2015年10月28日

カレエダタケ、ヒメツチガキ、ツルタケ、イボテングタケ。夏から秋に見られるキノコです。

カレエダタケ、ヒメツチガキ、ツルタケ、イボテングタケは夏から秋にかけて見つけることができるキノコです。ツルタケやイボテンテングタケは温度が上がってくると神奈川県では6月から見ることができます。カレエダタケには色や形状が違うものがあり、何タイプかあるようで総称的に使われているような気さえします。ツルタケは外見は同じなのですが、傘の色に変異があります。もっとも傘の色の違いはキノコにはよくあることになります。ヒメツチガキはヒメツチグリ科のキノコでヒメツチグリ属の菌は日本に14種類あって、似た物が多く、本来は判別が難しい種類になります。ヒメツチガキも形状で判断されていることが多いと言えるようです。イボテングタケは当ブログ2度目の登場になります。立派な毒キノコなのでこのキノコの特徴は覚えておいた方が良いでしょう。忘れたころにこのキノコで食中毒が起こっています。毒性の強い成分であるアルカロイドも含んでいるのですが、この菌の食中毒の症状として、嘔吐があるので、余分な毒が体内に回る前に体外に排出されるため、死亡にまで至る確率が低くなるようです。毒成分はイボテン酸、ムッシモール・ムスカリンになります。うまみ成分を含むため食べた人の感想としては美味しいそうです。そのあとのつけは当然、中毒にかかります。茶褐色系の傘の色に白いボツボツ(トゲ)があるキノコなので覚えやすいので毒キノコとして覚えておきましょう。察するに間違えて食べてしまったのは、昔には食菌になっていたガンタケと間違えたのかも知れません。詳しくは分かりませんが危険なキノコとして記憶しておいた方が良いキノコですね。この傘にある白いボツボツは雨に打たれて取れてしまっているものも見ることがあります。キノコには雨によりそ脱色したり、イボなどの種の特徴が消えたしまう(取れてしまう)こともあることも覚えておくと役にたつと思います。良かったら以前のイボテングタケの記事もご覧くださいませ。
カレエダタケ、ヒメツチガキ、ツルタケ、イボテングタケを調べてみました。
★カレエダタケ カレエダタケ科。発生は夏〜秋。普通に見ることができます。毒は無く食菌にもなっていました。現在も食菌のままかどうかは分かりません。美味しく無いようなので通例は不食になっています。(癖がないキノコとも書かれています)コナラ、クヌギ、クリなどの樹林の樹下などの林内地上に単生、または群生していて、菌根は落ち葉の裏に張り付いたようにできていて、新しい落ち葉の下に広がっています。枝は短く分岐がかなり不規則で先端部分はトサカ状〜鋸状になるようです。分かりやすい特徴をあげるとすれば、先端部は黒っぽい色をしていて先端部に細かい枝があることが特徴になるようです。形状には個体差が多いようです。高さは3〜8センチで、色は白色〜汚白色、淡紫色をしています。カレエダタケは外見上よく似ている和名のない菌、アルトミケス・ミクロスポラと混同されているようです。私もこの違い等、詳しいことは分かりません。両者の違いは胞子の大きさで判別するようです。またよく似た灰色をしたハイイロカレエダタケは別種になります。さらにカレエダタケは食毒不明のフサヒメホウキタケにも似ています。フサヒメホウキタケは綺麗な整った形に見えます。カレエダタケは食べられるとはいえ、似た物が多いのでやはり不食のキノコとしておいた方が良いかも知れませんね。
★ヒメツチガキ ヒメツチグリ科。発生は夏〜秋。雑木林の地上に群生します。この仲間には似た物が多いです。不食のキノコ。食べられるとは聞いたことがありません。幼菌は初めから地上にある地上性で、形は球形〜卵形。径は0・5〜1センチの小型になります。表面は暗褐色で繊維質の毛で覆われています。十分に成長すると外皮が5〜7片に星形に裂ける特徴があります。外皮の中には外皮に包まれた頂点に穴のある袋状の構造をした丸みのあるものが見えます。この中には胞子が詰まっていて雨水や落ち葉が当たると胞子を煙のように放出します。知らずに踏んだりすると、意外に多く放出される煙状の胞子に驚くことがあります。日本にはよく似たヒメツチグリ属が14種あり、どれもよく似ているそうです。外皮が裂けたヒメツチガキの仲間の容姿は可愛いです。外皮が裂けていない幼菌は目立ちません。
