★ヌルデ(白膠木) 別名フシノキ。ウルシ科の落葉小高木。雌雄異株で高さは5〜10メートル。日光を必要とする木なので他の木に負けてほとんど2〜4メートルまでの内に枯れてしまいます。これは周りに大きな木が生育するまでの期間と言い換えることができます。分布は北海道、本州、四国、九州。山林、雑木林の林縁や道端に生育しています。葉は互生。小葉の間の葉軸には翼がついています。春に出る新しい葉(新葉)は赤味を帯びています。ウルシ科の植物ですが、かぶれにくい(かぶれないとされる)木になります。小葉の多い長細い葉が特徴です。秋には赤く紅葉して綺麗です。ヌルデの葉にできるゴールには何種類かあるようです。
★ヌルデハイボケフシ ヌルデフシダニが作るゴール。葉の1面に蕁麻疹ができたようにイボイボが発生します。このいイボイボの間隔があいている葉もありますが、すぐに葉の上に何かができていることが分かるぐらいに目立ちます。この葉の表面にできている沢山のイボの形は、球形、いびつな球形、丸みのある突起状になっています。色は緑色、淡緑色、赤味を帯びた緑色などになります。表面にはよく見ると毛が生えています。大きさは直径1・5〜2ミリ。高さは1〜1・5ミリと小さいイボ状になります。6〜7月に多く見られます。裏面は凹んでいて白い毛が密生しています。
1枚目、ヌルデの葉です。1面にヌルデハイボケフシができています。2枚目、葉の表。3枚目、葉の裏です。8月に入ってもヌルデの葉には沢山出来ています。
★キブシ 別名マメフジ、マメブシ、キフジ。キブシ科の落葉低木〜小高木。高さ2〜5メートル。分布は北海道西南部、本州、四国、九州。雑木林の林縁、林道脇、道端などに生育しています。葉は6〜12センチの長楕円形から卵形で互生。葉柄は時に赤色を帯びます。形はたの植物に例えるとサクラの葉に似ています。花はブドウの房状で木から垂れ下がって咲きます。長さは4〜10センチで雌雄異株。花は黄色で雄花は淡黄色、雌花は緑色をおびています。開花期は3〜4月で秋に蕾をつけて翌秋に結実します。実は7〜10月に見られます。実はブドウのように房状になります。
★キブシハコブケフシ フシダニが作ります。葉の表のコブにはツヤがあり裏面は凹んでいて、白い柔毛が密生しています。キブシハコブケフシは葉の葉脈に沿って作られます。大きさは直径5〜8ミリ。高さは2〜3ミリのつやのあるコブになります。
1枚目、キブシの花です。木に沢山の垂れ下がった花を咲かせます。風情のある淡い黄色い花です。2枚目、葉の葉脈に沿って作られています。葉には株によって形の違いが出てきます。3枚目、表の拡大です。4枚目、裏側です。これは3枚目の写真とは別のものです。裏が分かりやすい写真を使いました。
★モチノキ 別名ホンモチ。名前の由来はモチノキの樹皮からトリモチを作ったことから来ています。モチノキ科の常緑高木で高さは10〜20メートル。温暖な地域に生育する木になります。半日陰でも育ち乾燥や潮風に藻強い性質があります。分布は本州(宮城県、山形県以南)四国、九州、沖縄。公園、庭、神社などに植えられています。雌雄異株。樹皮は滑らかで灰白色をしていて皮目があります。皮目とは樹皮にあって気孔に変わって呼吸を行う組織のことです。本年枝が青いことが特徴です。葉は革質で楕円形、先端は尖ります。葉の長さは4〜7センチ。花期は4月。枝の先の方の葉の脇に小さな花をまとまって沢山つけます。果実は10〜12月に赤くなります。
★モチノキハクボミフシ タイワントガリキジラミがが作るゴール。モチノキハクボミフシは成長するとゴールの周辺の葉の色が紫褐色に変色します。タイワントガリキジラミの体長は2・5〜3ミリで幼虫で越冬して3月に熟成します。出現は3〜5月になります。分布は本州、四国、九州、沖縄。光沢のある黒い体に腹部に明瞭な白い線が2本あることが特徴になるキジラミになります。
1枚目、モチノキの葉です。2枚目、モチノキハクボミフシです。ツヤがあって綺麗です。3枚目、裏側です。ゴール周囲が変色しています。ゴールを探して見ると種類も多く面白い観察ができます。

