2014年08月22日

クヌギの樹液に集まってくる昆虫を調べてみました。樹液を餌にする昆虫たちです。

樹液を出しているクヌギやナラなどの木には、沢山の種類の昆虫が訪れています。カブトムシ、クワガタ、ヨツボシオオキスイ、ヨツボシケシキスイ、カナブンの仲間の甲虫類やサトキマダラ、アカボシゴマダラ、キタテハ、ルリタテハ、ヒカゲチョウなどの蝶類がいます。その他樹液に集まってくる色々な昆虫について調べてみました。以下の昆虫は樹液が好きな虫達でクヌギの樹液で見つけることができた種類です(ガの仲間は調べていませんが、夜にはガの仲間も樹液を求めて集まってきます)これら確認した昆虫は同じクヌギの木に樹液を求めて集まって来た昆虫たちです。クヌギの樹液は昆虫たちにとって大切な餌場で昆虫のオアシスのようなものです。実に様々な昆虫が樹液を求めて集まってきます。しかし、クヌギの木があっても樹液を出していない木も多くあります。樹皮に傷をつけて樹液が出る状態にないからです。カミキリムシが少なくなったことも樹液を出さない木が多い要因になっているようです。確認できた樹液に集まってきた昆虫は次の種類になります。
・甲虫の仲間 カブトムシ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、カナブン、アオカナブン、クロカナブン、シロテンハナムグリ、オオクシヒゲコメツキ、サビキコリ、ヨツボシオオキスイ(幼虫は樹液の中でも見ることができます)、ヨツボシケシキスイ。
・ハエの仲間 ホシアシナガヤセバエ、キイロショウジョウバエ、ベッコウバエ。  
・チョウの仲間 クロコノマチョウ、キタテハ、アカボシゴマダラ、ヒカゲチョウ、サトキマダラ、ルリタテハ。
ハチの仲間 オオスズメバチ。
上記昆虫が、クヌギの樹液が出始めてから時期を少しずつずらせて集まってきます。スズメバチがやってくる時期は長いので、観察には注意が必要になります。クヌギの樹液が醗酵した匂いのする時期が1番昆虫が群がっています。昆虫の嗅覚も鋭いと思いました。おそらく、さらに昆虫はフェロモンを出して同種を呼び寄せているのではないのかと思っています。また、この場所は決して昆虫の種類や数は多くないと思いますが、その他この近辺に樹液を出している木がないので、これだけの種類が集まるのではないのかとも推察しています。
メスカブトとカナブン.jpgカブトムシ雄.jpgノコギリクワガタ雌.jpgノコギリクワガタ・ペア1.jpgノコギリクワガタ・ペア2.jpg
御馴染のカブトムシ、ノコギリクワガタ、コクワガタです。上2枚カブトムシ。カブトムシはクヌギの樹液に来る有名な大型の甲虫です。雄の立派な角状のツノは立派です。他の昆虫と餌場の取り合いになると、相手の(他の昆虫)体の下にツノを滑り込ませ、下から救い上げて投げ飛ばしてしまいます。カブトムシは飛ぶ速度は遅いのですが上手に飛ぶことができます。カブトムシはブンブンと大きな羽音を立ててクヌギの樹液を目指して飛んできます。下の雄はこの木にいたものではありません。他の場所で撮った写真をイメージで使わせてもらいました。上の方にいたので下からのアングルになってしまいました。3枚目、コクワガタの雌と比べるとがっしりと大型になるノコギリクワガタの雌です。4、5枚目。ノコギリクワガタの雄と雌です。雌の写真とカナブンを撮影している時に、奇跡的に飛んできました。雌のいる場所に迷わず来たことから、雌のフェロモンを感じ取ったものと思われます(もしくは単純にクヌギの樹液を求めてきたのかも知れません)飛んでくるノコギリクワガタを見たのは初めてなので大変驚きました。この雄はすぐに交尾の態勢に移りました。かなりの大型の雄になります。雄の反り返った大きなハサミ(大顎)は立派です。久しぶりに見る大きさに感動でした。ノコギリクワガタは湾曲した大顎が特徴で、他の種類のクワガタと大顎(ハサミ)の形で区別することができます。午前11:52分に雄が飛んできました。普通ノコギリクワガタは夜行性が強いのですが、写真でもお分かりかと思いますが、この雄と雌は赤味がかかっています。この赤味が強くなるほど、日中に動く個体が多くなる傾向があるようです。この色と行動の関係はカブトムシにもいえそうです。上の雌カブトムシも夕方まだ明るいうちに撮影したものです。カブトムシの方が日中に木に付いている確率は高いようです。(とはいえ共に基本は夜行性になります)
コクワガタ.jpgコクワガタ雄2.JPGコクワガタの雌.JPG
コクワガタです。顎の部分を樹皮に潜り込ませて樹液を吸っています。2枚目、コクワガタの雄。観察していた切られてしまったクヌギの株にいました。3枚目、コクワガタの雌。最近ではコクワガタを見つけることも1苦労するようになってしまいました。飼育下ですとコクワガタは3〜4年生きる個体もいます。寿命の長い昆虫です。2枚目と3枚目を追加しました。
★カブトムシ コガネムシ科。頭に角状突起の有る大型の甲虫です。大きさは30〜80ミリ。大きさには雄も雌も個体差が出ます。この違いは栄養状態によるものです。野生下ですと80ミリの大型は少なくなります。小型の雄ではツノ(角状突起)がとても短くなり雌に似て見えてきます。カブトムシは夜行性で灯火にも集まります。出現は6〜8月。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。クヌギの樹液に集まるほか、果樹園や落ちた果実に集まってきます。生命力が強く、落ち葉の堆積した場所やウッドチップのまかれた小道からも発生します。飼育も簡単な種類で大きな個体を育て上げることができます。ただし餌は多く消費するので、1匹あたりの飼育面積は多くとる必要が有ります。飼育は1匹ずつ容器を分けることが良いです。餌には腐葉土、完熟したおがくずのマット(市販品など)を使います。カブトムシを知らない人が少ないほど有名な大型昆虫になります。力の強い昆虫としても知られています。成虫の寿命は1〜3か月ほどです。越冬は幼虫で行います。
★ノコギリクワガタ クワガタムシ科。雄は33〜74ミリ。雌は28〜40ミリ。黒い色のタイプとやや赤みを帯びたタイプがいます。稀に赤味の強いものもいます。分布は北海道、本州、四国、九州、屋久島、種子島、対馬。雄の個体変異は大きく、顎が長く大きく湾曲した大顎を持つ先歯型(55ミリ以上の大型になると先歯型になります)、緩やかな大顎の両歯型、小さく直線的な顎の原歯型(直線的な形の顎)に分けられます。栄養状態による変異です。幼虫期は1〜3年。夜行性が強いものの、稀に日中動いているものがいます。灯火に集まる習性があります。出現は6〜8月。ノコギリクワガタの寿命は短く1〜6か月ほどです。野外では1〜3か月ほどのようです。ノコギリクワガタはクヌギの樹林に多く生息していて、幼虫は柔らかいクヌギなどの劣化の進んだ朽ち木を餌にします。コクワガタと違って、ノコギリクワガタの雄は朽ち木から脱出して、朽ち木の脇の土中に蛹室を作って成虫になります。越冬は幼虫で越冬します。人工飼育の場合、完熟したおがくずマットが向いています。
★コクワガタ クワガタムシ科。雄は22〜54ミリ。雌は20〜31ミリ。分布は北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島、種子島。飼育下だと3〜4年モ生きる長命な種類です。比較的に細い枯れ木でも幼虫は成長することができます。朽ち木は湿度の高いものを好みます。コクワガタも大型になると大顎はしっかりとしてきます。自然の中ですと小型の個体が多いコクワガタでも、飼育下ですと47〜50ミリの大型が生まれてきます。オオクワガタとは極めて近い種類になり、オオクワガタとの雑種も自然化では見ることがあります。子供の頃、私も3回ほど見つけたことがあります。この雑種はオオコクワと呼ばれています。現在ではオオクワガタがいなくなってしまっているので、オオクワガタもオオコクワも見ることは難しくなってしまいました。コクワガタは都市部でも見ることがある適応力の強いクワガタです。小さな公園や街路樹でも発生していることがあります。出現は5〜9月。最も普通に見られる数の多い普通種のクワガタムシです。
カナブン3.jpgカナブン2.jpgアオカナブン1.jpgアオカナブン.jpgカナブン変色.jpgクロカナブン.jpgシロテンハナムグリ.jpgヨツボシケシキス.jpg
カナブンです。上、沢山集まっています。普通はこの色のものが多いですが、アオカナブンに似ているもの、赤っぽいもの、茶色っぽいものなど、色彩の変かは多いです。2枚目。金色っぽく見えた個体の写真です。3、4枚目、アオカナブン。光の角度で緑以外の色が見える個体が多いです。カナブンとの識別になる後ろ脚の基部は確認していません。アオカナブンの方が若干、体は細く見え、グリーン光沢も強くなります。アオカナブンも他の色が混ざっている個体もあり、正確には裏返して確認する必要があります。(今回はしていません)5枚目、ブルー光沢のある個体がいました。カナブンか、アオカナブンかは分りません。6枚目、クロカナブン。カナブンより大きくなり、黒い体色をしています。右に見えているものがカナブンです。7枚目、シロテンハナムグリ。白い斑紋がおしゃれです。最後、ヨツボシケシキスイ。アップで見ると迫力があって魅力的な昆虫に思えます。小さいことがとにかく残念です。
★カナブン コガネムシ科ハナムグリ亜科。体長22〜31ミリ。出現期は6〜9月。金属光沢があり、他の金属光沢のあるコガネムシと混同されて総称で呼ばれていることが多い昆虫です。カナブンは個体の色の変異が大きく、単純な色の分け方だと間違ってしまう事があります。分布は本州、四国、九州、伊豆半島、壱岐島、対馬、屋久島、種子島。出現期は7〜8月。成虫は広葉樹の樹液。主にクヌギ、コナラの樹液を吸います。幼虫はクズ群落の乾燥した環境に生息し、腐食した植物を食べるらしいです。カナブンの仲間の生態はよく分かっていないようです。
★アオカナブン コガネムシ科。体長22〜27ミリ。出現期は7〜8月。カナブンよりやや細くなります。分布は、北海道、本州、四国、九州。緑色の綺麗な金属光沢をしています。樹液が大好きでカナブンと競って樹液を吸っています。カナブンによく似た色の個体が出るので、判別は難しくなります。
★クロカナブン コガネムシ科。体長25〜33ミリ。やや細長い体型をしている黒い金属光沢のあるカナブンです。分布は、北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島、種子島。
★シロテンハナムグリ コガネムシ科。体長20〜25ミリ。出現期は5〜9月。よく似た種類にシラホシハナムグリがいます。違いは前足の符節(前脚の先の部分)の長さが短いものがシラホシハナムグリでシロテンハナムグリの前脚の符節は見比べるとかなり長く見えます。頭の部分の頭楯の形でも見分けることができます。頭楯がまっすぐに見える方がシラホシハナムグリで窪んで見える方がシロテンハナムグリになります。背面に見える白い紋はシロテンハナムグリでは小さく分散していることも見分ける方法になります。シラホシハナムグリでは、かたまってやや大きな白い紋に見えますがどちらもよく似ています。大きな違いとしてはシロテンハナムグリの前翅先端の会合部は突出しないことです。でも1番良い方法は両種を並べて見比べてみて覚えることです。目で見た方が分かりやすいかもしれません。シロテンハナムグリは緑色から銅色のメタリック色をしています。完全な昼行性で灯火には集まらないようです。昼間に盛んに飛び回って樹液を求めている所に出会うことも良くあります。シロテンハナムグリの寿命は約1年と長く、成虫は花の蜜や花粉、樹液と対象になる餌が多いことで長命なのかも知れません。成虫はクヌギ、ナラ、カシ、コナラ、ヤナギなどの樹液に集まります。幼虫は腐植土を餌にしていて、幼虫で越冬します。成虫が土中で越冬することも確認されています。蛹は土中で土繭を作ります。繁殖力、生命力が強く、カブトムシやクワガタのように人工飼育も可能です。
★ヨツボシケシキスイ ケシキスイ科で、顎の形は雌のクワガタに似ています。体長は4〜14ミリ。出現期は5〜8月。黒色で光沢があり上翅に朱色斑紋が2個ずつあります。この紋はバットマンのマークにも似ていて可愛らしいです。ヨツボシケシキスイは都市部、郊外の雑木林などでも多く見られる普通種です。クヌギ、コナラ、カシなどの樹液の出ている木では簡単に見つけることができます。樹液の他に他の昆虫の幼虫も食べる肉食性のようです。雌は木の樹皮の隙間に産卵するそうです。
オオクシヒゲコメツキ.jpgオオクシヒゲコメツキ2.jpgサビキコリ・クヌギに集まる昆虫追加.JPGヨツボシオオキスイ1.jpgヨツボシオオキスイ大池.jpg
上2枚、オオクシヒゲコメツキ。3枚目、サビキコリ。変な名前ですがコメツキムシの仲間です。この写真は石の上で撮りました。4、5枚目、ヨツボシオオキスイ。3枚目はこの木で撮影。黄色の点の色がうまく出ていなかったので、他の場所で撮影したものを4枚目に使いました。ヨツボシオオキスイは2度目の登場になります。カナブンの下に潜り込み、積極的に動き回っていました。幼虫はクヌギの樹液を餌にして育ちます。
★オオクシヒゲコメツキ コメツキムシ科。体長22〜35ミリ。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。触覚が櫛状の大型のコメツキムシ。出現期は6〜10月。成虫で越冬します。成虫はクヌギ等の樹液。幼虫はサクラなどの朽木を食べます。県によっては準絶滅危惧種になっています。オオフタモンウバタマコメツキ(体調25〜32ミリ)より調べたところ、こちらの方が大きいのでコメツキムシの中では日本で1番大きいコメツキムシだと思います。
★サビキコリ コメツキムシ科。体長14〜16ミリ。分布は北海道、本州、四国、九州。寸詰まりに見える横幅の有る光沢のないさび色のコメツキムシ。出現期は4〜11月。成虫で越冬します。幼虫も成虫までに2年かかるようなので幼虫でも越冬します。成虫幼虫共に雑食性。成虫は花の蜜や花粉、樹液、果実、樹の葉、他の昆虫の死骸。幼虫は土中にいて植物の根や他の昆虫を食べるようです。普通種で数も多く、行動は昼行性。灯火にも飛来します。平地から山地の林縁に多く、都市部を除き広い範囲に分布しています。コメツキムシの種類の判別はとても難しいのですが、サビキコリの仲間は体表面がザラザラで、光沢のないさび色をしているので、この特徴からサビキコリの仲間だと判断することができます。
ホシアシナガヤセバエ.jpgキイロショウジョウバエ.jpg
上、ホシアシナガヤセバエです。下、キイロショウジョウバエ。
★ホシアシナガヤセバエ ハエ目アシナガヤセバエ科。体長8〜10ミリ。分布は本州、四国、九州。出現期は6〜8月。成虫は樹液、腐った果実を吸います。このハエはとても臆病で、すぐに飛んで逃げてしまいます。良い写真が撮れなかったのでまた機会を見て撮りなおさないといけないと思っています。よく似た種類の昆虫がいますが、翅に黒点があるものがホシアシナガヤセバエです。1見アメンボに似ている不思議なハエです。
★キイロショウジョウバエ 別名コバエ。ショウジョウバエ科。淡黄褐色で体長2ミリの小さなハエで、出現は3〜11月。人家にも発生することがあります。複眼(目)は赤い色をしています。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。キイロショウジョウバエは1世代のサイクルが早く、産卵後1日で孵化し幼虫になります。幼虫期は短くて5日で蛹になります(気温25度の場合)30度を超える高温になると孵化しにくくなります。雌は産卵を開始すると1日50〜60個の卵を産み付けます。ごみ箱などが、あっという間にハエだらけになるわけです。寿命は2か月。寿命には温度が関係していて、この2か月とは気温が適切な場合の寿命です。キイロショウジョウバエは突然変異が多い昆虫としても知られています。
コノマチョウ.jpgキタテハチョウとカナブン.jpgアカボシゴマダラ.jpgヒカゲチョウ.jpgサトキマダラ.jpgルリタテハ.jpg
上から、クロコノマチョウ、キタテハ、アカボシゴマダラ、ヒカゲチョウ、サトキマダラ、ルリタテハ。
ハチ類ではオオスズメバチが常に目を光らせています。いつも怖くてやっとの思いで撮影しています。 オオスズメバチの写真が撮れました。コンパクトデジカメでは、これが限界です(怖かったですよ)注意が必要な凶悪なハチです。私のように写真を撮ることはお勧めしません。いや、しない方が良いでしょう。
★オオスズメバチ スズメバチ科。女王蜂は40〜45ミリ。働き蜂27〜40ミリ。黒褐色の体に腹部の体節部分が黄色い帯状に見える大型のスズメバチ。分布は北海道、本州、四国、九州、佐渡島、種子島、対島、屋久島。活動は4〜10月。攻撃性、毒性は強く、世界最大の殺人蜂です。日本にいる昆虫の中で最悪の凶暴性を持っていて、攻撃性が強く人を襲うこともあります。刺される事故も多く発生しています。毒成分はテトロドトキシン。このハチの毒液中には仲間を呼ぶフェロモンが含まれ、1匹に刺されると多数に襲われる確率も高くなるという最悪さです。毒蛇のハブより多い死者をでしている昆虫です。見るからに凶暴に見える大型のハチです。できれば近づかないことをおすすめします。姿はアシナガバチを超巨大にしたように見えます。オオスズメバチは覚えておかないといけない野外の危険昆虫です。黒い色に反応して黒い部分を攻撃することが知られています。人間の黒い部分の顔(目)、頭などが狙われやすいです。首周りを指されることも致命傷になります。大型なので刺されたときに注入される毒の量も多くなることと、複数のスズメバチに刺されることが有るので命にかかわる危険度はかなり高くなります。気が付かないうちに刺されてしまう事故も多く発生していますが、山野に行くときは白い服がスズメバチに狙われにくいということがいえそうです。
オオスズメバチ.jpg                            危険なトラ柄の大きな蜂です。オオスズメバチの仲間は毒性も攻撃性も強いので、この模様のハチがいたら刺されないように注意するようにしてください。
この観察をしていたクヌギの木が切られてしまいました。歩道の脇にあったものなので、樹液に集まるスズメバチが危険な存在になったことが原因だと思います。木が切られてしまったことは残念ですが、これは仕方のない所です。同じ木での観察はできなくなってしまいました。
posted by クラマ at 06:03| Comment(4) | 昆虫・コクワガタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月05日

コクワガタ、夜間に観察と撮影をしました。

コクワガタの生息している木を見つけたので、どうしても活動しているところが見たくなりました。夜行性の昆虫なので、夜間に観察しに行くことにしました。ライトが当たるとすぐに木の洞に潜り込んでしまうため、ライトをほのかに当たるようにしたり、逃げ込まれたら時間を置いて観察しなおしたりしての観察になりました。時期はもう10月になっていたので、この時期まで活動していたことに驚きです。すでに樹液は出ていません。他の昆虫は、ゴキブリとトビズムカデが活発に動いていました。トビズムカデは7センチ位のものと、20センチを少し上回りそうな大物でした。7センチのものもいたことで、雌もいると思います。巨大ムカデらは、昆虫の集まるこの木の洞を住みかに生息していると思われます。木の皮の下でコクワガタの体が半分出ているすぐ側をトビズムカデは通り過ぎていったので、硬い外骨格の体のコクワガタは餌として向いていないのかと思いました。この木のコクワガタは、木の割れ目の隙間にいるものも合わせて7匹も見つけました。小型のものが多く、7匹の雌雄の判別の数までは分かりませんでした。木の樹皮を歩き回った固体は雄2匹、雌2匹でした。暗がりの時間を作ると活発に移動をしていました。樹液が無いので何匹が越冬できることでしょうか。飼育してあげると2年〜3年の寿命があります。現実として自然界で冬を越えることはかなり難しいと思います。オオクワガタが生息しているクヌギの樹下などでは、はさみ殺されたコクワガタを見ることがあると聞きました。樹液のでていない時期にコクワガタの体液を餌にしているようです。越冬のためにも必要な行動のようです。コクワガタは日本本土で普通に見られるクワガタで、5亜種に分類されています。本土のものは夜行性です。コクワガタ3.jpgコクワガタ2.jpgコクワガタ.jpgコクワガタ雌.jpg
写真上、コクワガタの雄。中段、木の割れ目に潜むコクワガタ。下、左。上段のコクワガタの写真のもとの画像です(上は切り抜いたもの)よく見ると全部で3匹写っています。下、右。同じ日に別の場所で撮影したコクワガタの雌。アジサイの小枝にいるところを偶然に見つけました。運良くコクワガタの居る木が分かったので、来年も観察することが出来るので楽しみです。
posted by クラマ at 18:09| Comment(0) | 昆虫・コクワガタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月05日

コクワガタを見つけた。少ない自然環境でも平気です。

コクワガタ[1].jpgはじめまして。ブログ初心者の初ブログです。悪戦苦闘、奮闘努力のすえ、やっとこさっとこの、投稿にたどり着きました。これからも続けていけるように頑張ります。主に散歩が趣味なので、自然観察をあわせて、自然関連のあれこれを記事にしていこうと思っています。作成に当たりまして、不慣れでブログの機能を使い切れていないので不備があるかと思いますが、宜しくお願いします。初投稿には、6月下旬に捕獲して現在ペットのコクワガタの話をさせていただきます。捕獲場所は大手スーパーの駐車場の脇、フェンス沿いにマテバシイの木が植えてある木の下で発見しました。野良猫が猫パンチを浴びせていたので、除いてみると、コクワガタでした。野良猫は時として、虫を食べるので、コクワガタは危険なので取り上げました。