2016年02月15日

クイナ。珍しい水辺の野鳥を見つけました。

神奈川県横浜市、こども自然公園で珍しい野鳥のクイナを見つけました。クイナと名前が付く鳥には、有名ない沖縄に住んでいるヤンバルクイナがいます。クイナはツイル目クイナ属の総称になっていますが、それとは別にクイナという名前がついている鳥になります。クイナを漢字で書くと「水鶏」「秧鶏」と書かれます。漢字だとさっぱり読めない名前になってしまいます。クイナは全国的に絶滅している県や準絶滅種、絶滅危惧T類、絶滅危惧U類に多くの県が含まれています。クイナは絶滅しやすい環境に住んでいる適応力の弱い野鳥のようです。性格は大変臆病なうえ、半夜行性ということもあり、人目に付く確率がとても少なくなります。体格は鳩より少し小さいくらいで、ウズラに似た体形をしています。日中は草や藪の中に隠れています。私も初めて見た鳥なのでクイナは知りませんでした。調べてみて珍しい水辺の野鳥であることがわかりました。クイナを見つけた場所の池の脇の湿地は、工事により完全に掘り返されてしまいました。再び見に行くも、その姿を見つけることができませんでした。新しい生息場所を見つけていることを願うばかりです。クイナは繁殖地として北海道〜本州北部でヒナを育てます。クイナ属のヒナは真っ黒い色をしていることが特徴のようです。おそらく夜行性の鳥なのでヒナが黒い色をしているのでしょう。近年、関東での繁殖も確認されているいるようなので、この横浜の公園でも真っ黒いヒナを見ることができたら良いなと思っています。似た鳥にウズラクイナという鳥もいます。クイナはウズラに似た体形をしている可愛い野鳥です。この公園にはコジュケイもいるので、コジュケイと見間違えることもあるかと思いますが、今後は水辺に似た体形の鳥を見つけたら確認してみようと思っています。コジュケイは普通は単独行動はしていないので、数羽が1緒に列をなして動いていることが多いので、やや遠くからでもこの特徴を知っているとこの2種の違いが行動からわかると思います。クイナの絶滅している県に千葉県があります。準絶滅危惧種には、北海道、岩手県、栃木県、福井県、三重県、愛知県、静岡県、兵庫県、鳥取県、和歌山県、広島県、徳島県、香川県、宮崎県。絶滅危惧T類には東京都、高知県。絶滅危惧U類には、青森県、神奈川県、埼玉県、富山県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、岡山県、島根県、長崎県。以上は日本のレッドデータブックで調べました。臆病で人前に姿を現さないというだけでなく、個体数の少ない野鳥であることが上記からもわかります。クイナを調べてみました。
★クイナ ツル目クイナ科クイナ属。漢字で書くと「水鶏」「秧鶏」1般に言うクイナはツイル目クイナ属の総称にもなっています。日本の古典文学に登場する「くひな」「水鶏」は別属のヒクイナを指すことが多いようで、違う鳥になってしまうようです。大きさは鳩より1回り小さく見えウズラに似た体形をしています。体長は29センチ。上面は褐色、暗黄褐色。羽軸に沿って黒い斑紋があるため縦縞のように見えます。顔から胸部にかけては青灰色、青みを帯びた褐色に見え、胸と脇は白と黒の横縞に見えます。光彩は赤、嘴は長く、褐色をしていますが基部は赤い色をしています。下嘴は赤い色をしています。繁殖期には嘴が赤くなるようです。脚は淡紅色をしています。繁殖は北海道〜本州中部以北(近年では関東での繁殖も確認されています)クイナ属のヒナは黒い色をしていることが特徴になるようです。冬季は本州中部以南に南下して越冬します。東北地方以北で夏鳥、本州中部以南では冬鳥として訪れます。「水溪」と漢字で書かれるように湖沼、湿原、水田や水辺の近くを住処にして生息しています。半夜行性で昼間は茂みや草の中に隠れて休んでいます。臆病な性格をしているので、人がいたり危険を感じると草の中や茂みに隠れてしまいます。雑食性でなんでも餌として食べてしまうようで、昆虫類、クモ類、甲殻類、魚類、両生類、軟体動物、植物の茎や種などを食べます。クイナは活動から見ても人目に付きにくい野鳥なうえ、千葉県では絶滅種になっているほど個体数が少ないことからも、目にする機会の少ない野鳥になっています。
クイナ1.JPGクイナ2.JPG
クイナです。珍しい鳥と言えます。単独で盛んに餌を探していました。工事のため掘り返されていないわずかに残った湿地の端っこで餌を探していました。草の脇の茂みの中に、逃げ込んでは出てくることを繰り返して餌を探していました。警戒心の強い野鳥です。現在、すっかり掘り返されて姿を見ることができなくなってしまいました。また後日、草の茂みの残っている場所を探しに行く予定です。隠れることができる草がある水辺に逃げているかもしれません。コジュケイにも似て見えますね。下、わかりにくいのですが、脚が淡い紅色になっていることが見えます。嘴に見える赤色が特徴的です。機会があれが(繁殖するようなことがあれば)黒いヒナ鳥を見てみたいです。撮影地、神奈川県横浜市、こども自然公園。2月7日。コンパクトデジカメでの夕方の撮影のうえ、距離があることから鮮明ではありませんがご容赦ください。
posted by クラマ at 13:31| Comment(0) | 自然観察、野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月14日

ガビチョウ。美しい鳴き声を持つ外来種の鳥です。

ガビチョウ(画眉鳥)は特定外来生物に指定されている鳥です。ガビチョウの呼び名は中国の名前「画眉鳥」からきているそうで、この鳥の特徴である目の周りの白く見える部分(目の周りを囲んでいる白い輪)が名前の由来になっているそうです。とても鳴き声が美しい鳥で、本来は飼われていたものが逃げ出したもの(かごぬけや)、飼い主が野に放ったもの、ペットショップなどの売れ残りの対策からの放鳥などにより野生化したと考えられています。1980年頃から野生化したようです。現在では関東地方から生息域を広げているようです。藪の中や茂った木の中で泣いていることが多く、姿はあまり見せない種類になります。鳴き声が美しいことから、鳴き声を観賞するために日本に来たようです。ガビチョウは複雑な美しい声で鳴くことで知られています。鳴き声の幅が広く澄んで美しい声をしていることから、七色の鳴き声を持つ鳥ともいわれています。ガビチョウの声量は非常に大きいので、遠くからでも鳴き声を楽しむことができます。野外で聞いていて、ちょうどよいと思える音量です。数年前から美しい声を聴かせてもらっていますが、鳴き声を聞けても姿を見ることは難しい鳥になっています。だいたい同じ時間と場所にとどまることがあるので、居場所が分かったら夕刻に姿を見せる時があるので、ヤマを張っていると見ることができる可能性があります。日中は警戒していても夕刻にやってくる場所が見つかれば、その姿を見るこはできます。つがいでいることが多く、非繁殖期は群れで行動しています。私の観察スポットの神奈川県横浜市こども自然公園では、3年前から定着している鳥になります。全身が茶褐色で尾が黒く、目の周りが白く後方にも白い帯が伸びています。体の茶色もなかなか綺麗に見えます。先にも触れましたが、特徴的な鳴き方は複雑ですが、何ともいえなない綺麗な鳴き声をしています。鳴き真似も上手で他の鳥の鳴き声も真似します。真似をされたら分からないかも知れませんね。ガビチョウは藪の中や葉の茂った樹の枝にいることが多いので、なかなかうまく撮影できなかったのですが、何とか撮影することができました。いつものコンパクトデジカメなので、写り具合はご勘弁ください。野鳥の撮影には、これがコンパクトデジカメでの限界(これ以上近づけません)のようです。ガビチョウを調べてみました。
★ガビチョウ(画眉鳥) チメドリ科。全長23〜25センチ。特定外来種に指定されている外来種になります。原産は中国南部、台湾、ベトナム北部、ラオス北東部。日本に留鳥として繁殖しています。1980年頃から自然界に逃げ出し関東地方を中心に分布を拡大中です。山陰、九州北部でも繁殖しています。地上菜食性のため雪の積もる時期の長い地域では生息できないようです。平野部、低木林、竹林などに生息していて、特に人家近くの里山に多いようです。藪の中で繁殖して、あまり姿を見せない種類になります。餌は地上で昆虫や果実を食べます。目の周りの白い紋が特徴です。全身は茶褐色で尾は黒く美しい声で鳴きます。鳴き声は大きいので良く聞こえます。ガビチョウは他の鳥の鳴き声もまねることがあるそうです。野外で聞いて丁度良い音量なので、籠で飼っていて声を楽しむには音量が大きすぎると思います。飼われなくなった理由が分かるような気がしてしまいます。この鳥はペアでいることが多く、非繁殖期には群れで行動しています。5〜6羽で行動している所を見ています。大きな群れは作らないようです。繁殖期は4〜7月になります。独特の複雑な鳴き声の他、他の鳥の鳴き声を真似するという特技も持っています。ガビチョウは侵略的外来種ワースト100に入っている種なのですが、とても危険には見えません。おそらく繁殖力の関係で危険視されているのでしょう。日本在来種は外来種に住処を追われるなど弱いものが多いです。というか外来種に強いものが多いのでしょう。
ガビチョウ1.jpgガビチョウ2.jpg
ガビチョウです。くちばしも黄色くて可愛いです。日向で見るともっと鮮やかな茶色い体をしています。このガビチョウは樹の枝を舞台にして鳴き声を披露していました。七色の鳴き声を持つ鳥と言われるにふさわしい、聴きごたえのある美しい鳴き声をしていました。撮影地、神奈川県横浜市こども自然公園。
ガビチョウH28.JPG
近くで撮影できましたので、写真を追加しました。葦原を5〜6匹の群れで移動していた中の1匹です。姿も可愛く見えます。撮影地は同じく、横浜市こども自然公園です。近くで撮影できたのは初めてです。この公園のガビチョウは人なれしてきているのでしょうか?見かけなくなった野鳥の種類が増えたのですが、こども自然公園内ではガビチョウを普通に見るようになってきました。キツツキなどの野鳥が姿を見せなくなった変わりに、美しい鳴き声を聞かせてくれています。園内での個体数は増えているようです。近くで見るとガビチョウは愛嬌のある顔をしていて可愛い鳥です。
posted by クラマ at 15:28| Comment(0) | 自然観察、野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月13日