★ツルタケ テングタケ科。毒菌(昔は食菌でしたが現在では毒菌として扱われています)胃腸系、神経系の毒が見つかりました。よく似た毒キノコのツルタケダマシ(毒)やカバイロツルタケ(昔は食菌でしたが現在では毒菌として扱われています)があります。発生は夏〜秋。針葉樹、広葉樹の樹下に発生します。名前の通り成菌になると柄が綺麗に長く伸び上がり、まるで鶴の首のようにすらりと伸びています。バランスの取れた綺麗な形になります。その容姿が首の長い鶴に見立てて付いた名前のようです。傘は中高で径が5〜7センチあり傘の表面は灰色〜灰褐色をしています。傘の周囲には明瞭な溝線があります。ヒダも柄も白色で柄の表面はなめらかです。ツバはありません。土中から卵に似た形状のものから出てきます。出始めは卵形で成菌になると平らに開いていきます。その名残りのツボは白色の膜質になって残っています。
★イボテングタケ テングタケ科。毒菌。毒成分はイボテン酸、ムッシモール・ムスカリン。発生は夏〜秋。各種林内、針葉樹林に多く発生します。テングタケより大型でシッカリとしています。中型〜大型で傘の色は灰褐色〜茶色、暗褐色をしています。傘の表面にはイボを付けています。このイボのはっきりしている大型のイボテングタケとテングタケは2002年に1種から2種に分けられました。ツボの破片は環状で根元に残っています。この基部はシッカリとしています。イボテングタケは幼菌時の尖ったイボが特に目立ちます。発生時にはこのイボは白く見えます。ツバはありますが脱落性なので落ちてしまいます。ヒダは白色で密になります。似ている種類にガンタケ((昔は食菌でしたが現在では毒菌として扱われています)があります。いずれにしろ多くのテングタケ科は毒菌になったので食べないように注意する必要があるようです。
カレエダタケ2010基本タイプ.jpgカレエダタケ.jpg
カレエダタケです。1枚目は5年ほど前に撮ったものですが、基本のタイプに近かったので使いました。淡紫色の大きいタイプです。普通はもっと小さい株になります。苔の上に置いて撮影したものです。コナラの樹下に生えていたものです。近くに大小6個の株が有りました。2枚目、恐らくこれもカレエダタケで良いと思います。形が変わっています。先端部は黒っぽく、場所により先端部が細かく枝分かれしていました。つまみあげると枯葉と枯れ木が菌糸でつながっていて1緒に持ち上がりました。地面だと分かりにくいので場所を変えて撮影しました。撮影後は元の場所に戻しました。
ヒメツチガキ.jpg
ヒメツチガキです。地味な肌色の外皮も林内では目立っていました。幼菌はよほど気を付けないと見過ごしてしまいます。
ツルタケ.jpgツルタケ2010年.jpg
ツルタケです。1枚目の写真のものは乾燥で柄がささくれています。ツボの名残りは1枚目のようにしっかりしたものと2枚目のように膜質のものがあるようです。1枚目は傘の色が灰色で、2枚目は灰褐色をしています。濃い褐色のものもあります。色には濃淡の変異があるようです。2枚目は5年前に撮影してあったストックを使いました。どちらもまだ傘が開いていないものになります。
イボテングタケB.jpg
イボテングタケです。マツの樹下で撮影しました。テングタケによる中毒事故のニュースを最近見ました。誤食したのはイボテングタケなのかテングタケなのか、詳しい所は分かりませんが中毒事故を起こすキノコになっています。撮影地は神奈川県横浜市。
posted by クラマ at 18:45| Comment(0) | キノコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月04日

オオミノコフキタケ。コフキサルノコシカケが2種類に分かれました。

今まで1種類になっていたコフキサルノコシカケがオオミノコフキタケとコフキサルノコシカケの2種に分かれました。外見上は全くと言ってよいほど見ていて、外見上の判断はできないようです。この2種の違いは胞子の大きさ、断面で見た時の構造、発生する地域などから検証していかないと混同してしまうようです。本来のコフキサルノコシカケと思われていたもののほとんどが今度新たに呼ばれるようになったオオミノコフキタケのようです。オオミノコフキタケの科はサルノコシカケ科、タマチョレイ科、タコウキン科のどれに属するのか、まだ統1されていないようです。オオミノコフキタケは、まだ名前も科も暫定的に当てはめている存在になっているキノコです。