マテバシイの木は最近剪定されたようで、枯れ枝、朽木部分はほとんどありませんでしたが、わずかな朽木部分からの発生なのでしょう。コクワガタは適応力が強く、さほど太くない枯れ木でも繁殖が可能なようです。幼虫が食べる樹種も幅広いようです。捕獲したのは日が暮れて、街灯がともる時間でした。本州産のコクワガタは夜行性です。稀に、赤の色の強いもの、赤色がかかったものは、昼間でも活動するものがいるらしいです。この色の差は難なのでしょうか。八丈島のコクワガタ、ハチジョウコクワは色が赤っぽくて、昼間にも活動するそうです。赤の色は、人工的に幼虫を育てた場合、餌に塩分が加わると体の赤色のかかったものが出るらしいです。発見が6月という事と、駐車場の外周にマテバシイの木があるのみで、周りに餌となる木がないことで(樹液の出る木がない)持ってかえって飼育することにしました。夜はブンブンと飛翔していましたが、1週間ほどで落ち着いてきました。体長は46ミリありました。野生種としては大きいです。2〜3日前あたりから昼間にも姿を現し、活動するようになりました。こうなると虫とはいえ可愛いものです。同じ仲間のオオクワガタは昼間の行動はありません。昔、飼育していたのですが、夜しか、しかも電気をつけると隠れてしまうので、面白さには欠けてしまいます。やはり見ていて動いてくれる方が楽しいものです。コクワガタは最大で53ミリに達するそうです。この大きさは自然界ではまずない大きさです。人工的に添加剤を加えて作った餌で幼虫を飼育すると、50ミリはでると思います。私がかなり前に産卵させて育てたものは49ミリありました。餌にはクヌギマットに自作の添加剤を使いました。添加剤は薄力粉、ビール酵母、グルタミン酸を使いました。これをクヌギマットに混ぜて発酵させたものを使いました。コクワガタは意外と劣化した餌も食べてくれるので、育てやすいクワガタです。それが少ない自然の中でも生きていかれる要因なのでしょう。私の活動エリアの中では、コクワガタしか見ることが出来なくなってしまいました。やはり繁殖できる木がなくなっては絶滅してしまいますので、コクワガタの好きな木が残っていけるといいなと思っています。クヌギ、などナラ類があっても、カミキリムシなどが現在ではほぼ見られなくなっているため、樹液を出す木がなくなってきているのもコクワガタに限らず、カブトムシ、クワガタが減少している要因の一つに間違いありません。自然の虫のサイクルが壊れてしまったと言えると思います。カブトムシは、コクワガタと同じく、適応力が強いので、堆肥や、落ち葉を積み重ねた場所、木のチップを蒔いたところがあれば、親となるカブトムシの成虫がいれば、産卵してくれます。カブトムシも見かけなくなりましたが、コクワガタの方が先にいなくなりそうです。コクワガタには頑張ってと、応援したくなります。最近では、コクワガタもペットショップ、スーパー等で買うことも出来ますが、買ったものは産地が分からず、遺伝子が交配してしまうので、例え近所にクワガタの住める環境があったとしても、飼うのが面倒になっても外に逃がさないように注意しなければいけません。九州地方では、国産の野生種のヒラタクワガタ(本土ヒラタ)と外産のヒラタクワガタの雑種が確認されていて、研究者を驚かせているそうです。野生種と他種の交雑は確率的に無いと言われていたのですが、ヒラタクワガタの場合は交雑してしまいます。かなり以前に大きなヒラタクワガタを作るのに、ホンドヒラタと外産をペアにすると聞きました。それが自然界で起こってしまったのです。このハイブリッドヒラタクワガタは大きいうえ、凶暴だそうです。さらに繁殖能力もあるらしいです。凄いですね。どの種類の外産クワガタを使ったのか、明確な情報はありませんが、同じ仲間の、パラワンオオヒラタ、セレベスオオヒラタ、スラウェシオオヒラタの類だとは思います。日本全体で、本来の日本固有主が駆逐され、外国の生き物が多く生活するようになってきました。本州のカブトムシの場合は交雑は聞いていません。また外産のカブトムシは冬の温度の関係で、繁殖することは無いでしょうけど。子供の頃から親しんできたコクワガタには、これからも頑張って生き延びて欲しいです。
posted by クラマ at 16:09| Comment(0) | 昆虫・コクワガタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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