★ヤマトキゴケ キゴケ科の樹状地衣類。岩上生で岩の上や石の上に生育する日本特産の種類になります。分布は関東以西、四国、九州、沖縄。やや青味のかかった明るい灰色の高さ1〜3センチほどの樹状をしています。分枝も多い物から少ないもの、擬枝柄から分枝(枝分かれ)した刺枝(小枝)も円筒形やサンゴ状など色々な形の物があるようです。その形などから変種として分けられるようです。この種としては32種類あるようです。擬枝の片側では棘枝は少ないです。擬枝柄の頂端にできる子器の盤は赤褐色〜黒色をしており、子器の分類はレキデア型(果托がないもの)で共生藻のない炭化した黒色の果殻で取り囲まれているものになります(子器の盤と同じ色)。見た目と違い柔らかそうに見えますが、かなり固い手触りになります。ヤマトキゴケは低地帯に普通に見られる普通種になります。
ヤマトキゴケです。観察していると立ち上がっていくタイプとすぐに寝てしまうタイプがあるようです。また1番下の写真の物は子器を頂端に複数付けています。立ち上がるタイプのものは小さいうちから立ち上がっています。撮影場所、神奈川県横浜市、こども自然公園。
寝て見えるタイプです。1番上の写真の物は疑枝が長いものです。短くて先端が横に広がってしまうタイプのものもありました。2枚目、手で腹側を伸ばして見てたところです。3枚目、同じタイプのものを横から撮影したものです。4枚目、子器の付いていないものです。枝分かれがすごいです。このタイプのもの立ち上がらないですぐに寝てしまっています。これも手で上に伸ばして撮影しました。寝てしまうタイプのものは反対側(腹側)の刺枝がとても少ないです。ヤマトキゴケの仲間のユビキゴケというものがこれに近いのかと思いました。これは正確な分類が分からないので個人的な感想にすぎません。撮影場所、神奈川県大和市。
ユビキゴケを調べてみると、刺枝の色は灰白色。形は指状〜円柱状。先端は稀に分岐して先端は白くなるそうです。また先端は小球の集合体でブドウ状になるそうです。子器はレキデア型。特徴は子柄の大部分は皮層を欠くそうです。正確な判断は分かりにくいことには間違いありません。

