2015年08月16日

クロサビゴケ、イワウロコゴケの仲間。ツブダイダイゴケ。石の塀、石垣、コンクリートの壁の汚れに見える地衣類です。

クロサビゴケとイワウロコゴケは石やコンクリートの壁や塀、石垣の壁や塀に張り付いている、汚れにしか見えない地衣類(ライケン)です。資料がなくて詳しくは分かりません。正確な分類ができないので、クロサビゴケとイワウロコゴケの仲間とする方が正しいのでが、この仲間であることは間違いなさそうです。人家の石でできた塀、壁、石垣にはツブダイダイゴケと並んで良く見かけることができます。ツブダイダイゴケは色が暗橙褐色(乾燥時)をしているので良く目立ちますが、クロサビゴケは名前の通りに黒く見えます。幅広く幾つかの塊を作って群生していても目立ちません。ただ黒く汚れたようにしか見えません。クロサビゴケはコンクリートや石の表面の多くみられます。イワウロコゴケも茶褐色〜暗褐色(乾燥時)に見えるので、石垣や塀にあっても汚れにしか見えません。しかも発生するものの色に溶け込んでさらに分かりにくく、汚れが付着しているようにしか見えません。近くで見てから初めてこの汚れに見えたものが、付着していた物だったことが分かります。クロサビゴケは拡大して見ると細かい針状やサンゴ状のトゲがあるものもあります。子器があるものも見つけることができます。それでこれは汚れではなく地衣類であることが分かります。湿潤時には若干、緑色がかかって見えます。この黒く見える塊も藻類と共生していることが分かります。しかし小さすぎるので、拡大して見ないと分かりずらいです。イワウロコゴケも湿潤時には緑色になり、汚れではなく地衣類の仲間であることが分かります。湿潤時に色がつくことで目立つようになるので、小さな葉状の形を確認することができます。この2種類の仲間を気にして見ることはまずないと思うので、地衣類であったことに驚かれるかもしれません。ツブダイダイゴケは石垣などの自然石だけでなく、コンクリートにもよく発生しています。ツブダイダイゴケの名前は知らなくても、コンクリートに付着している橙色っぽく汚れて見えるもの、と言えばわかる人は多いと思うほど、普通に発生しています。このツブダイダイゴケも湿潤時には黄緑色〜緑色に色を変えます。当ブログではどれも似た物が多く、正確な分類は分からないので、どれもこの種の仲間ととらえて、総称的な使い方をさせてもらいます。この3種類は都市部に普通に見ることができるので、酸性にも強いことが分かります。特にツブダイダイゴケの適応力は強いようです。この3種は同じ壁で発生している場所もあります。似た環境を好む種類になるようです。コンクリートの面ですとツブダイダイゴケとクロサビゴケの仲間が多く、イワウロコゴケは少なくなります。
クロサビゴケ.jpgクロサビゴケの仲間 2.jpgクロサビゴケの仲間3.jpgクロサビゴケの仲間1.jpg
上、クロサビゴケの仲間。クロサビゴケはクロサビゴケ科の地衣類です。詳しい種類はよくわかりません。1枚目は1円玉との比較です。とても小さな塊状で発生していることが多いです。この塊の集団が1面に広がって行きます。2枚目、子器が見えます。2枚目、子器がいくつか見えます。3枚目、子器が見えます。3枚目は別の塊の子器です。このように子器の盤は暗赤褐色をしているものもあります。子器はレカノラ型に見えます。4枚目は湿潤時です。緑がかった色をしています。
イワウロコゴケ1.jpgイワウロコゴケ2.jpgイワウロコゴケ湿潤時.jpg
イワウロコゴケの仲間です。イワウロコゴケはアナイボゴケ科の地衣類になります。上2枚は乾燥時のものです。少し形がちがっていますね。3枚目は湿潤時になります。共生藻の色の緑色が出てくると形も分かりやすくなります。
ツブダイダイゴケ.jpg
ツブダイダイゴケです。ダイダイキノリ科の地衣類です。色は暗橙色〜橙色、汚れた黄色なのでよく目立ちます。この種類も観察すればするほど分からなくなるくらいに、少しづつ違って見えるものが多いです。試薬を使った判定をしないと分からないものも多いと思います。この写真のツブダイダイゴケはよく見るタイプのものです。湿潤時は黄緑色になります。ツブダイダイゴケは似た種類と1緒に再度記載します。
posted by クラマ at 17:13| Comment(0) | 地衣類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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