2020年05月20日

ジョロウグモ、ナガコガネグモ。似ていますが科が違うクモです。

ジョロウグモ(ジョロウグモ科)とナガコガネグモ(コガネグモ科)の紹介です。両種は似ているクモになります。ジョロウグモ(女郎蜘蛛)はクモの中でも有名なクモになると思います。大きさ、黄色と黒を基調にした体色の派手さは凄いです。人家近くに多いこともあり知らない人は少なく、クモをイメージすると思い浮かぶ種類の1つになることは間違いないと思います。黄色と黒を配したクモでは、このジョロウグモとコガネグモが有名です。毒グモにはなっていないものの、この種の雌は大型なので、噛む力が強いので、むやみに捕まえようとすると噛まれる恐れがあり、痛いい目を見る可能性が高いです。安易に素手で捕獲することは避けた方が良いと思います。クモが嫌いな方ですとそれまでなのですが、クモにあまり抵抗がない場合、綺麗な配色に思われる方も多いと思います。大型で個体数も多い種類なので、興味があったら探してみるのも面白いと思います。ジョロウグモは特に人家付近に多い種類なので、簡単に見つけられると思います。ジョロウグモの名前の由来は昔の遊郭の女郎さんが派手な姿をしていたことと、このクモの配色が派手なイメージを掛け合わせたことからの様です。夏から見かける大きな体格のジョロウグモは雌なことからも、うまいネーミングだと思います。雌の腹部下面は赤い色が入っていて、毒々しく見えることもあります。巣が樹の枝等に張られている場合、反対側から覗くことで確認することができます。上面と下面で大きく配色が違っている事にも驚かれるかも知れません。見た感じではナガコガネグモの方が女性的に見えてしまいます。1般的にはジョロウグモ、コガネグモ、ナガコガネグモをまとめてジョロウグモと呼んでいることも多いようです。ジョロウグモとコガネグモ、ナガコガネグモは似ていますが、見慣れると配色が違うので、判別は容易になります。ナガコガネグモはコガネグモよりも細い体つきをしていることで判別が容易です。ナガコガネグモはジョロウグモよりも野原や河原、林縁に多く生息している種類になります。ナガコガネグモの特徴として、巣に触れたり危険を感じると体を激しく動かして、円盤状の巣を大きく揺らしますが、ジョロウグモの場合は巣を揺らすことはありません。似て見える両種ですが、上記を踏まえると判別することができます。個人的にどちらも好きなクモです。最近では自然の少なくなった当方の近所ではコガネグモ、ナガコガネグモは見つけにくくなってしまいました。お気に入りのジョロウグモ、ナガコガネグモを調べてみました。
★ジョロウグモ  ジョロウグモ科。ジョロウグモは個体数の多い普通種で、知っている方も多い種類のクモになります。体長は雌は20〜30ミリ。雄は6〜10ミリ程。分布は本州、四国、九州、沖縄。人家付近、雑木林、林縁、公園など広範囲に生息しています。ジョロウグモの場合、十分に成長した大きな雌の腹部には赤い色が目立ちます。腹部が大きく赤い色が見える方が雌で、雄とは大きさが違うので判別は簡単です。大きな体と黒と黄色い色が目立つ派手な姿をしています。個体数も多く見つけやすいクモの種類になります。クモの巣は大きく50センチを超えることもあります。クモの巣は広い円盤状に広がった馬蹄形をしています。大型の網なので、セミやトンボ、オオスズメバチですら網にかかってしまうこともあります。メインの巣の前後にも簡単な網が張ってある3重構造であることから、大型の昆虫も捕獲しやすい仕組みになっているのだと思います。派手な体色で毒がある様に見えますが、普通のクモです。クモには網にかかった獲物(他の昆虫)を殺すための毒があるのですが、ジョロウグモの毒性は弱いので、見た目と違って毒グモにはなっていません。ジョロウグモは体の大きくなった9月〜12月に良く目立ってきます。秋に成熟することから、遅くまで見られるクモになります。越冬は卵で越冬します。
ジョロウグモ.JPGジョロウグモ頭部.JPG
ジョロウグモです。大変迫力のある色と大きさをしています。大きな腹部の目立つ個体は雌のジョロウグモです。この写真の雌はまだ腹部が太くありません。下(別個体)は頭胸部を拡大して見ました。クモ類としては、多くの紹介がいらない位に有名なクモだと思います。
