2018年07月26日

クマゼミ。現在北上中の大型のセミです。

クマゼミは日本に住んでいるセミの中では2番目に大きな体格をしているセミで、地味な色合いをした大型種のセミになります。最大種はヤエヤマクマゼミと言う種類になるようです。クマゼミの鳴き声は「シュワシュワシュワ・・・」「シャアシャアシャア・・・」「ワシワシワシ・・・」など人により違って聞こえます。1般的には上品な鳴き声に感じる人は少ないと思います。音量は大きく、群れて樹に集まり鳴いていると、やかましく感じるほどです。午前中から正午ごろまでが鳴き声のピークになります。観察地の神奈川県横浜市みなとみらいでは午前11時前にはほとんど鳴き声が聞こえなくなってきます。クマゼミの鳴く時間は気温に関係しているのでしょうか。クマゼミは樹幹の低い所にいることもあるので、ミンミンゼミ程ではないのですが、運が良いとその姿を見ることができます。セミとしては体積のある大きな体をしています。大きさ(体長)だけではなく、頭の幅と胸背の高さもある立派な体格をしています。大きくて黒っぽい体をしていることからクマゼミの名前が付いたようです。西日本では普通にいるクマゼミは関東地方ではまだ珍しい種類になると思いますが、近年のような暑い夏が続くようだと、乾燥に強い利点を生かして繁殖できる範囲を広げていくと思います。現在の北限は数は少ないものの、なんと福島県になるようです。クマゼミを調べてみました。
★クマゼミ セミ科。日本特産種の大型のセミです。体長40〜48ミリ(翅端までの長さは60〜70ミリ。)体は光沢があり黒っぽく見えます。黄白色の微毛が生えていますが、個体が古くなると微毛は脱落して、地色の黒色が目立って、より黒い体色に見えてきます。体長ではアブラゼミに近いのですが、頭部はクマゼミの方がはるかに幅があり、全体的にも幅があり大きく見えます。体積のある体つきは他のセミと違って見えます。翅は透き通っていますが、翅の基部は黒色で翅脈の基部では黄緑色をしています。腹部(尾端)よりもはるかに長い翅をもっています。雌は鋭い産卵管を持っていて、電話線などの光ファイバーケーブルが被害を受けることも多い様です。近年、北上をしている種類です。餌は成虫は樹の樹液を吸います。幼虫は地面に潜って樹の根などから樹液を吸います。クマゼミの分布の北上や生息範囲の拡大には、樹木の根にいた幼虫が植樹によって移動したことももあるようです。
出現は7〜9月。ピークは7〜8月になります。鳴き声は人によって聞こえ方は違ってくるのですが、大きな声で「シュワシュワシュワ・・・」と聞こえる鳴き声を出します。分布は本州(北限は東北地方の福島県で確認されています)、四国、九州、沖縄。温暖な地域の平地に多い南方系のセミです。主に広葉樹に発生します。見かける場所は街路樹、自然公園、樹林などに多く、神奈川県ではミンミンゼミと共にクマゼミの都市部への進出が目立ってきています。乾燥した地域や明るく開けた場所も好みます。温暖化や高温に強い種類になっています。クマゼミは枯れ木に産卵する習性があります。幼虫の期間は4〜5年のようです。越冬は卵と幼虫で越冬します。
クマゼミと言うと、昔は大変珍しい種類でしたが、現在は普通にいるセミになりました。神奈川県では多い地域と少ない地域があります。神奈川県海老名市では30年ほど前から鳴き声は聞こえていました。飛翔力が強いともいわれていますが、どの程度の距離を飛ぶのか(移動距離)は分かっていません。クマゼミが繁殖地から飛んできたことによるようです。神奈川県でも温暖な地域(三浦半島や大磯、湘南のような海沿い)でないと繁殖はできなかったようです。最近ではクマゼミの抜け殻が見つかった地域(藤沢市、横浜市、横須賀市、茅ヶ崎市、平塚市、大和市など)は広いようです。
クマゼミ1.JPGクマゼミ2.JPG
