2013年07月14日

ウシガエル(食用ガエル)を見つけました。

ウシガエルはいつも撮影できないでいた大型の外来種のカエルです。夕方からブオーン、ブオーンとかブウーン、ブウーンのように聞こえる大きな鳴き声のカエルです。やっと撮影することができました。撮影地は神奈川県横浜市こども自然公園です。下がウシガエルの写真です。雄のウシガエルになります。実に存在感がある大型のカエルです。石の上にいることがあっても、人影が見えるとドボンと水の中に飛び込んでしまうほど警戒心が強いです。夜行性なので成体のウシガエルの写真を撮ることは、少し難しくなります。オタマジャクシも大型で10〜15センチもあります。オタマジャクシの写真を撮りたいのですが、ウシガエルの住んでいる池を覗いてもオタマジャクシを見ることができていません。水底の泥の色と分かりにくくなっていることもあると思います。ウシガエルは寒さにも強いカエルなので、日本全国で見ることができます。 
ウシガエル2[1].jpgウシガエル1[1].jpg                     
上2枚が雄のウシガエルです。置物のようで可愛く見えます。眼の後ろにある鼓膜がほぼ円型をしていて大きいです。撮影地。神奈川県横浜市、こども自然公園。
ウシガエル雌.JPG
ウシガエルの雌です。雌の写真(夜間のフラッシュ撮影になります)が撮れましたので追加しました。この雌は池の脇の歩道にいました。どうして池から離れたのかは分かりません。ウシガエルの雄と雌の区別は鼓膜の大きさに違いが出ます。見分け方は、雌のウシガエルの鼓膜は目の大きさと同じくらいで、雄の鼓膜は目よりも大きくなります。雄と雌の写真を比べてみると、鼓膜の大きさの違いが良く分かります。撮影地。神奈川県横浜市、こども自然公園。
この後、このカエルは驚いて池の方に驚くほど速く飛び跳ねて逃げていきました。ウシガエルの成体は大きいものだと20センチを超えるものもいるようです。オタマジャクシもとても大きくて、まだら模様のある10センチ位の大きさです。大人のカエルになるまで2年から3年かかるそうです。ウシガエルは食用ガエルとも呼ばれている特定外来種です。特定外来種に指定されると、飼育、移動に許可が必要になります。つまり、勝手にウシガエルのオタマジャクシを家に持って帰って、育ててはいけなくなりました。このカエルは世界的には食べられている食材で、日本では口に合わないのか、または気持悪がられて食べる習慣はつかなかったのでしょう。味は鳥のササミに似ているようなので不味い訳ではないようです。現在は捕獲、飼育が禁止されているので流通することはありません。ウシガエルを調べてみました。
★ウシガエル 別名食用ガエル。アカガエル科。日本の侵略的外来種ワースト100に入っています。もともとの自然分布地はアメリカ東部、中部とカナダ南東部メキシコ北東部、カナダ南東部に住んでいるカエルだったようです。アメリカから大正時代(1918年)に日本に食用としてつれてこられました。食用部位は後ろ脚で、味は鳥のササミに似ているようです。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。流れの緩い河川、湖沼、湖、湿地に生息しています。ウシガエルは大型のカエルで体長は15〜20センチ。雌の方がやや大きくなります。オタマジャクシ(幼体)も10センチぐらいで最大15センチと大型になります。オタマジャクシの期間は2年〜3年かかることもあるようです。雄と雌の区別は鼓膜で見分けます。雄は目より大きな鼓膜で、雌は目と同じか小さな鼓膜です。体の色は雄は背面が暗緑色。雌が褐色で共に斑紋が有ります。成体は餌として何でも食べてしまいます。餌は昆虫(ヤゴ、トンボ、バッタ、カマキリなど)やザリガニ、他のカエル。食料が乏しくなると小さい個体では共食いの餌とされてしまうこともあるようです。驚いたことに口に入る大きさなら、亀、ネズミ、鳥まで何でも食べてしまうそうです。寿命は平均で7〜9年生きるようです。産卵期は長く5〜9月で、水草の多い水面に産卵され、産卵数は1〜2万個(最大で4万個)にもなるようです。卵塊は水面に膜状に広がるように産まれています。ウシガエルは夜行性で日中は草の陰などに潜んでいます。成体の越冬は水中の泥の中に潜り込んで行われるそうです。オタマジャクシも越冬します。ウシガエルには天敵はほとんどいないようで、何でも食べてしまう貪欲さと産卵数の多さ、オタマジャクシとしての生態から駆除が難しい種類になります。夕方から独特の大きな鳴き声で泣き始めるので、鳴き声から生息していることが分ります。カエルとは思えない大音量の鳴き声を知らないと、いったい何の声なのかと不気味に思えるかも知れません。
自然公園などでは駆除されているところもありますが、上記理由などから、なかなかその駆除は難しいようです。良く行く公園でボランティアの方が、夕方から釣竿でウシガエルを釣っている所を見たことがありますが、なかなか釣れていませんでした。もちろん、許可なく捕獲したら違反になる動物です。ウシガエルには殆んど天敵がいませんので、日本の在来種が負けてしまうようです。石の上に座っているウシガエルは、鳴き声からは想像できないカエルでした。置物みたいで可愛かったです。
posted by クラマ at 04:20| Comment(2) | 自然観察、カエル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月07日

ヒキガエル(アズマヒキガエル)を見つけました。カエルの話

前回のセミの話に出てきたヒキガエルが気になり、調べて見たところ、どうやらアズマヒキガエルという種類のようです。ヒキガエルには大きく分けて2種類、ニホンヒキガエルとアズマヒキガエルがいます。見分け方は耳の鼓膜が大きいのがアズマヒキガエルで小さいものがニホンヒキガエルだそうです。見つけたのがすでに日も暮れかかった時間だったのと、危うくふんずけてしまうところだったので、他の人に踏まれてはいけないと思い、写真は撮らずに山林に後ろから突っつき追いやってしまいました。このカエルは産卵以外は陸上で過ごす種類のカエルです。比較的に乾燥にも強いので山林や、草むらで生活するそうです。アズマヒキガエルは北海道と本州、ニホンヒキガエルは西日本に多く生息するようです。寿命は最長で約10年。雄の方が長生きするそうです。なんと意外と長生きなのです。四六のガマと呼ばれたのはアズマヒキガエルのことだそうです。前足の指が四本。後ろ足の指が五本ですが、繁殖期の雄にはコブができて六本目の指に見えるそうで、このように呼ばれたようです。神奈川県では、最も危惧度の高いカテゴリーで要注意種になっています。このカエルの卵は、春に見かけるウニャウニャした透明のぶっといラーメン状の塊です。ヒキガエルは夜行性なので見た事は無くても、この卵の塊は見たことがある人は多いと思います。子供の頃、この卵を持ち帰って、オタマジャクシにした事があります。私はバカな子供だったので、自分の好きなバナナを餌にあげてました。しかしこれでカエルに育ちました。真っ黒い、小さなカエルでした。蓋をして育てていなかったので、皆、外に逃げていきました。5〜6年後、裏でヒキガエルを見かけたとき、良くもここまで生き延びてくれたものだと感激しましたが、我が家の裏庭には、池などなく、どのように生き延びたのかは今でも不思議です。住処となったのは、物置の下で間違いはありません。近所に野良猫も多く、裏庭にも良く来ていたので、かなりの犠牲がでていたと思います。今になって、卵は持ち帰らない方が良かったと反省です。ヒキガエルは目の後ろから毒を出すことで知られています。耳腺という袋があって、ここから出します。つまりは毒を持ったカエルなのです。優しく触れば毒はめったに出さないようですが、注意に越したことはありません。触らない方が良いでしょう。またこのカエルは、人にも慣れるようで、人間の手から鶏肉などをもらって食べると、何度か聞いたことがあります。ペットにもなりそうですが、別名、ガマガエルと呼ばれるように気持悪がられる事もあります。情が移れば何でも可愛くなってしまうと言うところですかね。でも、置物のようにペタンと座って手から餌を食べてくれるほど慣れてくると、餌やりが楽しくなって来るのも分かります。もし家の裏庭に池があったら、私も手から餌を上げていたかも知れません。
写真がないのもなんですので、撮りためてあった写真を追加させていただきます。
★アズマヒキガエル ガマガエル科。別名ガマガエルとかイボガエルなどとも呼ばれています。背中のイボイボが特徴になります。体色には個体差があります。体長は6〜18センチの大型になります。日本固有種のヒキガエルで、よく似たものに西日本に多く生息しているニホンヒキガエルがいます。両種の区別は鼓膜の大きさで見分けることができます。鼓膜の大きい方がアズマヒキガエルで小さい方がニホンヒキガエルになります。アズマヒキガエルの場合、目と鼓膜の距離よりも鼓膜の直径の方が大きくなります。分布は北海道の1部(北海道は本来の生育地ではありません)と本州の東日本(近畿地方以北)に生息しています。両種の生育場所が重なるところでは雑種も現れているようです。都市の公園や山地の森林に生息している陸生のカエルになりますが、春の産卵期には卵を産むために水場に集まってきます。この時期の雄の体色は、黄褐色になるものが多いようです。普段陸に住むため、水場を離れないカエルのような大きなミズカキがないことも特徴になります。食性は肉食で、ミミズ、アリ、クモをはじめ甲虫類や節足動物まで幅広く食べてしまいます。夜行性で陸生のため産卵期の水辺以外では目にする機会は意外と少ないかも知れませんね。乾燥に強く皮膚は乾き気味。ぬめぬめした皮膚感はありません。このカエルの卵は特徴的です。卵はゼリー状の長細い管状の塊になります。卵の数は1500個以上あるそうです。小さな真っ黒いオタマジャクシが1斉に現れて驚かされることがありますが、この数がいないと鳥などに食べられて親にまでなれないのでしょう。親と同じ姿になって水場を離れる時でも驚くほど小さな真っ黒いカエルです。親の巨体からは想像できない小さな可愛い子ガエルです。アズマヒキガエルには目の上に耳腺というものがあって、ここから毒を分泌します。つまり毒を持った毒ガエルになりますので、天敵はいないように思われますが毒蛇のヤマカガシはこの毒にやられることがないため、ヤマカガシの餌食になってしまうようです。ヤマガカシの毒もこの毒ガエルの毒が濃縮されて強くなっていくとも考えられています。マムシよりも毒性は強いヘビのようです。毒を持つカエルになるので、もし触った場合には手を洗うようにすると良いようですね。
9月アズマヒキガエル.jpgアズマヒキガエル3月.jpgアズマヒキガエル卵.jpgアズマヒキガエル1.jpgアズマヒキガエル2.jpg
1番上、撮りためてあった写真です。9月の撮影で山林の小道の杭の脇で見つけたものです。越冬のための場所を探していたのでしょう。小さな窪みにじっとしていました。2枚目。これも過去の写真です。3月の産卵期の撮影です。脚の部分で泥を水中に巻き上げていたので、産卵中のものだったと思います。3枚目。卵です。少し泥をかぶっています。生みたてだと中の黒い卵が良く見えるのですが、卵の感じは分かっていただけたかと思います。4枚目、7月に撮ったものです(載せるのが遅くなってしまいました)あたりは真っ暗、暗い歩道を歩いていました。歩きやすいように指に大きな水掻きがないことも特徴になります。最後、上と同じカエルです。手と大きさを比べてみたものです。ダルマサンのようで可愛いく見えます。またヒキガエルはのっそり、おっとり、している動きが可愛いです。撮影地は神奈川県横浜市、こども自然公園。
posted by クラマ at 00:24| Comment(0) | 自然観察、カエル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする