は6〜7月で、花は5弁花で開かない(平開しません)特徴があります。花弁が短く白い小さな花なので花はあまり目立ちません。花径は10ミリ程で花弁が開かないので、花は前方に突き出たように見えます。蕚片は大きくて尖っています。花は2年目の蔓(枝)に付きます。果実は7〜8月に赤く熟します。果実は集合果で直径1・5センチ程で食べることができます。やや酸味のある味をしていて、生食やジャムにできます。最近では食用として外国で栽培されています。日本のレッドデータによると長崎県で絶滅危惧U類。東京都、千葉県、鹿児島県で準絶滅危惧種になっています。増やし方は種、挿し木、株分けができるようです。特に春に根元から出る新芽を株分けすると簡単な様です。樹が少ないので種から育てる方が好ましく思います。肥料は与えすぎると実が付かない、蔓が伸びすぎるなどの害が出るようです。化学肥料は好まないようです。
エビガライチゴ1.JPGエビガライチゴ2拡大.JPG
エビガライチゴです。蕚の外面に赤色の棘(腺毛)を密生しています。赤い実は美味しそうな赤い色をしています。エビガライチゴは実を沢山付けるキイチゴです。野生種なのに実が沢山付くので、利用価値は大きいと思います。写真のエビガライチゴは日陰にひっそりと生えていました。下、実の拡大です((同じ部分の拡大)実は枝先に付きます。尖った蕚片もめだっています。食べごろの熟した実はもっと鮮やかな赤色になります。撮影は7月4日。実のできる時期と蕾や花の特徴からエビガライチゴは見分けやすい種類になります。似た種類にはナワシロイチゴがあります。
エビガライチゴ蕾.JPGエビガライチゴ花.JPGエビガライチゴ葉裏.JPG
上、エビガライチゴの蕾。ご覧の通り、トゲトゲに見えます。蕾も沢山付いています。中、花です。白い花弁は広がらないうえに小さいので目立ちません。下、葉の裏。ひっくり返してみると白がよく目立ちます。葉脈と葉柄に棘が生えています。撮影日5月19日。エビガライチゴは特徴を覚えると分かりやすいです。実は野生の種類としては美味しいのですが、数を減らしていて稀な種類になってきています。最近では食用として種や苗が流通しているので、民家の庭などで見ることがあるかも知れません。見つけた場所が山林や林縁ではないので刈り取られないことを期待します。見つけた株は大きくありませんでした。やっと生育しているという感じでした。環境が良ければ大きく育つのに残念です。
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2019年08月01日

ヒメツルソバ、モリムラマンネングサ、ガウラ(ハクチョウソウ)、バーベナ・リギダ。道路脇などで可愛い綺麗な花を咲かせる雑草化した植物です。

道端に生えている綺麗な花をつける雑草を調べてみました。ヒメツルソバ、モリムラマンネングサ、ガウラ(ハクチョウソウ)、バーベナ・リギダの4種類です。ヒメツルソバは最近よく見るようになった道路脇などに生えている雑草で、1見して外来種と思える変わった姿の植物です。調べてみたら日本に渡来したのは明治時代と古く、観賞用として植えられていたものが、野外に逃げ出し増えていった経緯があります。花は丸く見える小さな花が球状に集まった集合花です。葉にはVの字形の模様が見えます。外来種の植物ですが完全に日本に定着して、雑草化してしまいました。都市部に多くみられる種類になっています。マンネングサの仲間のモリムラマンネングサも道路脇のアスファルトに生育しています。こちらは庭から逃げだした様に生えていることが多いです。モリムラマンネングサはベンケイソウ科の多肉植物で最近各地で見るようになってきた種類になるようです。名前が違う種類にヨコハママンネングサがありますが、モリムラマンネングサとヨコハママンネングサは同1種とする説があります。どう違うのかは良く分かりません。モリムラマンネングサは在来種とも外来種とも言われていましたが、DNAがほぼ同じ種類(メノマンネングサ)が在来種にあることから、在来種ではないのかと思っています(このことは最近になって分かったことのようです)。もしくはかなり古い時代に渡ってきた帰化植物の可能性もあります。同属のオカタイトゴメも雑草化しているようです。花壇や鉢植えから逃げ出して雑草化している園芸品種もよく見るようになってきています。 ガウラ(ハクチョウソウ)、バーベナ・リギダも見つけました。この宿根バーベナは バーベナ・リギダ、ベノーサという紫色の小さな花が集まって咲く綺麗な花です。簡単に種で増えていきます。花色も綺麗なので人気のある品種です。綺麗な花で舗装道路脇に色どりを加えてくれるのは、見ている方としては楽しいのですが、繁殖力が強く雑草化して行くことが予想されます。在来種を駆逐するようなことがないことを望みます。花の可愛い4種類の逞しい雑草、ヒメツルソバ、モリムラマンネングサ、ガウラ(ハクチョウソウ)、バーベナ・リギダを調べてみました。
