★ヒメジョウゴゴケ ハナゴケ科の子嚢地衣類。分布は本州、四国、九州。普通に見ることができる普通種になります。平地から低山地の地上、岩上に生育しています。人家付近の日当たりのよい石垣や交通量の多くない道路脇の石垣などでも見ることができる普通種になります。地衣体は鱗片状で長さ1〜5ミリで幅は1〜2ミリの円形に近い形をしています。縁は丸みのある鋸歯状になっています。ラッパのような形(漏斗型)の子柄は単体で直立します。高さは0・5〜20ミリ。直径2〜6ミリのラッパのように見える盃形をしています。その基部は幅がせまくつぼまっていて基部の直径は1ミリ程です。子器は盃縁に付きレキデア型になります。
ヒメジョウゴゴケです。この2枚はすぐ近くに生えていたものです。上、岩の上から発生しています。下はコケの上に生えていたものです。ラッパ状のものが石から生えたように見えます。全く地衣類には不思議なものが多いです。
別の場所で撮影したものです。上の写真の個体群とは色合いが少し違って見えます。この2枚の写真のヒメジョウゴゴケは岩上から発生していました。
発生の初期の段階のものです。この状態からラッパのような形の子柄を伸ばしていきます。これから葉体も広がっていきます。この状態を見るとコケのようにも見えるし、形が他の植物のようにも見えます。これは道路沿いの民家の石垣の石の表面から発生していました。この写真はまた別の場所で撮影したものです。
上は名前が分からない不明種です。細長い漏斗状の子柄がやたらと長く立ち上がっています。石の表面に生えていました。ハナゴケ科の仲間ではあると思います。
小さくて目立たないヒメジョウゴゴケもこのように拡大して見ると不思議で面白い形をしていることが分ります。地衣類は面白いです。

