2013年11月24日

ベッコウバエ、蜂に似た大きなハエです。

ベッコウバエはハチに似た黄色やベッコウ色の体に、ヒョウ柄のような翅を持っているハエです。夏から秋の樹液の出ているクヌギの木などで良く見かけます。秋にも遅くまで樹液を求めて木についています。個体数は夏の終わり頃から増えてきます。カブトムシ、クワガタがいなくなり、次にオオスズメバチがいなくなり最後に見ることになる昆虫になります。秋のキノコのシーズンには、ハエの仲間に胞子を運ばせるスッポンタケのグレバ(スッポンタケはとても臭いことで知られているキノコです)にも良く来ています。ハエの仲間なので臭い匂いが好きなのかも知れませんね。ベッコウバエを初めて見たときには、てっきりハチだと思って身構えてしまいました。ベッコウバエは大型のハチを思わせるガッシリとした体格に、ベッコウ色が美しいハエの仲間になります。見た目と違いハエはハエなので、ハチに似せた擬態をすることで身を守っているものと推察することができます。翅の黒斑がおしゃれなハエ、ベッコウバエを調べてみました。            
★ベッコウバエ ハエ目ベッコウバエ科。全長は10〜20ミリ。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。出現する時期は5〜11月。雑木林の林内、林縁にいて薄暗い場所を好みます。食性は、成虫は動物の死骸や糞。腐ったキノコ、樹液を餌にします。幼虫は動物の糞、腐植物を餌にしていると思われます。赤褐色の固体(赤みの強いもの)黄褐色の固体(黄色みの強いもの)があり光沢があります。翅には黒色紋があります。胸部背面には黒色の縦条がある大型のハエの仲間です。完全変態の昆虫です。このハエの特徴は体色は黄色やベッコウ色をした透き通った翅に黒斑があることです。大型でハチに似ている形をした、およそハエとは思えない体をしています。体色は見ようによっては綺麗です。でもハエなので汚いものにとまっていますので、刺されなくても触る気にはなれません。ベッコウバエの雄と雌の見分け方は、腹部の色の違いで見分けることができます。雄のベッコウバエの腹部は光沢のある赤褐色、黄褐色をしていて、同色の毛が生えています。個体差があり、正中線と各節の末端部に暗色紋があるものもいます。雌のベッコウバエの腹部は、光沢のある黒褐色をしていて毛は黒色をしています。体色と翅の斑模様が綺麗なハエですが、樹液の他、糞など汚いものに集るので捕まえない方が衛生的は良いです。クヌギの樹液や糞にどこからともなく集まってきます。
ベッコウバエ.jpgベッコウバエ雄B.JPG                         ベッコウバエです。大型で家の中で見るハエとは全く違って見えます。観察しているクヌギの木には、絶えず数匹のオオスズメバチがいて、なかなかベッコウバエに近づいて撮影できないでいました。ベッコウバエは臆病な性格で近づくとすぐに逃げてしまうため、撮影には大変てこずらされました。良く見ると綺麗なベッコウ色です。個体により色には濃淡があります。ハエとは思えないガッシリとした体格と翅にある黒い紋はヒョウ柄のようにも見えたくましいです。でも糞にも止まっているのを見ると、やはりハエだなと思ってしまいます。下、ベッコウバエの雄の写真を追加しました。雌雄の判別になる腹部が見えています。黄褐色で同色の短毛が生えています。撮影地。神奈川県横浜市、南本宿公園。絶好の撮影ポイントにしていた樹液を出すクヌギが切られてしまいました。スズメバチも多く来ていたためなのでしょう。公園内の歩道脇にあったので仕方のない所です。見ている分には綺麗なハエなので、いなくなったら残念に思えます。
posted by クラマ at 04:04| Comment(0) | 昆虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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