2015年08月06日

ハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ヒメハリカメムシ。よく似たヘリカメムシ科のカメムシ3種類です。

ハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ヒメハリカメムシ。この3種類はよく似ていて、それぞれ単独で見たら慣れないと区別できないと思います。ハリカメムシとホソハリカメムシの外見の違いは胸背部側面の張り出した側角の形が第1にあげられます。ハリカメムシの方がやや上方に向かって伸びていますが、個体差でハリカメムシに似たホソハリカメムシもいるようです。第2の違いは普通に見ただけでは分からないのですが、触覚の第1節の下面を見ることです。ハリカメムシの第1節の下面には黒い条線があり、これが似た個体の場合には違いを見分ける手段になります。ホソハリカメムシにはこの黒い条線はありません。色はハリカメムシの方が体は褐色味が強いこともあげられます。ホソハリカメムシとヒメハリカメムシはさらによく似ていますが、名前から推察できる通り、ヒメが付くだけにヒメハリカメムシの方が小さくなります。体の線もヒメハリカメムシの方が華奢に見えます。色はヒメハリカメムシの方が明るくなります(褐色が弱いです)胸背部の側角は似たような形です。この2者の場合は見比べて違いを覚えると分かりやすいかも知れません。この3種はどれも昼行性で個体数も多いようなので、見つけることができると思います。大きさの順番は大きい方からハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ヒメハリカメムシの順になります。見た目の側角の立派さも大きさも関係しているのですが、個人的判断で同じ順番に見えます。色の濃さの順もハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ヒメハリカメムシになります。この3種はどれも横に飛び出した棘が目立つ特徴なので、ハリカメムシとついていると名前からはピンと来ないかも知れませんね。どうでも良いことなのですが、ハリというよりはトゲを連想してしまうのは私だけでしょうか。ハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ヒメハリカメムシを調べてみました。
★ハリカメムシ ヘリカメムシ科。体長10〜12ミリ。分布は北海道、本州、四国、九州。出現は4〜10月。成虫、幼虫はイネ科やタデ科につきます。特徴は前胸背側角が鋭くやや前方に突出して見えることです。触覚の第1節(触覚の付け根)の下面に条線(黒い筋)が見えることです。体色は褐色をしています。昼行性で葉の上にいることも多いです。
★ホソハリカメムシ ヘリカメムシ科。体長9〜11ミリ。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。出現は4〜10月。前胸背側角は鋭く側方に突き出ています。体色はハリカメムシより薄い褐色をしています。成虫、幼虫共にスズメノテッポウ、スズメノカタビラ、イヌビエなどイネ科の植物を餌にします。米を食害する害虫でもあります。昼行性。成虫で越冬します。
★ヒメハリカメムシ ヘリカメムシ科。体長7〜8ミリ。体色は薄い褐色をしています。前胸背側角は横に突き出ています。昼行性になります。
ヒメハリカメムシの幼虫、成虫は集団でイヌビエ、エノコログサにいる所を見つけているので、ホソハリカメムシと同じような食性ではないのかと推測しています。ミント類の葉の上でも見つけました(側で発生していただけかも知れませんけど)分布は詳しくは分かりませんでした。ホソハリカメムシとよく似ています。
ハリカメムシ.jpgホソハリカメムシ.jpgヒメハリカメムシ.jpg
上からハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ヒメハリカメムシになります。写真で見比べて見ましょう。どれもよく似ています。ホソハリカメムシの体側の白い部分は1番目立っています。3種の比較の場合、わずかな違いになりますが、体側の白い縁の幅が1番目立つこともホソハリカメムシの特徴かと思います。刺はヒメハリカメムシの側角の刺が1番華奢なことが見てとれます。体つきも1番華奢に見えます。色も薄いことが分かります。色の違いも比べて見ると見分ける方法の1つになることが写真を比較すると分かります。見た目で1番似ているのは、やはりハリカメムシ、ホソハリカメムシであることが分かります。しかし、見れば見るほど似ているというのが本音ですね。3種を区別するには、やはり比較して見ることが1番良い方法になるようです。
posted by クラマ at 15:15| Comment(0) | 昆虫・カメムシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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