2017年04月08日

トラツグミ、カワラヒワ、シメ。冬から春先に見つけた野鳥3種類。

野鳥はすぐに逃げられてうまく撮影できないので、どちらかというと苦手になります。しかもカメラはコンパクトデジカメなのでなおさらです。トラツグミは運よく2メートルほどに近づくことができました。落ち葉と区別ができないほど周りの色に溶け込んでいカメラで覗き込んでみると、どこにいるのか分からなくなるほどでした。手間取ってしまい1枚のみの撮影になってしまいました。トラツグミは不思議なうろこ模様が印象的な野鳥です。近くで見られてよかったです。カワラヒワは農耕地や空き地などで冬場は群れで活動しています。小さくてかわいい綺麗な鳥で、アクセントになっている黄色が特に可愛い野鳥です。 シメは撮影できないでいる野鳥です。雄のはっきりした体色の写真を追加したいと思っている所です。頭がでかくて嘴の太いズングリとした体形の可愛い野鳥です。シメは横顔を見ないと雄と雌の区別がつかない鳥です。トラツグミ、カワラヒワ、シメを調べてみました。
★トラツグミ ヒタキ科。別名は鵺(ヌエ)、ヌエコドリ、オニツグミ。全長29〜30センチ。ツグミ類の中では大型です。留鳥。トラツグミは夜行性で雌雄同色。薄い黄色や薄いオリーブ色のような地色に黒いうろこ状の模様が見える独特な模様をしていて、腹部の地色は白い色をしています。名前の由来は、この模様を虎柄に見立てて付いた名前だと思います。山地の林に生息しています。夜に不気味な鳴き声で夜に鳴くことで知られています。鳴き声は「ヒー、ヒー」とか「ヒョー、ヒョー」のように聞こえます。この鳴き声は、昔は鵺(ヌエ)という日本の妖怪の声とも言われていました。トラツグミの鳴き声は、気持ちの悪い笛の音のように聞こえる、およそ可愛くない鳴き声で、鳥の声だと思う人はいないと思います。分布は北海道(夏鳥)、本州、四国、九州。林の中に住んでいてめったに明るい開けた場所には出てきません。餌は主にミミズや昆虫類。木の実なども食べる雑食性です。
トラツグミに似た名前の野鳥にツグミがいます。名前は似ているのですが模様は違います。ツグミは当ブログ「ヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、ハクセキレイ。春に見つけた野鳥4種類。」でも紹介しています。大変良く似たオオトラツグミはヒタキ科で国の天然記念物で奄美大島にいる亜種です。数が非常に少なく絶滅が心配されているそうです。トラツグミよりもわずかに大型になるそうなので、大きさは全長は30〜31センチ程だと思います。個体差もあるのでトラツグミとほぼ同じような大きさになるのではないのでしょうか。
トラツグミ.JPG
トラツグミです。うろこ模様をした変わった鳥です。この日は夜行性のトラツグミに会えてラッキーでした。枯草のある地面ですとどこにいるのか分からない見事な迷彩色になっています。目が意外と大きくて可愛い顔をしています。撮影地、神奈川県横浜市、こども自然公園。
★カワラヒワ アトリ科。普通種。留鳥。嘴は白っぽい肉色で太くて短いです。尾と翅の部分には黄色い色が見えます。スズメ位の大きさで全長は14〜17センチでオリーブ褐色(ウグイス色)に見える体色をしています。雄と雌はよく似ていますが見分け方は、雄の場合は背中と腹部に茶色が見えます。つがいでいると分かりやすいのですが、雌は体の色が雄よりも淡く頭部上面の灰色は雄より濃く見えます。分布は北海道、本州、四国、九州。積雪のある地方では冬季に南下します。低地から低山地に生息。冬には群れを成して生活しています。住宅地、農耕地、河原、公園、草地などで見られます。カワラヒワは植物の種が大好きな野鳥です。色々な植物の種を餌にします。神奈川県では宅地化が進み減少種になっています。似た種にオオカワラヒワがいます。オオカワラヒワとカワラヒワの違いは3列風切羽に見られる白い部分の違いですが、肉眼ではよっぽど良く見ないと当方には分かりません。この白く見える幅が広く見える方がオオカワラヒワになるのですが、個体差があるので判別は難しいです。基本的なオオカワラヒワの白く見える部分が大きい個体でないと判断しかねてしまいます。写真を撮って確認しないと同じに見えてしまいます。オオカワラヒワはカワラヒワの亜種で、日本には冬鳥として訪れます。オオカワラヒワは北海道、本州、四国、九州で見られます。