★ナガコガネグモ コガネグモ科。ナガコガネグモは普通種で、比較的によく見られる種類のクモになります。体長は雌20〜25ミリ。雄8〜12ミリ程。名前の通りにコガネグモに似ていますがコガネグモよりも長細い体をしています。腹部は細かい黄色と黒の縞模様になっています。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。水田、河原、野原、林縁などにいる種類で山林には少ない種類になります。ナガコガネグモは酢の中央にいて、危険を感じると巣を激しく揺さぶります。円盤状(円網)に張られたクモの巣には白いジグザグが見えることが良くあります。このジグザグ模様がナガコガネグモの巣の特徴にもなっています。このジグザグ模様は個体によって作る模様が違うようです。個性的で面白いですね。網にかかった獲物はクモの糸でぐるぐる巻きにされてしまいます。ナガコガネグモは体の大きくなった8月〜11月に良く目立ってきます。越冬は秋に産み付けられた卵嚢内で孵化した子グモの状態で、そのまま卵嚢の中で越冬します。
ナガコガネグモ.JPGナガコガネグモ2.JPG
ナガコガネグモです。上は強い風に飛ばされてマンションい入り込んで個体です。撮影しやすくて助かりました。下は葉の上にいたものです。巣にいても葉にいても同じような姿勢をとっていました。ナガコガネグモは幼体ですと全身が白っぽく見えます。
コガネグモも写真が撮れたら追加したいと思っています。

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2018年07月27日

アオオビハエトリ、アリグモ、ヤサアリグモ、シラゲハエトリ、マミジロハエトリ、メスジロハエトリ、チャスジハエトリ、ヨダンハエトリ、デーニッツハエトリグモ。ハエトリグモ科のクモ、9種類を見つけました。

ハエトリグモの呼び名はハエトリグモ科の総称になっています。ハエトリグモの仲間は徘徊性でチョロチョロと葉の上などを動き回って餌となる獲物(他の昆虫)を探します。顔の形も見ていると可愛く思えてくる愛嬌を感じるクモです。ハエトリグモは小型のハエ類などを主食にしていますが、自分の体よりも大きなガを捕らえていることもあります。狩の腕前は良いようです。狩の方法は、歩き回り獲物に飛びかかるという奇襲作戦です。英語名はジャンピング・スパイダーと呼ばれているように、獲物にジャンプして飛びかかります。身体能力が高く、種類によって自分の体長の6〜20倍程もジャンプすることができます。中には40〜50倍の距離を飛ぶことができる種類もいるようです。襲われる方としては、予測不可能な状態ではないのでしょうか。クモは昆虫と違い8本の足があることで知られています。ハエトリグモは8本の脚と8個の眼を持っています。特に前列にある2個の眼(主眼)は発達していて大きいことが特徴になっています。この8個の眼でかなりの範囲を見ているのです。ハエトリグモの顔を正面から見ると、2個の大きな主眼が可愛く見えて、この科のクモの特徴にもなっています。ハエトリグモの驚異的なジャンプもこの科のクモの特徴で、助走なしで跳ぶことができる脚力の強さが自慢です。ハエトリグモの仲間は小型種が多く形も似通っているものが多いので、特徴を覚えておくと、このクモはハエトリグモの仲間だろうと推測することができます。当方の観察エリアではネコハエトリが多いのですが、ネコハエトリ以外の野外で見つけたハエトリグモ科の9種類を紹介します。ハエトリグモ科のネコハエトリは当ブログ「ネコハエトリ、ネコハグモ。葉の上にいる小さなクモです。」で紹介しています。興味がありましたらネコハエトリもご覧ください。
・アリグモは良く見ないとアリに見える擬態をしたハエトリグモ科のクモです。特に雌のアリグモ類はアリと良く似ているので見間違えている方もいるかもしれません。アリグモは名前の通り、アリに良く似た姿をしたハエトリグモ科のクモです。幼体だと種類等、他のアリグモの仲間と見分けが付けられません。アリグモの仲間はハエトリグモ科のクモなのでピョンと跳びます。アリは跳ばないので、アリだと思っていても驚くとピョンと跳ぶ特徴から、アリではなくアリグモの仲間だとすぐに分かります。アリグモがアリの擬態をするメリットは、アリを餌とする昆虫が少ないことによるようです。肉食昆虫からすると蟻酸を含んでいる種類のアリは美味しくない食材になるようです。他の昆虫に襲われにくいアリに擬態して難を逃れることが目的のようです。
