★コガネゴケ コガネゴケ科。樹皮上に固着して生える樹上生の鮮黄色から緑色をした顆粒状の痂状地衣になります。オレンジ色、橙色系のものもあるようです。随層ははっきりしない細かい顆粒をつけていて、普通は子器をつけることがないようです。分布は本州、四国、九州。公園や山林の樹木に生える樹上生の地衣類です。乾燥と2酸化硫黄などの大気汚染にも強い方なので都市部でも見ることができます。
★レプラゴケ レプラゴケ属。まだ良く分っていない地衣類です。子器を作らない不完全地衣類になり、呼び名は総称になっています。色は薄い青灰色や灰緑色、緑色っぽいものまであります。乾燥や2酸化硫黄などの大気汚染にも強い方の種類になるので、都市部でも見ることができます。樹皮に発生している所をよく見ます。樹幹や石などに生える樹上生、岩上生の地衣類になります。色の付いたカビのように見える薄く張り付いている地衣類です。総称になっているので本来はレプラゴケの仲間とすることが正しいのかも知れませんが、ここではレプラゴケとして紹介させていただきます。



コガネゴケです。綺麗な鮮やかな黄色をしています。1枚目(1番上)の黄色い部分がコガネゴケです。周りに見えるピンクがかった色をしているのも地衣類ですが、種類は分かりません。広範囲に渡り樹皮に張り付いています。3枚目は橙色の子器のようなものが写りこんでいました。その拡大写真ですが、これ以上拡大すると良く分らなくなってしまうので、分かりにくいのですがこの倍率で見てみてください。コガネゴケは普通は子器を付けない種類になっているので間違っている可能性が十分にあります。あくまでももしかしたら、という半信半疑で見てください。オレンジ色の小さな粒が見えています。間違っていてもこのような写真が撮れました。ということでご勘弁ください。


こちらも良く分らない(正体不明)ものです。コガネゴケにも橙色系の色をしたものがあるようなので、試薬の検査をしていないのでガセになる可能性が大きいのですが、こちらも、このようなものがありました。ということでご覧ください。上は橙色に白いリングの模様が浮かび上がっていて面白いので撮影したものです。このリング状の模様ができたのは、他の種類の地衣類か何かと勢力をしのぎあっているからなのでしょうか。良く分りませんが綺麗に見えます。下は薄い橙色のものです。この2枚はコガネゴケではないかも知れません。他に似たような色の違う種類もあるのか、ということで見てもらえたらと思っています。


上の3枚、レプラゴケです。色が違っています。1枚目はキンモクセイの樹皮に発生していました。2枚目は川沿いの湿気のある大きなサクラの樹幹に発生していました。コケの上に生えているようで厚みを感じました。薄い青味のある不思議な色合いです。地衣類は樹皮に幅広く発生している種類が多くありますが、樹皮から木の養分を奪うことはありませんので、木を枯らしてしまうことはありません。2枚目の写真の桜の木の場合、根元から2メートルほども上に広がって発生していました。見た目に木を枯らすのではないのかというイメージの悪さはあるのかなと思いました。3枚目、拡大したものです。コナラの樹皮に発生していました。非常に細かい顆粒状になっていることが分かります。3枚とも別のレプラゴケです。
2021 5月から我が家の敷地内庭木庭石にオレンジ色変色したり、全ての樹木がカビに覆われ、土壌が湿っていて、
とても悩んでいました。
家中も同様で、ついに、畳がどんどん劣化して黒カビっぽくなったり、設置しているタンスなどもどんどん劣化しています。畳を裏返ししたら、根太に、オレンジ色粉カビがびっしりでした。
一体どうしたら排除できるのでしょう。