クマゼミです。上、横幅がありガッチリとした体格をしたセミです。撮影地は神奈川県横浜市みなとみらいです。今年はアブラゼミが少なく、鳴き声からするとクマゼミが数を増やしています。クマゼミ、ミンミンゼミが増えて、アブラゼミが少なくなったと思います。アブラゼミも乾燥に強い種類なのですが、クマゼミの繁殖力が勝っているのでしょうか。セミは鳴き声を手掛かりに探すと見つけやすいので、クマゼミの場合、午前中、10時頃までが見つけやすい時間帯になります。しかも午前中だと樹の低い場所にとまっていることもあります。鳴き声は午前中はクマゼミ、午後からはアブラゼミが多く鳴きだします。以前、午後に来た時にはクマゼミの声は聞こえなかったので(たまたまかも知れませんが)このようにたくさんのクマゼミがいることに気が付きませんでした。ミンミンゼミも午前中は樹の低い場所にいるので見つけやすいです。下、クマゼミを横位置にして少し拡大した写真です。翅は基部側の黄緑色が綺麗です。黒い迫力のある体色もカッコ良いのですが、まだ新しい微毛の生えている成虫も魅力的です。アブラゼミやミンミンゼミと違い、クマゼミの頭部には横幅があります。他のセミとは体格も違うのですが、この頭の形が特徴になっています。
セミは女性には嫌われがちな昆虫になりますが、夏の風物詩としてのセミの鳴き声も悪くはないと思います。色々な種類のセミの鳴き声を探すことも面白いと思います。
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2017年09月26日

ヒグラシ。早朝と夕方に鳴くセミです。

ヒグラシの出現は早く、ニイニイゼミが鳴く少し前に鳴き声を聞くことができます。もうセミが鳴き始めたのかと、セミの出現時期を知らせてくれる存在です。姿を消すのも遅く、まだセミが鳴いているのか。と思うこともあります。しかしこのヒグラシは少し変わっていて、とのセミが日中に世話しなく鳴いている時には大人しく木にとまって、暗くなるのを待っています。日が暮れかかって暗さが増してくると、どこからか寂しげにも聞こえる独特な鳴き声が聞こえだしてきます。1匹鳴きだすとあちらこちらから聞こえだしてきます。ヒグラシは開けた空き地や街路樹にはいません。スギやヒノキのある薄暗い林や林縁に多く生息していて、人目につきにくいセミになります。そのため姿を見つけにくい種類と言うことができます。鳴き声は有名ですが、姿はあまり知られていない昆虫です。独特の鳴き声は「カナカナカナ・・・」と連続的に鳴く鳴き方で、声量のある澄んだ響きを持っています。この鳴き方も人によって聞こえ方が変わって聞こえるようです。複雑な鳴き方ではないのに不思議な現象です。複雑な鳴き方とフレーズを持っているツクツクボウシも人により鳴き声の表現が違っています。鳴き声を発する昆虫の中でもセミという昆虫程、鳴き方の印象や聞こえ方が人によって違うという昆虫は珍しいと思います。元気で騒がしいツクツクボウシともの静かな響きを奏でるヒグラシ。どちらも面白いセミと言えます。ヒグラシは他のセミの鳴き声の音量が凄いので、昼間の競合を避けて早朝と夕方に鳴くようにしたのかもしれません。ヒグラシは目立たないセミなので、その姿を良く知らないとツクツクボウシと区別がつきにくいかも知れません。胸背の斑紋は目立たなく、色も地味な方がツクツクボウシで、ヒグラシの方が明るい茶色や赤褐色に見えます。ヒグラシには個体変異が出ることが知られてい、色彩が違うものがいることが知られています。淡い色合いが多い傾向のあるヒグラシにも、体色に黒い色が強くでる個体もあります。セミの仲間は胸背の斑紋(模様)の違いが種類を見分ける方法になります。胸背の斑紋の特徴を覚えておくと区別がしやすくなります。ヒグラシを調べてみました。
★ヒグラシ セミ科。全長(翅端までの長さ)は40〜50ミリで中型のセミです。体長は雄28〜38ミリ。雌21〜25ミリ。雌雄の区別は腹部を見ると分かります。雄の腹部は長さがあり大きく見えます。この大きな腹部は空洞になっています。ヒグラシの発生は早く、初夏(早いと6月に鳴き声を聞くことができます)から鳴き始めますが9月初め頃にも鳴き声を聞くことができます。セミの鳴き声もヒグラシの鳴き声を夏の終わりに聞くと、夏の厚さも和らぎ、秋に向かってゆくのだなと思わせてくれます。ヒグラシの鳴く時間は夜明けと夕方になります。日中の暑い時間には鳴いていません。薄暗い杉林の傍などに多くいるため、ヒグラシの姿を見る機会は他のセミよりも見つける確率が減ってしまいます。夕方に鳴き声を頼りに探しても、姿が良く見えないこともあり、ヒグラシの姿を知っている人は少なく成ると思います。ヒグラシの鳴き声は「寂しく聞こえる」と言う人が多いと思います。姿より「カナカナカナ…」と特徴のある鳴き方で良く知られているセミです。ヒグラシの体の特徴は、体色は淡い茶色に緑色と黒が混ざった配色で、淡く明るい色合いに見えることです。といっても体色には茶色多く見える個体や緑色が多く見えるなどの個大差があります。ツクツクボウシにも似ているのですが、明らかにヒグラシの方が明るい色彩に見えます。胸背には赤褐色の斑紋があります。翅は透明で綺麗です。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄(北海道や沖縄諸島では数が少なくなります)ヒグラシは南方系のセミですが、北海道にも生息しています。ヒグラシは温暖化で北上しているようです。平地から低山地のスギ林、ヒノキ林などスギやヒノキのある林縁に多く生息していて、緑の多い自然が豊富な公園だと都市近郊の公園でも声を聞くことができます。成虫は樹の汁、針葉樹を好む傾向があります。幼虫は地中にいて植物の根から汁を吸います。ヒグラシの卵は年内に孵化するので、孵化した幼虫は地中に移動して幼虫で越冬します。
ヒグラシ胸背部拡大.JPGツクツクボウシB胸背(比較).JPG
上、ヒグラシの胸背部の拡大です。ヒグラシの色彩には個体変異があります。胸背の斑紋の様子はヒグラシと比べると違って見えます。下、ツクツクボウシの胸背部の拡大です。近くで見ると斑紋(模様)の違いが分かります。胸背の模様などを覚えておくと、似たような色の似た種類の個体がいても見分け安くなると思います。
posted by クラマ at 14:29| Comment(0) | 昆虫・セミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月23日

ミンミンゼミとツクツクボウシ。夏を代表する鳴き声が個性的なセミです。

ミンミンゼミもツクツクボウシも鳴き方に特徴があって、実に面白いセミです。ミンミンゼミは名前の通りに「ミーン、ミーン」と大きな音量で鳴きます。大型のセミで色も綺麗です。ミンミンゼミを観察していると個体により体色が違っていることが分かります。緑色が強いもの、水色が強いもの、黒い色が強いもの、黒化型などがいます。稀に黒色がほとんど見えないミカド型とかミカドミンミンと呼ばれるミンミンゼミも現れることが知られています。ミンミンゼミには綺麗な青や緑をベースにした複雑な斑紋が胸背部に見えています。翅は透明で美しく、体に対して大きな翅をもっています。都市化が進む中、都市部の街路樹にも多く発生しているセミです。ツクツクボウシは小型〜中型で長細く見える体形をしたセミです。小さくても鳴き声の音量はかなりのもので「オーシイツクツク、オーシイツクツク…」と変わった鳴き方をします。特に「オーシイツクツク、オーシイツクツク…」の後に聞こえる鳴き方は、人によって違って聞こえるようです。人により鳴き声の表現が非常に異なっているのです。ツクツクボウシのように音の幅や鳴き方が大きく変化する昆虫はいないと思います。警戒心が強く、人が近づくと逃げ出すことが多いセミなので、大胆なミンミンゼミよりも見る機会は減ると思います。ミンミンゼミは街路樹などで見つける時は、人間の背の高さ位にいることも多く、慌てて逃げ出すことも少ないセミです。特に午前中は木の低い所で見ることが多いです。ツクツクボウシの配色は、関東地方では若干、ヒグラシに似て見えます。はっきりとした色彩を持たないセミで、決して綺麗なセミとは言えないくすんだ緑色をして見えます。先にふれたように、ツクツクボウシは変わった鳴き声を楽しめるセミです。セミと言うとセミの抜け殻の方が見る機会が多いと思います。セミは地中にいる幼虫が羽化のために地上に出てきて、幼虫の背中の正中部分にできる裂けめから脱出して(脱皮)成虫になります。ニイニイゼミは泥まみれの抜け殻をしていますが、他のセミの場合、多くは綺麗な抜け殻をしています。セミの幼虫の形はどれも似たものが多いのですが、ツクツクボウシの幼虫は小さくて細長いことと、抜け殻の色が淡い肌色に見えるのですぐに分かります。ミンミンゼミの幼虫の抜け殻は、クマゼミ、アブラゼミ、ヒグラシの幼虫の抜け殻と似ています。種の違いは触角にでるので、触角の部分を見比べると判別することができます。ミンミンゼミの幼虫の特徴は、触角が先端に向けて徐々に細くなっていくように見えることです(当ブログ内でセミの幼虫の見分け方を紹介しています)この特徴を覚えておくと、ミンミンゼミの幼虫やミンミンゼミの抜け殻を特定することができます。暑苦しいと感じる人がいるかもしれませんが、セミの鳴き声を聞くと夏を感じることができます。個人的には、セミの鳴き声としてはミンミンゼミの鳴き声が夏らしくて1番好きです。次がツクツクボウシの鳴き声です。滑稽に聞こえる鳴き声には個体によって上手下手があって、なかなか面白いセミです。これには鳴き方の複雑さの要素もあるように思います。また全力を振り絞って鳴いているように聞こえる必死さも笑えます。必死に相手を見つけていることには間違いないのですが、思わず「突っ込み」を入れてみたくなってしまいます。当方は耳に残るツクツクボウシの鳴き声を聞かないと、夏も終わらないと思える存在のセミになっています。セミは男性の場合、あまり気にしないことが多い昆虫なのですが、女性の場合、嫌いな昆虫の上位に挙げられるようです。男女で好き嫌いの分かれる昆虫も珍しいと思います。夏を代表する昆虫と言えるミンミンゼミとツクツクボウシを調べてみました。
★ミンミンゼミ セミ科。雄雌ともに翅を含めた全長は57〜63ミリ程。体長は雄35〜37ミリ。雌33〜35ミリ。ミンミンゼミの特徴は翅が非常に長く体形は丸味のある寸詰まりに見えます。翅の色は透明です。胸背部には黒い地色に水色や緑色に見える模様(斑紋)があります。体色に黒い色がほとんどない体色をしたミンミンゼミをミカド型やミカドミンミンと呼ぶようです。稀に出る珍しいミンミンゼミと言えます。水色や緑色の濃い個体はとても綺麗です。黒色が強い個体や黒化型などがいて色彩には個体変異が多いです。ミカド型と通常型の中間型もいます。寒い地域のミンミンゼミでは黒色が強く出るようです。当方は、ミンミンゼミの色によるタイプの線引きが良く分かりません。しかし、この個体差により斑紋や色彩がばらけることがミンミンゼミの魅力だと思っています。出現は7〜9月。分布は北海道、本州、四国、九州。北海道での発生は局所的になるようです。北限は北海道の屈斜路湖の近辺になるようです。関東地方では平地から低山地まで広く生息していて数も多く普通に見ることができます。東京都、神奈川県では都市部に進出して来ていて、都市部の街路樹でも見つけることができます。関東以南になると山地に多くなる種類になるようです。昼行性で日中の暑い時間は樹の上の方にいることが多いです。成虫は主に広葉樹の樹の汁、幼虫は土中に似て植物の根から汁を吸います。越冬は初年は卵で越冬します。その後は幼虫で土中で越冬します。
ミンミンゼミ1.JPGミンミンゼミ2中間型.JPGミンミンゼミ3中間型.JPGミンミンゼミ4通常型.JPGミンミンゼミ5通常型.JPG
1枚目、ミンミンゼミの全体の形が分かる写真です。この個体は淡い黒地に緑色の個体です。2、3枚目(同1個体)、上の個体に似た配色ですが、さらに黒い色が弱く薄くなっています。ミカド型と通常型の中間型のミンミンゼミで良いようです。通常の黒色に見える部分の色が薄く、わずかにぼかした墨のような黒い色は見えるのですが、斑紋は黒と言うよりは淡い茶色に見えます。色彩が羽化して間もないミンミンゼミにも似て見える個体です。黒い部分が少ない中間型の個体です。4枚目、通常型で黒地と水色が見える個体です。神奈川県の当方観察エリアで1番多く目にする配色です。5枚目、通常型で黒地と青色(濃い水色)が見える個体です。ミンミンゼミの色彩には変異があって実に面白いです。ミンミンゼミは大きく分けてミカド型、緑色型、通常型、黒化型に分けられるようです。黒い色を欠いたミカド型のミンミンゼミ(ミカドミンミンン)も見て見たいのですが、ミカド型が出る地域には偏りがあって、地域的な変異の要素があると言えます。普通このタイプはめったに出現することがありません。ミカド型は暑い地域で出る確率が高くなるようです。さらに、これらの中間のタイプもいるので、色彩の違いを観察すると面白いです。
★ツクツクボウシ セミ科。雄雌ともに翅を含めた全長は40〜47ミリ程。体長は26〜33ミリ程。雌の腹部先端には産卵管が突き出て見えます。体色は淡い緑色やくすんだ緑色に見え、黒色の斑紋があります。ツクツクボウシは小型から中型のセミで、鳴き声に大きな特徴があるセミです。単調な鳴き方をする昆虫が多い中で、鳴き方が変わっていく不思議なフレーズを持っていて、とても昆虫とは思えないその複雑な鳴き方には驚かされます。人によって聞こえ方が変わるという不思議な鳴き方で、その鳴き方には1定の音楽的要素が備わっていることに驚かざるを得ません(めちゃくちゃに鳴いているわけではないのです)。ツクツクボウシは細い体つきをしていて、色彩にはほとんど変異がなく汚れた緑色をして見えます。翅は透明で腹部は黒く見えます。出現は7〜10月。夏の終わりごろに個体数が増えてきます。分布は北海道、本州、四国、九州。平地から低山地まで広く生息していて数も多く普通に見ることができます。北海道ではかなり個体数が少ないようです。札幌市では確認されているようですが、ツクツクボウシは関東から南に多い南方系のセミなので、北海道では珍しいセミになるようです。午前中よりも午後から活発に鳴き始めます。樹の高い所にいることが多く、地味な体色をしているので見つけにくいセミです。警戒心が強く臆病な性格で、低い所にいても人が近づくと飛んで逃げ出すことが多いです。成虫は主に広葉樹の樹の汁、幼虫は地中に生息していて植物の根から汁を吸います。幼虫の抜け殻には大きさにバラケがあって、小さなサイズから比較的に大きく見えるものまで見つけることができます。越冬は初年は卵で越冬します。その後は幼虫で土中で越冬します。ツクツクボウシはヒグラシやハルゼミに似ています。ツクツクボウシの幼虫には、セミ類から発生する冬虫夏草のツクツクボウシタケが寄生しやすいです。
ツクツクボウシ雄B1.JPGツクツクボウシ雄B2.JPGツクツクボウシ2.JPG
ツクツクボウシです。地味で目立たない色彩をしています。上2枚は別個体で写真を横位置にして比較して見ました。若干の斑紋等の違いは見受けられるものの、ツクツクボウシの場合は、ほぼ同じに見えます。下、胸背の部分の拡大です。ご覧の通り特徴のない地味な配色になっています。
posted by クラマ at 14:00| Comment(0) | 昆虫・セミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする