2016年03月15日

バラゴケ。地衣類のトラペリア属の和名になったようです。

地衣類の、トラペリアの和名がバラゴケになったようです。TRAPELIA属、TRAPELIOPSIS属はまだ研究途中のようです。ただでさえ分類が良く分からない地衣類ですが、分からないままですと、スッキリしないので、バラゴケというカテゴリーができただけで観察する意欲が出てきます。良く分からない種類ですが、小さくても赤い子器が綺麗な地衣類で、こいつは1体何者か?と思っていた種類でした。調べてみると和名が決まったのは、次の3種。バラゴケ(T・COARCTATA)、ツブバラゴケ(T・INVOLUTA)、コフキバラゴケ(T・PLACODIOIDES)になりました。この仲間の特徴は、若い子器では子器縁部が断片化していて、子器の色は赤〜褐色をしていて、バラゴケとツブラバラゴケの子器の型はレカノラ型になるそうです。特徴は子器が球形になった後、子器の頂部が放射状や星形に裂けて割れることになります。ツブバラゴケは地位体がしばしば顆粒状になることが特徴のようです。コフキバラゴケは地位体に粉芽を付けることが特徴になるようです。岩上生になるようです。似ている地衣類にはチャシブゴケ属があるようです。私は試薬を使った検査をしていない、見た目での判断で分類しているので、間違っている可能性があります。間違っていたらご勘弁ください。バラゴケ属の子器の特徴をつかんで見ることで、種類の判断の材料にしました。地衣類は似たものが多く、本来は試薬を使った正確な判断をしないといけません。素人ゆえ間違った名前を当ててしまっている可能性が高いのですが、参考になればと思っています。いくつかバラゴケの仲間を紹介したいと思います。
trapelia sp 1.JPGtrapelia sp 2.JPGトラペリアSP3.JPG
上の3枚。トラペリアSP。子器の特徴と色からトラペリアの仲間であると予想が付きます。子器は大変小さく、頂部が星形に裂けて赤い色が見えています。地衣体は白色、灰白色をしています。乾燥時には地衣体がひび割れて見えています。子器の色が褐色の個体もありますが、乾燥時に褐色に見えているだけかもしれません。この3枚はそれぞれ別の個体で、トラペリアSPとして紹介させていただきます。岩の上に生えていました。
コフキバラゴケ1.JPGコフキバラゴケ2.JPG
コフキバラゴケ。若い子器との比較です。写真の2枚は別の個体です。子器の大きさはトラペリアSP(最初の1番上の3枚の写真)よりもやや子器は大きくなります。コフキバラゴケとしたのは、地衣体表面に粉芽状の塊があることからです。子器は断片的で頂部が破れて赤い色が現れてきます。子器の周りの白い縁取りがおしゃれに見えます。湿っていると不思議な薄い藍色のような色を置いているものもあります。乾燥時、子器を付けない時期は白色、灰白色をしていました。岩の上に生えていました。
バラゴケ1.JPGバラゴケ2.JPG
バラゴケ。上の2枚はバラゴケで良いのかと思います。暫定的にここではバラゴケとして紹介させていただきます。子器は白い塊から、頂点が裂けて球状に見える丸みを帯びた肉色、赤みを帯びた肉色のように見えます。頂部の裂け方はおとなしい裂け方です。子器の周りの白い部分はほとんど目立ちません。上と下の写真は別個体です。下のものは赤みが強く美しかったです。写真でうまく色が出ていないことが残念です。またこの個体の子器の周囲の白は目についていて、1回り大きかったです。やや不安なところはありますが、バラゴケとして紹介させていただきます。バラゴケの仲間で良いのだとは思います。子器はレカノラ型。地味な色の地衣類が多い中、子器の色が綺麗な美形のタイプになるかと思います。地衣体は白色、灰白色でした。岩の上に生えていました。撮影地はいずれも神奈川県横浜市。
posted by クラマ at 16:54| Comment(0) | 地衣類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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