2016年04月14日

ジグモ。袋状の巣を土の中に作る変わったクモです。

ジグモは名前の通り地面の中に巣を作る地上生のジグモ科のクモで、住処とするクモの巣に特徴があります。ジグモの巣は長細い袋状の円筒形になっていて、巣は地中に伸びて作られています。巣を作る場所は、木の根元、石や岩の壁、家の軒下、コンクリートの壁などに沿って作られています。人家付近に多くみられるクモになりますので、この長細い巣を見たことがある方は多いと思います。クモの巣は比較的に柔らかい土質で、雨の当たらない場所を選んで作られています。この土中に長細く伸びているクモの巣には粘性がなく、大きな巣にはその大きさにあった大きなクモが1匹入っています。この袋状のクモの巣に他の昆虫などが触れると、その振動を感じ取って襲い掛かるという、待ち伏せ型の狩りをするクモになります。雄は成体になると1年ほどで死んでしまいますが、雌は脱皮を繰り返して成体になって4〜5年ほど生きるようです。雄は6〜8月頃に地上を歩いているものを見かけます。雌のジグモを探しに行くようです。ジグモは雌雄共にしっかりとした体格をしていて、雄と雌を見分ける違いは腹部にあります。雄は小さな腹部をしていて体長も雌より小さくなります。雌は1回り大きく、腹部が発達していて大きく膨らんでいます。ともに頭胸部と同じくらいありそうな鋏角を持っていて、これを使って巣に触れた獲物を捕らえます。巣に伝わる振動が大きすぎると、ジグモは獲物が大きすぎると判断して、捕獲のための攻撃はしてきません。手でとらえて持とうとすると、体を丸めて自分の牙で自分の腹部を切り裂いてしまいます。ジグモはその行動から別名をサムライグモ、ハラキリグモとも呼ばれています。観察のために巣から雌を出しても、持たないようにしてあげると良いと思います。北海道から沖縄まで幅広く普通に生息しているクモになります。長く生きる長命なクモであることからも、飼育している人もいるクモになるようです。観察すると面白いかもしれません。子供のころは何の意味もない遊びなのですが、ジグモの巣を壊さないで地面から抜き取る遊びをしたことがあります。ジグモを調べてみました。
★ジグモ ジグモ科。別名サムライグモ、ハラキリグモ、ツチグモ。その他、地方名も多いようです。地上生の普通種のクモになります。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。ジグモはジグモ科の普通種のクモでどこにでもいるクモになりますが、巣を作る場所の条件は選んでいます。木の根元、庭先、家の軒下、石や岩の壁、コンクリートの壁などで、土が硬すぎないことと雨が当たりにく場所を選んで巣を作ります。巣は粘性の無い長細い円筒形の袋状をしていて、地中に伸びています。巣の長さは10センチほどあり、巣の大きさに対して中にいるジグモの体のサイズも大きくなります。餌は他の昆虫や小動物を捕らえます。捕らえる獲物は小さな地上を徘徊する昆虫や小動物で、主にダンゴムシやワラジムシを捕らえることが多いようです。巣の中のジグモは、獲物となる昆虫や小動物がこの円筒形の袋状の巣に触れた振動を感じ取り、獲物に鋭い牙を使って襲い掛かります。振動が強すぎると狩りの行動はしません。武をわきまえているようで、手に負えない大物には反応しないようです。ジグモは寿命が長く、ジグモが成熟するまでに3〜4年、成熟してからは雄では1年ほどの寿命ですが、雌は成体になってからも脱皮をして、4〜5年生きることができます。繁殖期は7〜8月でこの時期に地面を歩き回る雄を見ることができます。雌を探しているようです。体長は雄が12〜16ミリ。雌が17〜20ミリでがっしりした体格をしています。雄の腹部は小さく脚が長いです。雌は体も雄より大きく腹部が大きく発達しています。幼体の体色は茶色または赤褐色で、成体になると黒くなります。
ジグモの獲物の捕らえ方は、円筒形(管状)の長い袋になっていて粘性の無い巣で、どのように他の昆虫を捕らえるのかというと、巣の壁にいる昆虫を巣の中にいる(袋の中にいる)ジグモが巣の壁ごと牙を突き立てて捕らえます。巣の壁越しに捕らえるのです。大きな牙で捕らえた獲物は、徐々に巣の中に引き込まれていきます。この時に破れた巣の壁は後で修復されます。食べかすや糞、脱皮した皮、巣穴を広げたり、掘り下げたときに出る土などは、すべて巣の外に出されます。
ジグモの巣.JPGジグモ雄・成体.JPG
上がジグモの巣です。木の根元に作られていたものです。長細く木の根元に付いる袋状の形をして見えるものが巣になります。下、カッコいいです。ジグモの雄です。雄は腹部が小さいです。雌の腹部は大きく、1見して雄と区別することができます。すさまじくいかつい体をしていて迫力があります。雌も似たような体格なのですが、腹部が大きいのでやや可愛く見えます。ごついなりにも雄ほどの威圧感は少なく感じます。ジグモは独特の袋状の巣を木の根元や壁に管状の細長い袋になった巣を作るので、長細い巣の形を見ただけで種類の分かる、判別がやさしいクモになります。
巣から出てもらって雌の写真も撮る予定です。雌の写真が撮れましたら追加します。
posted by クラマ at 16:19| Comment(2) | 蜘蛛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も子どもの頃ジグモの巣の袋を抜き出す遊びをしました。慎重にやらないと袋が切れますね。ある種の「手技」が必要でした。素朴な遊びでしたが、今の子らには多分できない。懐かしく思い出しました。
Posted by かかし at 2016年04月15日 10:07
かかしさん、お久しぶりです。今の子供たちは昆虫が苦手な子が増えているようです。遊びが自然相手からゲームに移行しているので、仕方がないと思います。クモはさらに触りたくない生き物になっているのではないのでしょうか。雌のジグモを紹介したいのですが、巣を壊すのをためらっているところです。クモが活動しやすい時期になったら撮影させてもらう予定です。巣穴から取り出したジグモは巣の有った場所に返すのが良いようです。
Posted by クラマ at 2016年04月16日 00:23
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