★アリグモ ハエトリグモ科アリグモ属。普通種。体長は雄が5〜6ミリ、雌が7〜9ミリ。雄には立派な上顎があり、雌では腹部が大きくなります。雌のアリグモはアリにそっくりに見えます。アリの種類のクロオオアリに擬態していると言われています。体色には黒、黒褐色、赤茶色、赤褐色など個体差があるようです。雌の腹部背面にある白い帯の形にも個体差があります。同じハエトリグモ科でもアリグモ属に属する様に、ハエトリグモの中にあっては長細く見える姿がハエトリグモらしくないことが特徴です。アリグモはアリに似ていますが、獲物は主に他の小型の昆虫になります。アリを好んで捕食するからアリグモと言うことではないようです。アリと良く似た姿に擬態しているクモと言う方が適切だと思います。このアリグモは見れば見るほどアリに似ています。第1脚を前に突き出していると6本脚に見えてしまいます。8本脚をアリと同じように6本脚に見える工夫もしているのです。アリグモは大型のクロオオアリや腹部の大きな翅のないハアリ(羽蟻)に似ています。この細長い体形のために、ハエトリグモとしてはジャンプすることが苦手になります。飛びかかって襲うよりも、近づいて襲うという方法で狩りをします。体は細長くても、アリグモを正面から見ると他のハエトリグモに似た顔つきをしています。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。公園、照葉樹などの林縁、庭などの人家付近にいます。アリグモは総称的に使われる呼び名で、アリグモ、ヤサアリグモ、タイリクアリグモ、クワガタアリグモ、ヤガタアリグモなどがいます。巣は繁殖行動の中で作られます。葉に小さな天幕状の簡素な巣を作ります。アリグモは成体、亜成体で越冬します。
アリグモ雄と巣.JPGアリグモ雌.JPG
アリグモです。上、雄の上顎はアンバランスに見える位に大きく立派です。その大きさは頭胸部と同じ位に見えるので、雌とは上顎の大きさですぐに雌雄を区別することができます。この雄は簡単な網を張った巣の中にいました。下、雌のアリグモです。腹部が大きく上顎は小さいです。
★ヤサアリグモ ハエトリグモ科アリグモ属。普通種。体長は雄が4〜5ミリ、雌が5〜6ミリ。雄には立派な上顎があり、雌の方が腹部が大きくなります。雌のヤサアリグモはアリにそっくりに見えます。アリグモと良く似ていますが、ヤサアリグモの方がスリムな形をしていて光沢があります。最も見比べて見ないと、ヤサアリグモの細い体の感じは伝わらないと思います。体色には変異があり、成体では赤味が出てくるヤサアリグモでも、どちらかなと思うような個体もいます。分布は本州、四国、九州。公園、林縁、庭など人家付近にいます。公園のササの葉で見かけることが多いです。越冬は成体、亜成体で越冬します。ヤアアリグモの腹部は細く、ややくびれていることで良く似ているアリグモと見分けがつきます。ヤサアリグモの幼体の雄は黒色と赤褐色の2色の配色になっていて、胸部と腹部前方が赤褐色に見えます。
アリグモ雄1ヤサアリグモ.JPGアリグモ雄2ヤサアリグモ.JPGアリグモ雌ヤサアリグモ.JPG
上、ヤサアリグモです。上の2枚は雄。雄の上顎は太くて立派です。アンバランスなほど大きくて、とても丈夫で強そうな顎をしています。顎までいれると10ミリ近い大きさになります。この特徴から雄はすぐに分かります。雌のヤサアリグモはアリグモよりも細いので、ヤサアリグモの方がよりアリに良く似て見えます。ヤサアリグモの腹部はくびれて見え、体つきもひと回り小さく見えます。見慣れてくると両種の判別はしやすくなってきます。下は雌のヤサアリグモです。ヤサアリグモの特徴は腹部が細くくびれています。
アリグモの仲間はどれも良く似ています。アリグモと良く似た種類にタイリクアリグモとヤガタアリグモがいます。見分けるポイントの1つは体色で、成体のタイリクアリグモとヤガタアリグモは赤っぽい体色をしています。タイリクアリグモの頭部、触角は赤味を帯びていますが、ヤガタアリグモは黒い色をしています。幼体の場合では色や姿が良く似ていて、外見での判別は難しいようです。雄の大顎はとても立派で迫力があります。もっと大きな体をしていたら飼育して見たくなります。アリグモは徘徊性のクモですが、繁殖活動として巣も作ります。アリグモの巣は植物の葉に作られます。網で囲まれた小さな巣です。 
・アリを捕らえるアオオビハエトリはアリに擬態していると言われています。アリグモと1般的なハエトリグモの中間的な姿をしています。
★アオオビハエトリ ハエトリグモ科。普通種。雄は4〜6ミリ。雌は5〜7ミリ程。見た目はアリグモと1般的なハエトリグモの中間のような姿をしています。頭部と腹部にはわずかな金属光沢があり、体には短毛が密生していて、腹部には白と黒の帯状の縞模様があります。黒い地色に青色や緑色を帯びて見える綺麗なハエトリグモです。体色には個体差があります。光によって光沢と色が若干違って見えます。アリグモの様にアリに擬態していると思われますが、アリグモのような完璧な擬態には見えません。第1脚を持ち上げてアリの様に3本の脚に見える姿をしています。持ち上げた第1脚はアリの触角に似せているということです。アオオビハエトリは地上性でアリなどを求めて移動する徘徊性のクモです。雌雄の見分けは、普通のクモと同じく雌の場合は腹部が大きくなります。雌の場合、腹部背面の白い部分が目立ちます。雄は腹部が細く第1脚には飾毛があります。アオオビハエトリは餌として小型の昆虫を捕らえますが、アリを獲物とすることが多いことが知られています。アリには怖い存在で、アリの天敵と言っても良いクモです。アオオビハエトリのアリを狩る方法は慎重で、他のハエトリグモと違い1撃でしとめるということはありません。幾度かに分けて襲い掛かり、弱るのを待ってしとめます。出現は5〜8月。分布は本州、四国、九州。平地に多い種類で、人家付近、庭、公園などに生息しています。時に人家に侵入して家屋内で見ることもあります。人里に多い種類なので、柵や壁などでも良く見かける種類です。越冬は成体で越冬します。樹皮の裏などに作った天幕状の白い巣の中で越冬します。
アオオビハエトリ雄1.JPGアオオビハエトリ雌・脚欠損.JPGアオオビハエトリ雌B2アリ捕食.JPG
上、アオオビハエトリです。上は雄、下2枚が雌です。2枚目の雄は脚が欠損しています。下の雌はアリを捕らえて食べています。アオオビハエトリは歩脚にも青や青紫のグラデーションが見えて綺麗です。カメラを向けると逃げ出してしまいます。普段から落ち着きのない活発なクモです。大型種だったらクモの悪いイメージから離れて人気が出たかもしれないと思います。地味な配色をしているにも関わらづ綺麗で魅力的なクモです。青味の強い個体や青緑色の強い個体を見つけると見とれてしまいます。光によっても見える色が違ってくるので、見た目の色が写真で表せないことが多く、撮影が苦手な種類になっています。 
・以下はハエトリグモらしく見えるハエトリグモの仲間の紹介です。沢山の種類がいて似たものも多く、名前を見つけるのは難しくなってきます。
★シラヒゲハエトリ ハエトリグモ科。普通種。体長は雄は6〜9ミリ。雌は8〜10ミリ。黒と白い毛に全身が覆われていて、眼の下から腹部にかけて白い条線(白帯)が入っています。全身に白い短毛が多く白っぽく見えるクモです。見た目で名前をシラゲハエトリと言い間違ってしまいそうです。歩脚は太く短く、体格もがっしりとして見えます。雌雄は体色がほぼ同じで良く似ていますが、雌は腹部が大きく両脇には黒い条線が目立って見えます。出現は5〜9月。分布は本州、四国、九州、沖縄。シラヒゲハエトリは人家付近に多く生息していて、人家、神社、公園内の建物などの壁や塀など人工物に良くいます。野外では石垣や樹の樹幹などにいて、日の当たる場所を好むようです。餌は住み家とする壁や塀、樹幹を徘徊して昆虫を捕らえる徘徊性のクモです。シラヒゲハエトリは成長が遅く、雌では3年目に成体になるようです。そのことから越冬は幼体、亜成体、成体で越冬することになります。つまり雌は寿命が3年もある長生きのクモになります。幼体は茶褐色をしていて成体になると白っぽいクモに見えてきます。幼体でも白っぽく見える短毛がはえている個体もいるので、幼体では個体差があるようです。シラヒゲハエトリは人家の外壁に多くいるのですが、家屋内にはあまり入ってくることはないようです。身近にいてもあまり知られていない理由になるようです。
シラヒゲハエトリ雌1.JPGシラヒゲハエトリ雌2.JPGシラヒゲハエトリ3.JPG
上、シラヒゲハエトリの雌です。成体になると体の白色の短毛が良く目立ってきて、白いクモに見えてきます。保護色になって白っぽい外壁や壁にいると気が付かないかも知れません。雄の腹部は雌よりも小さく、腹部の両脇には黒い帯がありません。下は雌の亜成体のようです。体もひと回り小さく、まだ白い毛もあまり目立っていません。
★マミジロハエトリ ハエトリグモ科。体長は雄が6〜7ミリ。雌は7〜8ミリの小型になります。出現が5〜10月。分布は北海道、本州、四国、九州。低地に多く、公園や草原などの背丈の低い草や樹の葉の上にいます。雄の頭胸部は黒く、頭部前縁には白いライン(白帯)が見えます。この特徴からマミジロハエトリの名前が付いた様です。このネーミングは眉白(マユジロ)がマミジロになったと推測できます。丁度、目の上に白いラインがあって眉が白く見える面白い顔をしたハエトリグモです。触手は先端が丸くて色は白く見えます。腹部背面は灰色〜黄土色に見えます。雌は頭胸部後縁に白っぽい毛(灰白色の毛)が環状に見えます。この毛は白っぽく見えないものがいて目立たない個体もいます。腹部背面は灰白色に見え、細い黒い線が入っているように見えます。徘徊性のクモで、小型の昆虫を餌にします。色彩に個体変異が多い種類なので、雌だとネコハエトリの雌などと似た個体もいます。雌には腹部後端に1対の黒斑がある。マミジロハエトリの幼体は雄も雌と同じ柄になるので、良く似たネコハエトリと区別が難しくなります。決め手は腹部後端にある1対の黒斑になります。ネコハエトリも色彩や斑紋に個体変異が多く、マミジロハエトリの腹部後端の黒斑も薄い個体もいるので、良く見比べないと分からないことがあります。雌の場合は頭胸部後端の冠状の毛帯と合わせて確認することが必要です。
マミジロハエトリ雄.JPG
上、マミジロハエトリの成体の雄は個性的で分かりやすいです。均整の取れたかっこよい姿をしています。マミジロハエトリの雄は成体になると間違いにくいクモになります。
★メスジロハエトリ ハエトリグモ科。体長は雄7〜9ミリ。雌8〜10ミリ。雄と雌で違う色をしたハエトリグモです。出現は4〜11月。分布は本州、四国、九州。頭部中央と顔面付近には白い毛が生えています。雄の胸背部は黒い色をしていて、腹背は黒く太い縦条に見えます。その両脇は黄色く見えます。 雌と幼体は白地にゴマダラ模様の可愛いハエトリグモです。雌の成体は白くて美しい色をしています。この特徴がメスジロハエトリの名前の由来になっているようです。成体になるまでは雄と雌は同じ体色をしているので、雌雄の判別は難しいです。白い色の雌と幼体は可愛くて美しく見えます。雌と幼体の場合、他種との判別は容易になります。中木の枝や葉、低木の枝や葉やなど低い場所を徘徊する徘徊性のクモです。餌は他の昆虫を捕らえます。越冬は幼体で越冬します。生息している木などを見つけないと、中々見つけられないので、個体数は少ない方の種類になるのかと思います。
メスジロハエトリ.JPG
メスジロハエトリの雌です。雌は全体的に白く見える何とも言えない綺麗な白色をしています。白い地色に小さな褐色の斑紋があり、斑模様になっています。個体数が多くない種類なのか、当方が見つけることが下手なのか、なかなか見つけることができないでいます。
★チャスジハエトリ ハエトリグモ科。体長は雄は7〜11ミリ。雌は10〜12ミリ。ハエトリグモとしては大型になります。出現は5〜8月。分布は、本州、四国、九州、沖縄。関東地方以南に多い種類になります。人家や人家付近、公園のトイレなどに住んでいることが多いようです。西日本では家の中に侵入して来ることで有名なハエトリグモになっているようです。クモが嫌いな人には不快害虫の何物でもありませんが、家の中にいて小型のハエやダニ、ゴキブリの幼体、カ、チョウバエなどを捕らえてくれる利点もあります。チャスジハエトリの雄では頭胸部と腹部に1対の太い帯状の黒い縦条が明瞭に見えることが特徴的で、中央には白い縦筋が入っていて良く目立ちます。とても存在感のあるアエトリグモです。雌は地味な色合いで、雄の様に白い部分は目立ちません。全体的には淡い褐色に見えます。徘徊性のクモで小型の昆虫を捕らえます。越冬は主に幼体、亜成体で越冬するようです。似た種類にはミスジハエトリがいます。ミスジハエトリは小型になります。またミスジハエトリの雄では頭部(目の上)に赤橙色に見える部分があります。雌のミスジハエトリはチャスジハエトリの雌よりも色が薄く明るく見えます。
チャスジハエトリ雄.JPG
チャスジハエトリの雄です。自然公園のトイレの壁にいました。当方に関してはあまり見ることが無い種類になっていて、家の中では見たこともありません。
★ヨダンハエトリ ハエトリグモ科。普通種。体長は雄が7〜9ミリ。雌8〜10ミリ。出現は5〜7月。分布は北海道、本州、四国、九州。雑木林、林縁の草や落ち葉の上にいます。林のある公園などにも居ます。胸部は黒い色で、腹部には4本の赤橙色の横帯が目立つ、派手な配色のハエトリグモです。名前の由来は腹部に赤橙色の横帯が4本(4段)見えることからついたようです。雄の触肢には白い色の帯が見えますが、雄の触肢の白い帯(白帯)には、白帯のある地域とない地域のヨダンハエトリがいるそうなので、地域変異と思われます。神奈川県にいるヨダンハエトリには白い帯があります。徘徊性のクモで他の昆虫を捕らえます。越冬は亜成体で行います。雄と雌の違いは、雄の方が派手な配色をしていて、雄のヨダンハエトリの触肢には白い帯があり、頭部先端には鮮やかな赤橙色の帯(眉毛の様に見える帯)が見えます。雄の腹部は細くなっています。雌のヨダンハエトリの触肢には白い毛(白帯)が無く、腹部が太く赤橙色の4本の帯が太い帯に見える方が雌になります。雌の頭部には赤橙色の帯はありません。
ヨダンハエトリ.JPG
ヨダンハエトリです。とても美しい柄をしています。接写のためカメラを近づけると、ちょこまかと逃げ出します。もっと接近して撮影したくなる美しい配色をしたハエトリグモです。当方に関しては、なかなか見つけらない種類になっています。
★デーニッツハエトリグモ ハエトリグモ科。普通種。日本に来たドイツ人医師が命名したハエトリグモです。どおりで覚えにくい名前になっている分けです。体長は雄6〜7ミリ。雌8〜9ミリ。出現は3〜11月。分布は北海道、本州、四国、九州。低地〜山地の林縁、公園の植え込みなどの草の上や低木の葉の上にいます。徘徊性で他の昆虫を捕らえ餌にします。頭胸部背面に黒斑があるハエトリグモで。雌の腹部には茶褐色や赤褐色の1対の切れ込み模様の縦条紋があります。腹部の大きなハエトリグモです。雄の腹部の斑紋は不明瞭な個体も多く、地味な茶褐色をして見えます。斑紋の形や色彩に若干の個体差があります。越冬は幼体、成体で越冬します。雄のデーニッツハエトリグモによく似た種類には、雄のウススジハエトリがいます。ネコハエトリにも似て見えますがサイズはデーニッツハエトリグモの方が大きく見えます。 
デーニッツハエトリ.JPG 
上、雌のデーニッツハエトリグモ 。ツツジの葉の上でムシヒキアブを捕獲しました。普通は小型の昆虫を捕らえるのですが、自分よりも大きな昆虫を良く捕らえたものです。ただ驚くばかりです。
ハエトリグモはクモの仲間の中では1番愛嬌がある種類だと思います。個人的にハエトリグモの仲間は見ていて飽きないので好きです。苦手意識にとらわれないで観察すると面白いと思います。
posted by クラマ at 17:18| Comment(2) | 蜘蛛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月06日

カバキコマチグモ、ヤマトコマチグモ。葉にチマキ状の巣を作る猛毒グモです。

カバキコマチグモは日本1毒性の強い毒を持つ生物(毒グモ)です。日本1ということで、当然、よく知られている毒蛇のハブ、マムシ、ヤマカガシよリも毒性は強く、死者も多く出している昆虫、スズメバチの毒よりも強いのです。ただ幸いにもカバキコマチグモの体が小さいことで、注入される毒の量が少ないことから、今のところ死者は出していません。ただ、現在日本国内でも確認されている外来種の毒グモ、セアカゴケグモでは海外で死亡例があることから、毒性がはるかに強いカバキコマチグモの危険性が無い訳ではありません。毒グモというと、報道などにより有名になってしまったため、カバキコマチグモよりもセアカゴケグモの方が危険視されてしまったようです。ヤマトコマチグモもカバキコマチグモと同じフクログモ科のクモで、やはり同じ毒グモになります。どちらもよく似たクモになります。ササやアシ、ススキなどの葉を編んでチマキ状やおにぎり型に糸で貼り付けて作る巣はとても可愛いものです。特にササの葉に作られた巣は、形もよく、チマキや3角おにぎりのように見える形をしていて、とても作った製作者がクモだとは思えない程の出来栄えです。この可愛らしい葉でできた巣を子供が興味から開いてしまって、うっかり噛まれでもしたら大変です。中から出て来るのは危険な毒グモです。子供には野外の危険昆虫として教えてあげることをお勧めします。カバキコマチグモ、ヤマトコマチグモの葉で作る巣には数種類があって、用途により形状が変わります。食べ物を包む形(チマキ状)の巣は、産卵用の産室で、中には母グモと卵が入っています。外敵から卵を守るために葉は糸でしっかりと閉じられています。カバキコマチグモの場合、卵から孵化した子グモは、この葉でできた産室の中で母グモを最初の餌(獲物)として食べてしまいます。11回目の脱皮後に母グモを食べてしまうのです。本能的に母グモが生きたまま自分を餌として与える行動には、すさまじい自然の生存競争の厳しさを感じずにはいられません。密閉された空間の中で確実に飢えることが無い様にと、効率よく子グモに餌を与えることができる訳です。この方法は究極の餌の与え方になりますが、生きながら食べられると思うと恐ろしくなります。産卵のため雄を食べてしまうカマキリの行動も種の存続のためなのですが、これらの方法には昆虫の話とはいえ、背筋が寒くなります。
このチマキ状、おにぎり形の巣の中に閉じこもったカバキコマチグモは卵を守ろうとする習性から、特に凶暴になり好戦的になっています。カバキコマチグモ、ヤマトコマチグモの両種では、明らかにカバキコマチグモの方が好戦的でした。撮影のため地面に置いた時に通りかかったアリに素早く飛びかかり噛み殺しました。やはり普段は大人しいクモでも卵を守るために好戦的になるようです。この時の実験から、綺麗に葉でできた巣を開いて、母グモがその場に残るようにしても、同じ葉で巣を修復していませんでした。巣の作りはヤマトコマチグモの方が上手で、ほとんど差はないものの仕上がりも綺麗で巣の形も若干良く見えました。
カバキコマチグモの毒性は先に触れたように、ハブや毒性がマムシより強いヤマカガシよりも上で、日本の在来種では日本1の猛毒を持っていることになります。ヘビを例にとると、世界1の毒蛇はインランドタイパンという毒ヘビになりますが、カバキコマチグモの毒はこのインランドタイパンの5倍もあるそうです。意外かもしれませんが、毒性から言ったら、カバキコマチグモの毒の強さは世界猛毒生物の中で6位に入っています。堂々の世界ランキング6位です。このような危険な奴があまり知れれていない存在で日本にいたことになります。カバキコマチグモの毒成分はカテコールアミン、セロトニン、ヒスタミンなどで、セロトニンは痛みを感じる毒成分になります。そのため噛まれると激しい痛みを感じてしまいます。噛まれた場合、腫れは2日程で治まるものの、痛みやしびれに至っては2週間程続くようです。人により症状が悪化する場合があり、頭痛、発熱、嘔吐、ショック状態を起こす場合があります。注入される毒の量が少ないことで、今のところ死んだ人はまだいません。他の昆虫の動きを止めて餌とするため、毒の種類は神経毒になります。
毒の強さは半数致死量(LD50)で表されますが、カバキコマチグモの毒性の強さは0・005mg/kgになります。毒グモの比較でいうとセアカゴケグモの毒性は0・88mg/kgになります。健康な人がセアカゴケグモに噛まれても生命の危険は通例ないレベルですが、免疫力の落ちている方や幼児では危険となる可能性も有るかもしれません。体質によりショック症状を起こすことが最も危険になります。セアカゴケグモはヒメグモ科のごく身近にいる種類になります。1995年に日本で発見された原産地がオーストラリアの外来種になります。セアカゴケグモの分布は現在では北海道〜沖縄まで広がったようです。プランター、排水溝の溝、側溝、コンクリートブロックの穴など人工物に生息するクモで、しかし普通は捕まえようとしない限り攻撃を仕掛けてくることはありません。クモも人間を恐れているのです。
カバキコマチグモとヤマトコマチグモを調べてみました。
正確な両種の判別には交接器の確認が必要になりますが、ここでは見た目と特徴からカバキコマチグモ、ヤマトコマチグモとして紹介させていただきます。
★ヤマトコマチグモ フクログモ科。神経毒を持つ毒グモ。夜行性の徘徊性のクモ 。夜葉の上などで他の昆虫を捕らえます。体長は雄、8〜9ミリ。雌、10〜14ミリ。ヤマトコマチグモには大きさと色合いなどに若干の変異があるそうです。第1脚が第4脚よりも長くなっています。腹背部には縦状斑はありません。頭部の先と牙は黒色。頭胸部は赤褐色。脚の色は黄色っぽく白い短毛が生えています。腹部は黄褐色。カバキコマチグモとよく似ています。出現は年1回で6〜9月に現れます。越冬は幼体で越冬します 。北海道、本州、四国、九州、沖縄。水辺のススキ、チガヤ、ヨシ、アシ原などを好んで生息しています。ススキ、チガヤ、ヨシ、アシなどの葉を編んで巣を作ります。巣の形態は休憩用、産室用などがあります。ヤマトコマチグモの葉で作られる産室の巣は綺麗な作りで、チマキ状(チマキ型)、3角おにぎり型をしています。張り合わせも綺麗にしっかりと作られています。このチマキ型や3角おにぎり型に見える葉でできた巣は産卵用の産室で、中に親グモ(雌)が入っています。この産室の中で産卵された卵は、この中で孵化します。カバキコマチグモと違って、子グモが親グモを食べることはありません。母グモは子グモの成長を最後まで見守るそうです。カバキコマチグモとよく似ていて、正確な判別には交接器を確認しないといけないのですが、ヤマトコマチグモにも毒があるので、交接器の確認は難しくなります。
ヤマトコマチグモ巣2.JPGヤマトコマチグモ巣1.JPGヤマトコマチグモ巣3.JPG
上、ヤマトコマチグモのノ巣です。角度を変えて写してある同じ巣です。上手にできています。材料はササの葉です。アシやヨシ、ススキなどが材料だともう少し長細くできているように見えます。1番下は葉をはがして中を開けさせてもらった所です。張り合わせ部分が繊細な作りであることが分かります。
ヤマトコマチグモ1.JPGヤマトコマチグモ2.JPG
ヤマトコマチグモです。上の巣の写真と同じ個体の雌です。上が横から見た様子です。脚は黄色みがあり、脚の毛は白い短毛が生えていて、脚の色が黄色っぽく見えています。葉を開けた巣の中には卵はありませんでした。産卵前の大きな腹部が目立つ雌のヤマトコマチグモです。
★カバキコマチグモ 別名クチグロ。フクログモ科の毒グモ。毒性は神経毒。オレンジ色っぽい体色(淡い黄褐色)をしていることからカバキイロ(茶色お帯びた黄色)をしたクモということで、体の色がカバキコマチグモの名前の由来になったようです。夜行性の徘徊性の普通種のクモ。夜に葉の上などで他の昆虫を捕らえます。カバキとはカバキイロの色が名前の由来になっています。カバキコマチグモは日本1の毒グモです。世界の猛毒生物のランキングで世界で6位に入っている毒グモです。毒の強さでは世界1の毒ヘビのインランドタイパンの5倍の毒を持っている強者です。毒の強さは半数致死量(LD50)で表すと、カバキコマチグモの毒性の強さは0・005mg/kgになります。毒成分はカテコールアミン、セロトニン、ヒスタミンなどになります。噛まれても幸いなことに体が小さいことから、注入される毒の量が少ないことで、今まで死に至る事故は起こっていません。体長は雄、9〜13ミリ。雌、10〜15ミリ。雄は黄色味の強い細い体をしています。別名のクチグロとは、牙の部分が黒いことからついた呼び名です。頭部の先と牙は黒色。脚には黒い短毛が密生していて先が黒くなっています。第1脚が第4脚よりも長くなっています。腹部には縦状斑があります。分布は北海道、本州、四国、九州。出現は年1回で6〜9月に発生します。平地から山地の草原、河原、水田、林縁などに生息しています。カバキコマチグモの特徴にススキ、ササなどの葉を糸で紡いでチマキ状(チマキ型)、3角おむすび型の巣を作ることが知られています。ススキ原に多く生息しているクモになります。この形状の巣は産卵用の巣になり、他に脱皮用など用途により違った形の巣を作ることが知られています。夏(6月頃から)卵を産み始めます。卵の数は100個前後で産み付けられた卵は10日程で孵化します。。葉で囲まれた巣の中には母グモがいて、1回目の脱皮のあと、母グモは子グモに生きたまま食べられてしまいます。数時間から半日以内で食べられてしまうようです。普段は大人しいクモのようですが、産室に閉じこもって卵を守っている時は攻撃性が強くなってきます。クモであっても母性が強いようです。葉でできた可愛い巣を見つけて、興味から開けてしまうことが多い時期に噛まれる事故が多いようです。カバキコマチグモは幼体期は葉でできた巣の中で過ごします。カバキコマチグモの越冬は幼体で越冬します。
観察していると、カバキコマチグモやヤマトコマチグモの巣はある程度の範囲でまとまって見つかる傾向にあります。もちろん、生育範囲が重なる場合もあります。探していて気が付くことに、巣の有る場所には探すとその周りに(近くに)も巣が見つかるということです。巣の作られていない場所には無いという感じで、葉を折りたたんだ巣が作られています。幼体の生育に必要な湿度や風通しなど巣を作る条件や適した環境があるのかも知れません。クモの幼体は巣を破壊されると生きていけないと推測できるので、やたらに巣を破壊して調べることができないのですが、ススキの葉で細長く巻かれて作られた巣も見つけたことから、さらに別の種類のフクログモ科のクモかもしれません。中のクモの種類も確認して見る必要が有ると思いました。
カバキコマチグモ2.JPGカバキコマチグモ1.JPGカバキコマチグモ脚の短毛.JPG
上、カバキコマチグモです。第1脚が第4脚よりもはるかに長いことが、コマチグモ属の特徴になっています。1番下、脚の部分をちょこっと拡大して見ました。脚には黒い短毛が生えています。脚先が黒くなっていることも特徴になっています。この3枚は同1個体です。巣を壊すと卵と1緒に巣の中にいたものです。産卵を終えた後なので、腹部は細くなっています。葉の中には白い卵が嚢胞に包まれて産み付けられていました。
この手のコマチグモ科のクモには毒が有るので要注意です。形と色を覚えておいて損はないと思います。噛まれないに越したことはありません。両種はよく似ているので、正確な判別には交接器の確認が必要になりますが確認していません。判別は見た目と特徴から、判断させていただきました。間違っていてもご容赦ください。撮影地は神奈川県横浜市、こども自然公園。
posted by クラマ at 17:16| Comment(0) | 蜘蛛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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