★ヒメツルソバ タデ科イヌタデ属の多年草。別名カンイタドリ。ポリゴナム。カピタツム。草丈は5〜10センチ程(蔓は50センチ程)。ヒマラヤ、中国原産。日本には明治時代に観賞用として渡来しました。ヒメツルソバは花がソバの花に似ていることが名前の由来の様です。今や野生化して増えています。分布は本州(東北地方以南)、四国、九州、沖縄。人家付近、土手、空き地、道端石垣、河川の護岸壁などに生育しています。花期は4〜11月と長く、花はピンク色〜白色で直径1センチ程です。球形をしていて沢山の花が集まって咲く集合花です。真夏には花の付きが悪くなり、ほとんど咲かなくなります。葉は互生します。葉は先のとがった卵形をしていて、葉には紫色、暗紫色〜黒いV字形に見える模様があります。茎がほふくして広がっていきます。秋には葉の色が赤く紅葉します。暑さに強く日当たりを好む丈夫な種類です。関東以西では地上部が枯れても冬を超えます。株分け、挿し木、種子と繁殖は簡単で、水はけの良い土質を好みます。ヒメツルソバは観賞用やグランドカバーに使われています。非常に丈夫な植物で、場所を選ばないで茎をほふくさせて広がっていきます。地面に接した茎の節から根を出して大きなコロニーを作っていきます。種も発芽率が良く、アスファルトの隙間からも発芽して伸びていきます。ヒメツルソバは種、挿し木、株分けで簡単に増やすことが出来ます。挿し木の時期は5月が良いようです。育て方は雑草化するぐらい丈夫な性質なので、庭植えの場合は特別なことはいりません。庭植えでは肥料も与える必要がありません。鉢植えでも肥料が多いと花が咲かなくなるようです。手間がかからず花の時期が長く、秋の紅葉も楽しめる事から、庭植えにされることも多い種類になっているようです。鉢植えの場合は水はけを良くすると良いようです。
ヒメツルソバ.JPGヒメツルソバ花.JPGヒメツルソバ葉.JPGヒメツルソバ葉裏.JPG
上、ヒメツルソバです。葉も花も個性的で、見るからに外来種っぽい姿をしています。最近よく見かける種類になりました。球状に見える集合花の花は、開くとピンク色になります。その後に白い色に変わっていきます。形がシロツメクサの花にも似て見えます。小さくて丸く見えるポンポンの様な形の花は可愛いです。沢山花をつけている時期は見ごたえがあります。こぼれ種からも簡単に発芽するので、あまり土がないアスファルトの隙間にも生えているほど丈夫です。最近よく見る可愛い花を咲かせる雑草です。殺風景な道路脇を飾っています。温暖な地方では花が1年を通して咲くようです。ヒメツルソバは、今や普通に見ることが出来るほど雑草化しています。花と葉の特徴がはっきりしているので、調べやすい植物と言えます。下2枚はヒメツルソバの葉です。葉の表にはV字に見える模様があります。このV字形に見える模様が並んで見える様は実に面白いです。葉を見ていても楽しくなります。花が咲いていなくてもヒメツルソバと分かる特徴になります。1番下は葉の裏側です。裏面は赤紫色を帯びています。表と裏で見た目が違っていて面白いです。
★モリムラマンネングサ  ベンケイソウ科マンネングサ属(セダム属)。常緑性多年草の在来種。外来種の帰化植物と呼ばれていましたが、メノマンネングサとDNAがほぼ1致するそうなので、在来種なのか外来種なのか、判別がはっきりしていなかったのですが、ここでは在来種とさせていただき紹介します(メノマンネングサの変種の可能性が高いと思うことから)メノマンネングサは本州、四国、九州の岩場に自生している種類です。ヨコハママンネングサに良く似ていて、同種とする説もあります。かなりあやふやな存在の植物です。モリムラマンネングサの草丈は5〜10センチで美しい黄緑色をしています。花期は5〜7月。茎の頂部に2〜3個の黄色い花を付けます。花は5弁花で径は8ミリ程しかありません。花は小さいのですが茎が立ち上がった先に付き、鮮やかな黄色をしているので綺麗です。多湿には弱いものの耐寒性、耐暑性があり、丈夫でどんどん株が大きくなっていきます。水やりをしなくても大きな株に育っていきます。匍匐して広がっていくタイプなので、挿し木で簡単に増やすことができます。日本にも多肉植物が自生していたことに驚かれる人もいると思います。アスファルトの隙間や道路脇で見ることが多いです。モリムラマンネングサは観賞用として広く植栽されていたものが、野生化して広がっていったようです。分布は花壇等に植栽されていることから、かなりの広範囲に渡ると思いますが、現在では関東地方での雑草化が進んでいるようです。多肉植物なのですが耐寒性がある種類なので、北限はどの地域までになるのかは分かりません。多少雪にあたる程度だと復活するようです。葉の形は長楕円形〜卵形で、葉の大きさは4〜8ミリ程で光沢があります。葉には小さな突起が並んでいます。葉は3輪生で互生しますが、稀に対生するようです。大変丈夫で匍匐して広がり、葉の気緑色も美しいので観賞用やグランドカバーに利用されます。涼しげな黄緑色が美しい植物なのですが、秋も深まり温度が下がってくると葉の色が赤味を帯びてきます。この紅葉した葉の色も綺麗です。葉の色を季節で楽しむこともできる植物です。
モリムラマンネングサ.JPGモリムラマンネングサ2.JPGモリムラマンネングサ花.JPG
モリムラマンネングサです。見てすぐわかる様に多肉植物です。葉には厚みがあります。花は拡大すると可愛いです。植物体も小さいので花も小さいのですが、花を数付けているとそれなりに眼をひくものがあります。綺麗な黄緑色に黄色い鮮やかな花色が可愛いです。
・雑草化したガウラ(ハクチョウソウ)と宿根バーベナの バーベナ・リギダ、ベノーサが舗装道路脇に生えていました。ガウラ(ハクチョウソウ)は繁殖力が強くとても丈夫な種類なので、雑草化することがあります。 バーベナ・リギダ、ベノーサも種を盛んにまき散らしていました。これら繁殖力の強い園芸品種は、今後雑草として野外に進出していくのでしょう。
★ガウラ アカバナ科。別名ハクチョウソウ、ヤマモモソウ。北アメリカ原産の多年草。日本には明治時代に渡来しました。宿根草で冬には地上部が枯れますが、春にはまた芽吹きます。ハクチョウソウの別名の由来は、白い蝶が飛んでいる様に見えることからついた名前の様です。花色にピンクや赤の品種が出回る前は白花だったこともあり、白いチョウが飛んでいる様を連想させた様です。草丈は30〜150センチ。花期は5〜11月。品種が多くあり、花色には赤、ピンク、白などがあります。伸びあがった茎から花を咲かせます。4枚の開いた花弁から大きく突き出て見える長い雄しべが特徴的です。耐寒性、耐暑性があり丈夫な種類です。ガウラ(ハクチョウソウ)は花壇や鉢植え、プランターなどに植えられています。路地植えですと繁殖力が強く、広がっていきます。増やし方は簡単で、挿し木、株分けで増やすことができます。白い品種は丈夫で、こぼれた種からも発芽します。そのため庭から逃げ出して雑草化している所を見ることがあります。
ガウラ.JPGガウラ花.JPG
上、ガウラ(ハクチョウソウ)です。草丈が1メートルを超えると倒れやすくなってきます。品種により草丈の低い種類もあります。白花種は種の発芽率がよく、瞬く間に広がっていくようです。雑草化してしまう訳です。最適な開花時期ですともっとたくさんの花が付いています。アスファルトとコンクリート壁の間に生えていました。繁殖力が凄いです。下、花です。4枚の白い花弁がチョウが翅を広げた様に見えます。花の形を見ると別名のハクチョウソウの名前に頷けます。雄しべが長いことも特徴です。
★バーベナ・リギダ、ベノーサ クマツヅラ科クマツヅラ属。南アメリカ原産。原種系の宿根バーベナ。これらまとめて総称的に宿根バーベナと呼ばれることもあります。耐寒性多年草。紫色の小さな桜の花のに似た花を沢山つけます。草丈40センチ。花期は5〜10月。花期が長く花序に付いた小さな花は下部から上に向かって咲いていきます。ベノーサの花は花冠が5裂していて色は紫色です。花径は4〜7ミリ程と小さく裂片は2裂していて、サクラの花の形に似ています。品種にピンク色の花をつけるポラリス。紫色のタッチオブスタイルという種類もあるようです。園芸品種は名前を調べることが難しくて、名前が分からないものが多いため、総称的にしか分からない場合が多いです。
バーベナ・リギダ、ベノーサ1.JPGバーベナ・リギダ、ベノーサ花.JPG
上、バーベナ・リギダのベノーサです。園芸店で鉢植えが売られています。人気のある種類の様です。丈夫な性質なので野外に逃げだして雑草化したようです。アスファルトの割れ目から元気に生育しています。あたりに種をばらまいていて、僅かな割れ目に落ちれば発芽していました。雑草として生えていても、もとは園芸品種なので綺麗な花を咲かせます。下、バーベナ・リギダ、ベノーサの花です。花序は茎の上部に付き紫色の綺麗な花を咲かせます。花壇などに植えられることが多い植物なので、見たことのある方は多いと思います。バーベナの品種は多いのですが、宿根バーベナ(毎年花を咲かせるタイプ)と呼ばれる種類は原種に近く丈夫なので、他種も雑草化しているかもしれません。以前は宿根バーベナの主流がバーベナ属になっていたのですが、現在ではビジョザクラ属になっています。属名は今でもバーベナ属とされていることもあります。ちょっとややこしいです。
他にもマロウの仲間や園芸種のカタバミの仲間やスミレの仲間など、花壇や庭先で見かける花が民家脇の道端やアスファルトの隙間に生えていることもよくあります。街中では丈夫な園芸品種が逃げ出して、意外な場所で花を咲かせていることもあります。1口に雑草と言っても外来種も進出しているので、近年では雑草の種類も随分と多様化してきました。今後も外来種の渡来による雑草化は進んでいくのでしょう。個人的には、広範囲に広がって行く種類でなければ、ひどく嫌われることもないのではないのかと思います。
posted by クラマ at 15:37| Comment(0) | 自然観察・植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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