カワラヒワ1.JPGカワラヒワ2.JPG
カワラヒワの雄です。色が濃い体をしています。撮影地、神奈川県海老名市。
★シメ アトリ科。漂鳥または冬鳥。北海道で繁殖して秋に本州に渡ります。全長18〜19センチ。シメの特徴は、全体的に茶褐色の体色をしていて、嘴が太くて短いので頭が大きく見えます。嘴の色は冬場では白っぽい色をしていますが、夏場には黒っぽい色に変わります。嘴の下(のどの部分)は黒く、尾羽が短いのでズングリとして見えます。シメは雑食性で昆虫類はもちろん、太い丈夫な嘴で硬い木の実の種も割って食べることができます。嘴で鋏む力が強く30キロを超えるそうです。アトリ科の中では1番鋏む力が強いそうです。平地から山地の雑木林の林内、や落葉樹や混成林の樹林帯に生息していますが、公園、市街地、人家の庭にもやってきます。分布は北海道(夏鳥)、本州、四国、九州、沖縄。本州北部では繁殖もしているようです。北海道以外では冬鳥として訪れます。シメは雑食性で昆虫類、果実を食べます。シメの雄と雌の見分け方は、雌は色合いが薄く、風切羽の1部が灰色で、目先の色が黒くなく褐色をしていることです。嘴の下(のどの部分)は黒く見えます。雄のシメは全体の色合いが濃く、目先も嘴の下(のどの部分)も黒く見えます。1番わかりやすい相違点は目先に見える黒い部分なので、真っ黒い方が雄と覚えておくことです。
シメ雄.JPG
シメの雄です。分かりにくい写真になってしまいましたが目先が黒いです。縁がなくシメは見る機会の少ない野鳥になっています。神奈川県横浜市、南本宿第三公園。
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2016年03月22日

ヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、ハクセキレイ。春に見つけた野鳥4種類。

ヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、ハクセキレイは最も普通に見られる野鳥です。特に最近ではムクドリとハクセキレイは都市部でも良く見かけるようになっています。ムクドリは夜になると集団を作り眠ります。時に大集団となって、街中の街路樹などに集まり大きな鳴き声を発して、やかましく鳴くことから騒音の被害を出すことで知られてきました。寝る場所は繁華街や駅前の樹木などを利用しています。ムクドリから見たら人や騒音は関係ないようです。大きな大集団となることが多く、それゆえ糞によって道路などが汚れる糞害も発生しています。繁殖期のムクドリは自然の環境下だけではなく、民家の戸袋などの隙間に巣を作ってしまうこともあります。集団を作ることで知られているムクドリですが、なぜムクドリが大集団を作るのかは良く分かっていないようです。同じく街中にねぐらを構えることも、天敵から逃れるためなのか、その理由もまだ分かっていないようです。ハクセキレイも市街地に進出してきている野鳥です。本来は北海道に住んでいた鳥なのですが、南下して生息範囲を広げ、しかも都市部の生活になじんできている適応能力の強い野鳥です。人工物も利用して巣を作ることもあります。名前がハクセキレイと白をイメージさせる鳥なのですが、白1色の鳥ではなく、白い鳥のイメージからは少し外れています。ハクセキレイも秋から冬にかけては集団を作って、夜になると集まって寝る習性があります。都市部の繁華街などの電線や電柱に群れを成して集まっているところを見かけます。その下の路面は糞で汚れています。ハクセキレイの害は糞害になるようです。日中には群れから離れて行動していて、長い尾を上下に振って歩き回る、愛らしい姿を見せてくれています。ハクセキレイは当ブログ2度目の登場になります。ヒヨドリは市街地では秋から冬に多くみられていた鳥ですが、最近では都市部の生活になじんだのか、1年中、見ることができるようになっています。民家の庭にも普通に飛んでくる鳥になっていて、繁殖地は市街地でも行われていて、公園、庭園などにも巣を作ります。実はヒヨドリは世界から見た場合、日本周辺にしか生息していない珍しい種類の鳥になります。あまりに普通に見ることができるので、とても貴重な種類だとは思えない鳥です。ツグミは冬鳥として飛来する野鳥です。見られる時期は秋から冬で、長い地域ですと10月〜5月頃まで見ることができるようです。ツグミは積雪のない地域の水田、草地、草原、河原にいます。夏にはシベリア中部、南部に帰っていくそうです。胸部のまだら模様が目立つ、頬と喉の部分が白っぽい、尾の長い鳥です。ツグミの茶色の体色には個体差があり、濃いタイプのものと薄いタイプのものがいます。ヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、ハクセキレイを調べてみました。