ハッカチョウ。生息範囲を広げている外来種の鳥です。

見たことがない鳥を見つけました。カラスのように黒いのですが、カラスよりも小さく、脚の色が暗黄色。くちばしの色も橙色を帯びた黄色です。大きさはムクドリぐらいで、九官鳥にも似て見えます。撮影しようと近くに寄ったら逃げられてしまいました。羽ばたくと羽の部分に白い帯が見えます。また頭には冠羽があり、これが大きな特徴ととらえて調べてみると、外来種のハッカチョウという鳥であることが分りました。日本も温暖化が進んできて、逃げ出した鳥などが今後も増えていくのではないのかと思う次第です。このハッカチョウは九官鳥やオオムのように人の言葉をまねるそうです。他の鳥の声などもまねする物まねの習性があるそうです。人にも慣れやすいようで、餌付けされたり(餌の心配の不要)温暖化による繁殖の確率が上がるなどで、今後、良く見かける鳥になっていくかも知れませんね。ハッカチョウを調べてみました。
★ハッカチョウ。ムクドリ科。原産は中国大陸とインドシナ半島の外来種。国でいうと中華人民共和国、台湾、ベトナム、ラオス、ミャンマーになるようです。大きさは全長26〜27センチ。ムクドリと同じくらいの大きさになります。特徴は黒い体色に尾羽の先は白くなっていて、飛ぶときには羽に白い帯が見えます。一番特徴的なのが冠羽で、額にはツンと立ち上がった羽が見えます。くちばしは橙黄色。脚は暗黄色。繁殖期は4〜8月で年2回の繁殖をするようです。沖縄の与那国島や鹿児島県で発見されたものは台湾からの迷鳥で、近畿地方、関東地方で発見されたものは逃げ出したか、放鳥されたものが野生化したものと考えられています。物まねの習性があり、人になつき、人の言葉もまねるようです。
ハッカチョウ1.jpgハッカチョウ2.jpg
撮影地、神奈川県横浜市。下の写真では特徴のくちばしの色が飛んでしまっています。ポケットカメラなので、色が見た目とは違って写ってしまいました。相変わらず上手く撮影できませんでしたが、この鳥の特徴をつかんでいただけると幸いです。鳥の写真は難しくて苦手です。ハッカチョウの1番の特徴といえる冠羽を見落としても、カラスに似た黒い鳥で、カラスにはない白い部分が見えたり、飛んでいく際に翼の部分に白い帯が見えたらハッカチョウである確率が高いのではないのかと思いました。撮影時2匹でいたのでつがいかも知れません。撮影は1月下旬になります。
posted by クラマ at 14:28| Comment(0) | 自然観察、野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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