2016年05月16日

ベニモンアオリンガ。春と夏で翅の模様が変わる綺麗な色の小型のガです。

ベニモンアオリンガは小さくても綺麗な色をしたガです。私のお気に入りのガの1種になります。春型と夏型の季節型があり、色が違って見えます。春型には名前のように美しい紅色の紋が翅の中央に現れます。淡く美しい紅色がとても魅力的です。夏型は黄色を帯びた緑色や黄緑色をしていて、斑紋が全くない翅をしているものも現れます。大変良く似たガにアカマエアオリンガがいます。夏型では両種の区別が困難になってしまいます。違いは後翅の翅の色で、アカマエアオリンガの後翅はくすんだ灰色をしていて、アカマエアオリンガの後翅は純白です。外見上の判断は難しいのですが、違いはこの後翅の色の違いになり、両種を区別する方法になります。ベニモンアオリンガの体つきはアオバハゴロモに似ていて可愛い形をしています。色も形も可愛いガです。春と夏で見た目が変わるガ、ベニモンアオリンガを調べてみました。
★ベニモンアオリンガ コブガ科リンガ亜科。開帳17〜23ミリ。出現は5〜6月、7〜10月で、年3回発生します。5〜6月に発生する幼虫は新芽を食害して、7〜10月に発生する幼虫は蕾の中に入り込み蕾を食害します。分布北海道、本州、四国、九州、沖縄。普通種のガで数も多いです。公園、果樹園、庭、各種林縁に生息しています。幼虫はツツジ科を餌にします。特にツツジ、サツキ、シャクナゲに付いて芽や蕾などを食べることから、幼虫はツボミムシ、シンクイムシと呼ばれ、庭木のツツジやシャクナゲの害虫になっています。ベニモンアオリンガは夜行性で灯火にも飛来します。季節型の有るガで、春型の前翅中央には名前のように綺麗な紅色の斑紋が現れますが、夏型(2化め)の翅には紅色の斑紋の無い個体や黒い点に見える斑も消えていることが多くなります。夏型(2化め)の体色は全体が黄色、黄緑色、深緑色をしています。大変良く似たガにアカマエアオリンガガいますが、夏型では判別できない位に似たものが出てきます。判別には後翅の色がくすんだ灰色をしていることで区別できます。小枝上に繭を作り蛹で越冬します。ベニモンアオリンガは綺麗なガです。個体差が多く、季節型の違いや翅の色の違いもあるので、見ていて飽きの来ないガになります。観察すると違いがあって実に面白いです。
ベニモンアオリンガH28.JPGベニモンアオリンガH28−2.JPGベニモンアオリンガH28−3.JPG
春型のベニモンアオリンガです。華やかな美しいガです。淡い紅色や濃いピンク色に見える斑紋が綺麗です。上2枚葉角度を変えて見たところです。撮影地、神奈川県横浜市。1番下、神奈川県海老名市。
ベニモンアオリンガ1.jpgベニモンアオリンガ2.jpg
夏型のベニモンアオリンガです。単色ですが個性があって面白いです。斑紋の無いタイプです。撮影地、神奈川県大和市、憩いの森。
ベニモンアオリンガ3.jpgベニモンアオリンガH28横浜.JPG
夏型のベニモンアオリンガです。小さな紅色の斑紋が見えているタイプです。撮影地、神奈川県横浜市。
春型は派手で美しく、夏型は黄緑色系の色が綺麗です。夜行性のガなので昼間は葉の陰などで休んでいます。そのことから普通種で数が多い割には見かけることが少なくなります。住宅街などでは壁にとまっていることがあるので、運良く見つけることがあります。
posted by クラマ at 01:30| Comment(0) | 蝶・蛾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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