コフキサルノコシカケと思われていたオオミノコフキタケは枯れ木や切り株、時に生きている木から発生しています。街路樹などからも発生している普通に見ることができるコノコなので、見たことがある人は多いと思います。大変硬くて頑丈なキノコで簡単には木からはがすことはできません。胞子はココアのような色をしていて、胞子をばらまいている時には褐色のココアのような色をした粉で覆われます。管孔側は白い色をしており、管孔には(傘の裏側部分)胞子が付かないので、色の対比も面白いです。電荷を帯びることから、管孔側には胞子が付かないとされています。全く不思議な現象です。形も綺麗な扇型からやや不定形な馬蹄形、釣鐘状に重なって育っていくものなど変化に飛んでいます。コフキサルノコシカケもオオミノコフキタケも数年にわたって成長していき大きくなっていきます。寿命の長いキノコになります。そのため数年にわたって見ることができます。また木の材の深くまで菌糸を伸ばしているので、生きた木からできた成菌を取り除いても、翌年にはまた発生してしまうほど生命力も強いキノコになります。取り除く場合には鋸やナタで切り取られたり、削られている所を見ますが、そんなことはヘッチャラで生えてきています。
コフキサルノコシカケは北方系のキノコで寒冷地に生えるキノコになるようです。東北地方に多く発生している寒い所が好きな種類になるようです。そのため生える場所は山地の標高の高い所などになるようです。オオミノコフキタケは南方系のキノコで低地に多く発生していて、低地で普通見られるものはほとんどがオオミノコフキタケのようです。日本産のコフキサルノコシカケと思われていたもののほとんどがオオミノコフキタケのようですので、今までコフキサルノコシカケと呼ばれていたものは珍しい種類になってしまうのかも知れません。両種の違いの比較としては、                                 
・コフキサルノコシカケの胞子は小さく表面(傘側)の環紋は乱れにくく、環溝で環紋を明瞭に表し細かく見えるようです。断面を見ると管孔と肉質部分(傘の部分)の境界に黒い線は入らない(黒い部分がない)そうです。また殻皮は3ミリ以下になります。胞子が小さく、オオミノコフキタケの胞子の約半分以下になるようで、この胞子の大きさの違いが1番両種を判別するために有効な手段になるようです。肉と管孔の層は淡褐色〜黄土褐色になるようです。この色での識別は個体差などがある可能性があります。形は半円形〜腎臓形。傘の色は灰褐色、暗褐色。濃淡には個体差があります。
・オオミノコフキタケの胞子は大きく倍までの差は無くても、倍に近い物なので調べるとすぐに分かるようです。環紋(環溝)は乱れていることが多いようです。断面を見ると管孔と肉質部分(傘の部分)の境界に黒い線が入る(黒い部分がある)そうです。殻皮は3ミリ以上になります。肉と管孔の層は暗赤褐色。この色での識別は個体差などがある可能性があります。形は半円形〜腎臓形。傘の色は淡灰色、灰褐色、暗褐色など個体差があります。   
大きさは直径が10〜20センチのものが多く厚さは3〜5センチ程。もっと大型のものもあります。2種類に分類されてからの大きさは分かりません。おそらくどちらも同じような大きさになるのではないでしょうか。今後、それぞれ種でサイズが調べられていくと思います。                     両種とも、もともと同1の種類として扱われていただけに、よく似ているため見つけたたびに割って確かめたり、顕微鏡で胞子を確認したりする訳にもいかないので(比較しにくいので)1見しただけでは分かりにくい存在になってしまいました。オオミノコフキタケとコフキサルノコシカケは大変紛らわしいよく似た種類になってしまいました。
オオミノコフキタケ1.jpgオオミノコフキタケ2.jpgオオミノコフキタケ3.jpg
オオミノコフキタケ。サルノコシカケ科、タマチョレイ科、タコウキン科のいずれか。まだはっきりと決まっていないようです。神奈川県の低地で見られるので高確率でオオミノコフキタケで良いのだと思います。
1枚目、生きている木の株の根元から生えていました。傘の横方向から見たところ。2枚目、傘の色は灰白色をしています。環紋はかなり乱れています。上から見たところです。3枚目、釣鐘状にぶら下がって成長しています。下から見たところです。
オオミノコフキタケ4.jpgオオミノコフキタケ5.jpgオオミノコフキタケ6.jpg
成長の過程です。1枚目は幼菌です。このような塊から傘の形に広げていきます。2枚目、幼菌ですが、傘側と管孔側の区別ができるようになってきています。まだとても小さい個体です。3枚目、茶褐色の傘の色をしています。大きさは直径で7センチほどですが、もう立派な形になっています。表面はやや凸凹していて環紋は粗いです。この3枚は同じ木の切り株から発生している個体の写真です。胞子の大きさや断面を見ることができないのですが、これもオオミノコフキタケで良いのだと思います。
関東地方でも山岳地帯で見かける環紋の細かい傘の表面があまり凸凹していないものがコフキサルノコシカケのようです。登山をしなくなってしまったので現在の分類のコフキサルノコシカケに出会う機会は難しくなってしまいました。
posted by クラマ at 12:33| Comment(0) | キノコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月17日

ウラムラサキシメジ、カレバキツネタケ、シロヒメホウキタケ、ナラタケモドキ、ヤマドリタケモドキ、ズキンタケ。9月に見つけたキノコ達。

9月に入ってから見つけたキノコは、ウラムラサキシメジ、カレバキツネタケ、シロヒメホウキタケ、ナラタケモドキ、ヤマドリタケモドキ、ズキンタケ、ニセアシベニイグチ、イロガワリ、アイバカラハツモドキ、ニガクリタケ、ケショウハツ、ニオイコベニタケ、アンズタケ、カワラタケ、ミドリスギタケ、ツノマタタケ。猛暑も落ち着いてきて長雨が続いた後なので続々と生えてきました。今回はウラムラサキシメジ、カレバキツネタケ、シロヒメホウキタケ、ズキンタケ、ナラタケモドキ、ヤマドリタケモドキの6種類を紹介します。ヤマドリタケモドキは2回目の登場になります。ズキンタケは今回初めて見るキノコになります。小いキノコなので気が付かなかったということもあるかも知れません。ズキンタケには色の変異が多くあるようです。不思議な色合いのキノコでした。9月に入り秋のキノコの本番となる時期の前段階の発生時期になっているのだと思います。しかし残念ながら、まだ温度が高いことと、雨のじとじとが長いことからカビ等にやられているものも多くみられます。ヤマドリタケモドキは特にカビの発生が多いようです。また虫食いも多いキノコになります。そのような中、元気に比較的長く頑張って生えていたのがウラムラサキシメジです。発生地が限られていて比較的に珍しい種類になるようです。発生する場所を見つけてから5年目になりますが、今年も元気に生えてきていました。傘は地味な色合いですが、ヒダが紫色をしている面白いキノコです。まずはウラムラサキシメジからカレバキツネタケ、シロヒメホウキタケ、ズキンタケ、ナラタケモドキ、ヤマドリタケモドキの6種類を紹介していきます。
★ウラムラサキシメジ キシメジ科。発生時期は夏〜秋。発生する分布域が限られているうえ、発生数も少ないとされている菌です。林道の脇、公園、スギ林の脇や湿り気のある藪に発生します。ウラムラサキシメジを食べて顔が腫れるなど中毒を起こすことがあるようです。食毒は毒菌扱いになっています。注意が必要です。傘の色は焦げ茶色、栗色、黄土色、黄褐色と色の幅があるようです。ヒダは灰紫色で密になっています。若い菌だととても綺麗な淡い紫色のヒダの色をしています。ヒダは傷つくと緩やかに褐色に変化していきます。傘は4〜12センチ。腐植の多い地上に群生して発生しています。
★カレバキツネタケ ヒドナンギウム科(以前はキシメジ科とされていました)発生時期は夏〜秋。林内地上に発生。アンモニア成分のある地上に発生することが知られているので、動物等の糞尿のある場所からの発生が多いということになります。スダジイの巨木の下などに多く出ています。開けた地上も発生条件として好むのでしょうか。全体にくすんだ肉色をしていて湿り気があると紫色を帯びて見えます。傘の中央は凹んでいて、傘には放射状の条線があります。傘の径は6センチ。小型のものが多いようですが6センチを超すものもあります。柄はしっかりとしていて硬く、縦の条線が入っています。ヒダは疎になっています。乾くと白っぽくなってしまいます。食毒は不食。毒は無いようですが硬くて食べられないようです。
★シロヒメホウキタケ シロソウメンタケ科。発生時期は夏〜秋。腐植土の地上、腐木の上に発生します。食毒は不明。白色から淡黄白色。稀にピンクを帯びたものもあるようです。先端部の枝分かれはホウキタケのように細かく分岐していません。
