★ジグモ ジグモ科。別名サムライグモ、ハラキリグモ、ツチグモ。その他、地方名も多いようです。地上生の普通種のクモになります。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。ジグモはジグモ科の普通種のクモでどこにでもいるクモになりますが、巣を作る場所の条件は選んでいます。木の根元、庭先、家の軒下、石や岩の壁、コンクリートの壁などで、土が硬すぎないことと雨が当たりにく場所を選んで巣を作ります。巣は粘性の無い長細い円筒形の袋状をしていて、地中に伸びています。巣の長さは10センチほどあり、巣の大きさに対して中にいるジグモの体のサイズも大きくなります。餌は他の昆虫や小動物を捕らえます。捕らえる獲物は小さな地上を徘徊する昆虫や小動物で、主にダンゴムシやワラジムシを捕らえることが多いようです。巣の中のジグモは、獲物となる昆虫や小動物がこの円筒形の袋状の巣に触れた振動を感じ取り、獲物に鋭い牙を使って襲い掛かります。振動が強すぎると狩りの行動はしません。武をわきまえているようで、手に負えない大物には反応しないようです。ジグモは寿命が長く、ジグモが成熟するまでに3〜4年、成熟してからは雄では1年ほどの寿命ですが、雌は成体になってからも脱皮をして、4〜5年生きることができます。繁殖期は7〜8月でこの時期に地面を歩き回る雄を見ることができます。雌を探しているようです。体長は雄が12〜16ミリ。雌が17〜20ミリでがっしりした体格をしています。雄の腹部は小さく脚が長いです。雌は体も雄より大きく腹部が大きく発達しています。幼体の体色は茶色または赤褐色で、成体になると黒くなります。
ジグモの獲物の捕らえ方は、円筒形(管状)の長い袋になっていて粘性の無い巣で、どのように他の昆虫を捕らえるのかというと、巣の壁にいる昆虫を巣の中にいる(袋の中にいる)ジグモが巣の壁ごと牙を突き立てて捕らえます。巣の壁越しに捕らえるのです。大きな牙で捕らえた獲物は、徐々に巣の中に引き込まれていきます。この時に破れた巣の壁は後で修復されます。食べかすや糞、脱皮した皮、巣穴を広げたり、掘り下げたときに出る土などは、すべて巣の外に出されます。
上がジグモの巣です。木の根元に作られていたものです。長細く木の根元に付いる袋状の形をして見えるものが巣になります。下、カッコいいです。ジグモの雄です。雄は腹部が小さいです。雌の腹部は大きく、1見して雄と区別することができます。すさまじくいかつい体をしていて迫力があります。雌も似たような体格なのですが、腹部が大きいのでやや可愛く見えます。ごついなりにも雄ほどの威圧感は少なく感じます。ジグモは独特の袋状の巣を木の根元や壁に管状の細長い袋になった巣を作るので、長細い巣の形を見ただけで種類の分かる、判別がやさしいクモになります。
巣から出てもらって雌の写真も撮る予定です。雌の写真が撮れましたら追加します。

