★ハジマヨトウ ヤガ科キリガ亜科。ハジマヨトウの終齢は 幼虫は体長35ミリ程。ハジマヨトウの分布は本州、四国、九州、沖縄。成虫の出現は6〜8月。年1化。灯火に集まるようです。幼虫は体長35ミリ程。幼虫はタケノコから出て土の中で蛹になります。越冬は卵で越冬します。幼虫はササやタケの芽(タケノコ)を餌にするガです。神奈川県の観察地では6月に出現しています。成虫には地色に個体差があります。イネ科のハチク、モウソウ、マダケ、ホテイチク、メダケ、カンザンチク(中国原産のササ類の中で最大の種類)、ヤダケ(ササ類ヤダケ属)など食用タケノコの中に潜り込んで餌とします。成虫は地味な茶色で翅には3角形の斑紋があります。地色には個体差があるようです。個体差がある種類だと違いの判る成虫の写真を撮ってみたくなります。
上のハジマヨトウの幼虫はメダケのタケノコの中にいました。黒い地色に白い筋が見えます。食用タケノコ等を餌にするガの幼虫です。モウソクチクやマダケではあまり見ません。メダケのような細いタケノコに多く発生しているようです。タケノコの表面に穴もしくは中から何か塊状の物が出て見えます。が開いているものを探して中を探すと見つけることができます。成虫は地味な茶色ですぐに飛んで逃げてしまうので、撮影ができないままになっています。
タケノコを食べる他の種類には次の3種類がいます。
・サッポロチャイロヨトウはチシマザサ(ネマガリダケ)を食べるガになります。分布は北海道、本州、四国、九州。年1化で成虫の出現は7〜9月。幼虫の地色は白っぽく見えるようです。
・カバマダラヨトウはメダケを餌にします。分布は本州、四国、九州。成虫の出現は8月で年1化。
・ミヤケジマヨトウは日本固有種でカンザンチク、リュキュウチョク、メダケなどササのタケノコを食べるようです。分布は本州(千葉県以南)、四国、九州。年1化で成虫の出現は6〜7月。
ハジマヨトウは繁殖場所がササ藪や竹林になることと、幼虫の餌がタケノコの中身なので、さらに成虫幼虫共に見る機会の少ないガになります。成虫の色も地味なので、タケノコを食べるガというと興味も出てくる種類になるのかも知れませんが、ほとんど知られることが無い地味な昆虫になると思います。
観察地のメダケが全て刈り取られてしまいました。地上に1本もありません。もともと少なかったのですが、根元からの伐採なのでもう生えないかも知れません。ただでさえ成虫の捕獲は難しかったので、成虫の写真と合わせて追加して投稿しようと思っていたのですが、難しくなってしまいました。幼虫の紹介にすることに変更することにしました。写真が少ないので追加する予定です。