ウラムラサキシメジ1.jpgウラムラサキシメジ2.jpgウラムラサキシメジ3.jpgカレバキツネタケ1.jpgカレバキツネタケ2.jpgシロヒメホウキタケ.jpg
ウラムラサキシメジです。1枚目、まだ傘が開き切っていないものです。2枚目、ヒダの様子です。3枚目、群生して生えていたウラムラサキシメジ。1本裏返して写してみました。ウラムラサキシメジは地味な傘の色とヒダの色のギャップが面白いキノコです。1、2枚目は同じ場所のウラムラサキシメジ。草地から出ていました。傘の色は古くなると黄色みが出てきます。3枚目、スギ林脇の遊歩道で見つけて写したものです。傘の色に違いがあることが分かります。4、5枚目。カレバキツネタケ。柄は硬く条線がはっきりと見えます。傘の放射状の条線も良く目立ちます。6枚目、シロヒメホウキタケ。湿り気のあるツツジの植え込みの下で見つけました。撮影地神奈川県横浜市、こども自然公園。
★ナラタケモドキ キシメジ科ナラタケ属。分布は本州、四国、九州。発生時期は梅雨〜秋(夏の終わりから秋の走りに発生します)ナラタケによく似ていて、違いは柄にツバがないことです。食菌ですが繊維が強く消化が悪いため、多食は避けた方が良いようです。ナラタケモドキはナラタケと同様に木を枯らしてしまうことがあるようです。公園や街路樹の弱っている状態の木には天敵となってしまうようです。広葉樹の枯れ木や立木から発生します。時に弱っている生きた木からも発生します。稀に針葉樹からも発生することがあります。木の根や幹の付近の地面や木から発生しています。生え方は株になって発生しています。ナラタケより早く発生することと、柄にツバがないことでナラタケと見分けますが、ツバに早落性のあるナラタケ(クロゲナラタケ)もあります。似た毒菌にはコレラタケがあり、特にクロゲナラタケ、ナラタケモドキと似ているため誤食に注意が必要になってきます。ナラタケモドキの特徴は傘の中央にササクレがあり、柄にツバがないことになります。色は黄褐色で柄はほぼ同色になります。傘の周辺には放射状の条線があります。成長は速い方になります。幼菌を見つけてから後日撮影に行くと大きくなっていて驚いてしまうことがあります。
★ヤマドリタケモドキ イグチ科。夏から秋に発生します。以前はヤマドリタケとヤマドリタケモドキを分けていましたが、日本にヤマドリタケがないことが分かったので、ヤマドリタケモドキにまとめられました。食毒は食。広葉樹の樹下、針葉樹の樹下から発生します。似た物にススケヤマドリタケ(食)があります。大型のキノコで傘径は10〜20センチ。柄は10〜18センチ。柄には明瞭な網目が入っています。ヤマドリタケモドキは樹木の根に共生しています。管孔は幼菌時は白で黄色に変わっていきます。成菌ではオリーブ色になっていきます。
★ズキンタケ スギタケ科。発生は夏から秋。広葉樹、針葉樹林の混成地の湿った地面から発生します。ズキンタケは総称になっています。ズキンタケはややニカワ質をしていて、色には変化があり、黄色、黄土色、淡褐色、緑色などのものがあり変異の多い菌として知られています。高さは3〜6センチ。傘の形は類球形で径は0・5〜15ミリ。傘の表面は凸凹しているものが多く、ヒダはありません。傘の縁は強く内側に巻き込まれています。柄は細長くクリーム色〜オレンジ色をしています。食毒は食、もしくは食毒不明似なっています。食べられるとしてもとても小さいので食用価値なしとされてしまうかと思います。ズキンタケは県によっては絶滅危惧種になっている所もあるようです。小さくても不思議な色合いが可愛いキノコです。
ナラタケモドキ1.jpgナラタケモドキ2.jpgヤマドリタケモドキ.jpgズキンタケ1.jpgズキンタケ2.jpg
1、2枚目、ナラタケモドキ。まだ生きているサクラの古木の根際から出ていました。2枚目は柄の様子です。3枚目ヤマドリタケモドキ。傘も柄も太くて立派です。4、5枚目。ズキンタケ。4枚目は1番柄の太いものを撮影しました。柄も子実体も細く小さいものが多いです。ナラタケモドキ、ズキンタケの撮影地は神奈川県横浜市、こども自然公園。ヤマドリタケモドキは神奈川県海老名市。
posted by クラマ at 20:26| Comment(0) | キノコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする