ここで気温(気温の測り方等)とマツ枯れについて考えて見ます。
温暖化が進み針葉樹のマツが夏の高温にさらされ弱ったことで、線虫などの被害にあいマツが枯れてしまうというような気がしますが、最近の日本の夏期の高温は異常です。気温は昔は芝生の上の直射日光の当たらない1・5メートルの高さにある白塗りの風通しの良いようにできている百葉箱の中の温度を測っていました。現在ではどうなのか調べてみると、電気式温度計が使われていて、芝生の上の高さ1・5メートルの位置で、直射日光の当たらない風通しの良いようにできている通風筒の中に電気式温度計が設置されているようです。その状況で真夏の最高温度が38度や39度という気象庁の発表の日には驚かざるをえません。例えば35度の発表でも高温の真夏日の街中での温度はもっと熱いのではないのかな、と思ってしまうこともあります。これはコンクリートやアスファルトの上の温度を体感することになる結果で、さらには風通しが悪い場所だととんでもない温度になっていることも考えられます。このような状況での街中の温度はかなり上がっていることは間違いありません。しかし実際感じる体感温度とは別に、自然の中の芝生や草原の上での温度は別に考えなくてはいけなくなります。全く別物の温度であることは認識しておいた方が良いと思います。マツヘリカメムシが生息しているシバ等草原に生育しているマツの場合、どの程度の温度下に生育しているのかは良く分らないところです。植物に与える影響の温度と市街地のコンクリートの上での温度は全く参考にならないことを考慮して。来年は公園で温度を調べてみたいと思っています。マツが枯れてしまう原因の1つとして、単純に考えても針葉樹なので夏は苦手になることは予想がつきます。
マツが植えられている斜面の脇にあるトイレなので観察場所にしているトイレの壁は越冬するカメムシが集まってきます。この壁で見られるカメムシの種類はマツヘリカメムシ、クサギカメムシ、オオホシカメムシがいます。近くにホストとなる木があることにも関係することは言うまでもありません。建物を越冬場所にする昆虫にはトイレの壁はオアシスのようなものになるのでしょう。ナミテントウも越冬しているものを見ることがあります。公園のトイレには他にクモ類、ヤモリなどが生息しています。
当ブログでは再登場のおなじみカメムシのマツヘリカメムシです。詳しくは過去記事を参照して見てください。大型の縦長の体に茶褐色や赤褐色の体色をしています。脚には青味もかかって見えます。背中に見えるひし形模様と後ろ脚がオール状に広がっていることが特徴になります。マツヘリカメムシは外来種で現在も北上をしているカメムシになります。名前の通りマツの木にいます。この自然公園では定着したようです。
これはタテハチョウ科のツマグロヒョウモンの蛹です。同じトイレの壁で見つけました。ツマグロヒョウモンの幼虫はスミレ類を餌にします。幼虫は黒いトゲトゲの体に赤橙の線が入っています。このチョウの蛹の面白い特徴には、銀色に光る金属光沢のトゲがあることです。水銀のような光沢をしたトゲです。公園のトイレの壁では色々な昆虫などが観察できるので見逃せないポイント似なります。撮影地神奈川県横浜市、こども自然公園。