★ヒヨドリ セキレイ科。全長28センチ。最も普通に見ることができるヒヨドリですが、日本周辺の地域にしか生息していない世界的には珍しい鳥になります。ひよどりの特徴は頭の毛がボサボサと立って見えることと、頬が褐色をしていることです。嘴が黒くて長く、尾は長めになります。ヒヨドリの頭部の毛がボサボサと立っている時は興奮している時で、いつも立っている訳ではありません。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。沖縄には冬鳥として渡来します。北海道に住んでいるヒヨドリは、秋になると暖かい本州に越冬するため渡っていきます。巣は平地や低地の木の枝に巣を作ります。市街地の公園、庭園にも巣を作って繁殖しています。近年、都市部に進出してきている鳥で、1年中見ることができる普通種になっています。餌は繁殖期には昆虫類を主にしていますが、果実や木の実、椿や桜などの花の蜜も吸います。ヒヨドリは狩猟が許されている鳥で肉の味は美味しいようですが、狩猟免許がないと捕ってはいけません。狩猟以外でも、許可なく捕獲すると法に触れてしまいます。
★ツグミ ツグミ科。全長24センチ。冬鳥として飛来します。ツグミは秋〜冬に見ることができます。尾が長く胸のまだら模様が目立ちます。頬と喉の部分が白っぽく、羽は赤みのかかった茶色をしていますが、ツグミの体色には茶色の濃いタイプと薄いタイプがいます。個体差のある鳥になります。分布は北海道、本州、四国、九州。10月から翌年5月まで見ることができます(多くは3月半ば〜4月に帰っていきます)夏季はシベリア中部、南部に帰っています。ツグミは渡りの前に群れを作るようになります。積雪の少ない地方の水田、畑地、草地、開けた草原、河原などに生息しています。餌は木の実、昆虫類、ミミズなどで雑食性になります。ツグミは昔は食用にされていた美味しい鳥だったようですが、現在では狩猟が禁止されています(昭和22年にツグミのカスミアミ猟が禁止されました)スズメより美味しい鳥として好まれたようです。狩猟免許がないと鳥獣の捕獲は原則禁止なので、スズメも取ったら法に触れることになりそうです。神奈川県横浜市、こども自然公園では年が明けて2〜4月までは地上にいるツグミを簡単に見つけることができます。ツグミは地上を歩いて1生懸命に餌を探しています。
★ムクドリ ムクドリ科。全長24センチ。分布は北海道、本州、四国、九州。北海道には夏鳥として渡来します。ムクドリの雄と雌の区別は難しいです。全体的に黒っぽい鳥ですが、雌は褐色に近い色をしているものが多いようです。ヒヨドリよりも1回り小さくなります。開けた場所を好み農耕地、草地、人家、公園などで見ることができます。特徴は頭部から首にかけてと腰から尾にかけてが白い。全体的には黒っぽく見える体色をしていて尾が短く(尾の形は円尾)嘴と脚がオレンジ色をしています。餌は雑食性で木の実、種子、果実、昆虫類、ミミズ、カタツムリ、両生類など。名前の由来に椋木(ムクノキ)の実が好きだからムクドリということが言われています。また群れを作る意味あいから、ムクドリと言われる説があります。ムクドリは秋〜冬にかけて集団を作って行動しています。大きな大集団を作ることもあります。ムクドリが集団を作る理由は解明されていません。繁殖期には群れを作っていません。大集団で集まって寝る習性があり、市街地、繁華街、駅前などの街路樹にも集団で現れます。ムクドリはやかましい鳴き声や道路に落ちた大量の糞による糞害が問題にされて有名になった鳥です。ムクドリの変わった習性に種内托卵がみられることです。種内托卵とは、繁殖は春から夏に行われますが、巣を作れなかったものが他の仲間の巣に産卵してしまう(同種の巣に卵を産み付けてしまう)行動をとることです。巣は木の洞に作りますが民家の軒先、戸袋などに巣を作ることもあります。ムクドリの巣にはダニが発生するようです。民家に作られてしまったら衛生面が気になってしまうところです。食べられる鳥のようですが、生臭くて味が落ちるようです。猟が許されている鳥ですが、もちろん狩猟免許がないと捕ることができません。
★ハクセキレイ セキレイ科。全長21センチ。尾が長く、長い尾羽を上下に動かして、世話しなく歩き回っている愛嬌のある可愛い鳥です。昼間は単独で行動することが多い。特に繁殖期には特に縄張り意識の強くなる鳥です。夜間は群れになって寝ます。近くの森林を利用しますが、市街地の電柱や電線などに群れを成して止まっているところも見かけます。寝床にしている電柱の下などは白く汚れてしまうので、嫌われる鳥にもなっています。ハクセキレイはあまり人を怖がらない特徴があります。もとは北海道にいた鳥なのですが、南下してきました。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。沖縄には冬鳥として渡来します。餌は昆虫類、ミミズ、クモなどを主にしていますが雑食性でなんでも食べます。落ちているパンも食べていることがあります。ハクセキレイは秋から冬にかけて(非繁殖期)に集団になります。繁殖は寒冷地で1回、暖地で2回行われます。繁殖地は北海道、本州の中部以北で5〜7月に行います。開けた場所を好み、海岸、水田、広い川の岸周辺、中洲、川べり。水辺が近くにあれば住宅街、開けた自然公園などにも生息しています。巣は地面の窪地、石垣の隙間、岩の隙間などに作ります。人家周辺の意外な場所に巣を作ることもあるようです。ハクセキレイの体色には、雄と雌、夏羽と冬羽、若い個体の体色と色に違いが出てきます。雄は背中(背部)が黒色、雌は背中(背部)が灰色をしています。冬羽は雄雌ともに全体的に灰色をしていますが、夏羽のオスは黒色がとても強くなります。
ヒヨドリ.JPGツグミ.JPG
上、ヒヨドリです。横側の写真も撮りたかったです。撮影地、神奈川県厚木中央公園。下、ツグミ。落ち葉をひっくり返して餌を探していました。撮影地、神奈川県海老名市。
ムクドリ.JPG
ムクドリです。群れで草地を歩き回っての餌探しに夢中です。忙しそうに動き回っていて撮影に手を焼きます。良い写真が撮れましたら差し替えるよ予定です。ずんぐりした体形が可愛いです。撮影地、神奈川県横浜市、こども自然公園。
ハクセキレイ.JPGハクセキレイ2.JPG
上2枚、ハクセキレイです。白い部分が少ない鳥なのですが、ハクセキレイと名前がついています。上手く行くと近くで撮影できる鳥です。尾羽を動かして歩く姿が可愛い野鳥です。夏羽の黒い色が濃い雄の写真を撮りたいです。上は黒が目立ちますので雄のようです。撮影地、上、神奈川県海老名市、中央公園。下、神奈川県横浜市、こども自然公園。
原則的に野鳥は捕ってはいけません。狩猟が許されている種類でも狩猟免許がないと狩りをしてはいけません。法律で罰せられてしまいます。正式なハンター以外は野鳥を見て楽しみましょう。
posted by クラマ at 01:09| Comment(0) | 自然観察、野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月15日

クイナ。珍しい水辺の野鳥を見つけました。

神奈川県横浜市、こども自然公園で珍しい野鳥のクイナを見つけました。クイナと名前が付く鳥には、有名ない沖縄に住んでいるヤンバルクイナがいます。クイナはツイル目クイナ属の総称になっていますが、それとは別にクイナという名前がついている鳥になります。クイナを漢字で書くと「水鶏」「秧鶏」と書かれます。漢字だとさっぱり読めない名前になってしまいます。クイナは全国的に絶滅している県や準絶滅種、絶滅危惧T類、絶滅危惧U類に多くの県が含まれています。クイナは絶滅しやすい環境に住んでいる適応力の弱い野鳥のようです。性格は大変臆病なうえ、半夜行性ということもあり、人目に付く確率がとても少なくなります。体格は鳩より少し小さいくらいで、ウズラに似た体形をしています。日中は草や藪の中に隠れています。私も初めて見た鳥なのでクイナは知りませんでした。調べてみて珍しい水辺の野鳥であることがわかりました。クイナを見つけた場所の池の脇の湿地は、工事により完全に掘り返されてしまいました。再び見に行くも、その姿を見つけることができませんでした。新しい生息場所を見つけていることを願うばかりです。クイナは繁殖地として北海道〜本州北部でヒナを育てます。クイナ属のヒナは真っ黒い色をしていることが特徴のようです。おそらく夜行性の鳥なのでヒナが黒い色をしているのでしょう。近年、関東での繁殖も確認されているいるようなので、この横浜の公園でも真っ黒いヒナを見ることができたら良いなと思っています。似た鳥にウズラクイナという鳥もいます。クイナはウズラに似た体形をしている可愛い野鳥です。この公園にはコジュケイもいるので、コジュケイと見間違えることもあるかと思いますが、今後は水辺に似た体形の鳥を見つけたら確認してみようと思っています。コジュケイは普通は単独行動はしていないので、数羽が1緒に列をなして動いていることが多いので、やや遠くからでもこの特徴を知っているとこの2種の違いが行動からわかると思います。クイナの絶滅している県に千葉県があります。準絶滅危惧種には、北海道、岩手県、栃木県、福井県、三重県、愛知県、静岡県、兵庫県、鳥取県、和歌山県、広島県、徳島県、香川県、宮崎県。絶滅危惧T類には東京都、高知県。絶滅危惧U類には、青森県、神奈川県、埼玉県、富山県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、岡山県、島根県、長崎県。以上は日本のレッドデータブックで調べました。臆病で人前に姿を現さないというだけでなく、個体数の少ない野鳥であることが上記からもわかります。クイナを調べてみました。
★クイナ ツル目クイナ科クイナ属。漢字で書くと「水鶏」「秧鶏」1般に言うクイナはツイル目クイナ属の総称にもなっています。日本の古典文学に登場する「くひな」「水鶏」は別属のヒクイナを指すことが多いようで、違う鳥になってしまうようです。大きさは鳩より1回り小さく見えウズラに似た体形をしています。体長は29センチ。上面は褐色、暗黄褐色。羽軸に沿って黒い斑紋があるため縦縞のように見えます。顔から胸部にかけては青灰色、青みを帯びた褐色に見え、胸と脇は白と黒の横縞に見えます。光彩は赤、嘴は長く、褐色をしていますが基部は赤い色をしています。下嘴は赤い色をしています。繁殖期には嘴が赤くなるようです。脚は淡紅色をしています。繁殖は北海道〜本州中部以北(近年では関東での繁殖も確認されています)クイナ属のヒナは黒い色をしていることが特徴になるようです。冬季は本州中部以南に南下して越冬します。東北地方以北で夏鳥、本州中部以南では冬鳥として訪れます。「水溪」と漢字で書かれるように湖沼、湿原、水田や水辺の近くを住処にして生息しています。半夜行性で昼間は茂みや草の中に隠れて休んでいます。臆病な性格をしているので、人がいたり危険を感じると草の中や茂みに隠れてしまいます。雑食性でなんでも餌として食べてしまうようで、昆虫類、クモ類、甲殻類、魚類、両生類、軟体動物、植物の茎や種などを食べます。クイナは活動から見ても人目に付きにくい野鳥なうえ、千葉県では絶滅種になっているほど個体数が少ないことからも、目にする機会の少ない野鳥になっています。
クイナ1.JPGクイナ2.JPG
クイナです。珍しい鳥と言えます。単独で盛んに餌を探していました。工事のため掘り返されていないわずかに残った湿地の端っこで餌を探していました。草の脇の茂みの中に、逃げ込んでは出てくることを繰り返して餌を探していました。警戒心の強い野鳥です。現在、すっかり掘り返されて姿を見ることができなくなってしまいました。また後日、草の茂みの残っている場所を探しに行く予定です。隠れることができる草がある水辺に逃げているかもしれません。コジュケイにも似て見えますね。下、わかりにくいのですが、脚が淡い紅色になっていることが見えます。嘴に見える赤色が特徴的です。機会があれが(繁殖するようなことがあれば)黒いヒナ鳥を見てみたいです。撮影地、神奈川県横浜市、こども自然公園。2月7日。コンパクトデジカメでの夕方の撮影のうえ、距離があることから鮮明ではありませんがご容赦ください。
posted by クラマ at 13:31| Comment(0) | 自然観察、野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする