2015年02月13日

ハッカチョウ。生息範囲を広げている外来種の鳥です。

見たことがない鳥を見つけました。カラスのように黒いのですが、カラスよりも小さく、脚の色が暗黄色。くちばしの色も橙色を帯びた黄色です。大きさはムクドリぐらいで、九官鳥にも似て見えます。撮影しようと近くに寄ったら逃げられてしまいました。羽ばたくと羽の部分に白い帯が見えます。また頭には冠羽があり、これが大きな特徴ととらえて調べてみると、外来種のハッカチョウという鳥であることが分りました。日本も温暖化が進んできて、逃げ出した鳥などが今後も増えていくのではないのかと思う次第です。このハッカチョウは九官鳥やオオムのように人の言葉をまねるそうです。他の鳥の声などもまねする物まねの習性があるそうです。人にも慣れやすいようで、餌付けされたり(餌の心配の不要)温暖化による繁殖の確率が上がるなどで、今後、良く見かける鳥になっていくかも知れませんね。ハッカチョウを調べてみました。
★ハッカチョウ。ムクドリ科。原産は中国大陸とインドシナ半島の外来種。国でいうと中華人民共和国、台湾、ベトナム、ラオス、ミャンマーになるようです。大きさは全長26〜27センチ。ムクドリと同じくらいの大きさになります。特徴は黒い体色に尾羽の先は白くなっていて、飛ぶときには羽に白い帯が見えます。一番特徴的なのが冠羽で、額にはツンと立ち上がった羽が見えます。くちばしは橙黄色。脚は暗黄色。繁殖期は4〜8月で年2回の繁殖をするようです。沖縄の与那国島や鹿児島県で発見されたものは台湾からの迷鳥で、近畿地方、関東地方で発見されたものは逃げ出したか、放鳥されたものが野生化したものと考えられています。物まねの習性があり、人になつき、人の言葉もまねるようです。
ハッカチョウ1.jpgハッカチョウ2.jpg
撮影地、神奈川県横浜市。下の写真では特徴のくちばしの色が飛んでしまっています。ポケットカメラなので、色が見た目とは違って写ってしまいました。相変わらず上手く撮影できませんでしたが、この鳥の特徴をつかんでいただけると幸いです。鳥の写真は難しくて苦手です。ハッカチョウの1番の特徴といえる冠羽を見落としても、カラスに似た黒い鳥で、カラスにはない白い部分が見えたり、飛んでいく際に翼の部分に白い帯が見えたらハッカチョウである確率が高いのではないのかと思いました。撮影時2匹でいたのでつがいかも知れません。撮影は1月下旬になります。
posted by クラマ at 14:28| Comment(0) | 自然観察、野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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