2013年09月17日

オオホシカメムシ、ヒメホシカメムシの模様は顔に見えてしまいます。

最近の温暖化で、南方系の昆虫、カメムシ類が元気なようです。北上してきている種類も多いようです。背中の模様が人の顔に見えるオオホシカメムシを見つけました。始めて見たのは昨年でしたが、思わず笑ってしまいます。このカメムシの模様は愛嬌があってお気に入りです。カメムシ特有の臭いも出さないようです。飼育の方法が分かったら、飼ってみたいと思う昆虫です。ヒメホシカメムシもオオホシカメムシとよく似た模様をしています。どちらもよく似ていて斑紋に個体変異が有るので、斑紋の形や模様だけでは区別しにくいものもいます。大きさがヒメホシカメムシの方が小さくなります。比較して見ると面白いです。ヒメホシカメムシにも愛嬌のある顔に見える模様があります。斑紋(黒い紋)は綺麗な形で4個あるものが多いです。斑紋が似ていても体の大きい個体のオオホシカメムシだと、体の大きさから間違うことはありません。
★オオホシカメムシ オオホシカメムシ科。体長15〜19ミリ。分布は、本州、四国、九州、南西諸島。出現は4月〜10月。年1回の発生になります。食樹はアカメガシワ、クワ、コウゾの花や実。みかん類の果実など。幼虫も同じアカメガシワ、みかん類につきます。アカメガシワを主に餌にします。個体数の多い普通種で昼行性。死ぬと赤い色がくすんでしまいます。灯火にも飛来します。樹林内の落ち葉の下などで成虫で越冬します。単独での越冬になるようです。雌雄の見分け方は、雄の場合、前胸背前葉は大きく、著しく盛り上がっています。メスと比べて黒い部分も多いので、良く見ると区別できます。雌の第7複板は正中線に沿って裂けています。良く似たものに、ヒメホシカメムシがいますがこちらは比べると明らかに小さく、オオホシカメムシの丸い黒紋は大きく翅いっぱいに広がっていますが、ヒメホシカメムシの場合は黒紋は小さく、オオホシカメムシより丸く見える黒紋の個体が多いことも特徴のようです。ヒメホシカメムシの場合、丸い黒紋が4個に見えるものが多いです。どちらもよく似ているので、大きさだけでなく、オオホシカメムシの特徴として、前胸背前葉を比べてみると分かりやすいです。オオホシカメムシの前胸背前葉は雄雌ともに盛り上がっているので、著しい盛り上がりのないもので1回り小さいものがヒメホシカメムシと区別できますが、中間的な個体も見ることがあります。典型的な特徴の違いを見比べると分かりやすいのですが、簡単にはオオホシカメムシの方が大きく長細く見えることと、ヒメホシカメムシの方が小さくやや丸みを帯びて見えることが区別する方法の1つです。分布も食性も同じなので幼虫になると区別はつけにくいです。ヒメホシカメムシの幼虫は赤色がオオホシカムムシより鮮やかになるそうです。体もオオホシカメムシの幼虫より少し小さく、やや丸い感じを受けるそうですが、見た感じの区別は難しいです。終齢に近ずくと赤色は抜けていきます。私の観察しているアカメガシワには、オオホシカメムシとヒメホシカメムシの両方が見られます。ヒメホシカメムシの丸い黒紋はまん丸に近い形になることが特徴ですが、黒紋の大きさなどには個体差があり、典型的には黒紋は小さいものが多いようですが、どちらの特徴も入ったような紛らわしい個体もいます。どちらも温かい南方に行くほど赤味のかかった個体になるそうです。
オオホシカメムシ雌雄B-1[1].jpgオオホシカメムシ1BF[1].jpgオオホシ3BF[1].jpgオオホシカメムシ幼虫.jpg        
1番上の写真、左が雄。頭の部分の大きくでっぱっているのが分かります。右が雌。1番下、左。雄のオオホシカメムシです。地面に落ちた丸くて黒く見えるアカメガシワの実を吸っています。1番下、右。オオホシカメムシの幼虫。アカメガシワの実に着いています。顔に見える模様は少しずつ違って見えるので、見つけると楽しくなる虫です。アカメガシワの木を目印に、実のなる時期に探すと見つかる確率は高くなります。
★ヒメホシカメムシ オオホシカメムシ科。体長11〜13ミリ。分布は本州、四国、九州、南西諸島。出現は4〜11月。年1回の発生になります。植樹はアカメガシワ、スダジイ、クワ、コウゾの花や実。幼虫も同じ。樹林内の落ち葉の下などで成虫越冬します。単独の越冬になるようです。個体数が多い普通種で昼行性。黒色斑には大きさに個体差があります。黒い斑紋は4個見えます。大きい方の紋は綺麗な円形をしています。紋の大きさはオオホシカメムシよりも小さくなります。どちらも変異が有る主なのでオオホシカメムシに大変よく似たものもいます。ヒメホシカメムシは灯火にも飛来します。大きさが違うので、写真だけで判断すると間違ってしまいそうです(私も誤記載していました。訂正しました)
ヒメホシカメムシ1.jpgヒメホシカメムシ追加.JPGオオホシカメムシ2.jpgオオホシカメムシ3.jpg
上2枚、ヒメホシカメムシです。1番上、ヒメホシカメムシの典型的な特徴の個体です。黒い斑紋はオオホシカメムシより小さく、丸い形が綺麗に見えます。2番目、赤っぽい体のヒメホシカメムシです。写真を追加しました。3番目、4番目はオオホシカメムシ。斑紋の出方はヒメホシカメムシによく似ています。前胸背前葉の盛り上がりは少ないので雌のオオホシカメムシです。斑紋の模様では紛らわしく見えます。1番下、これも紛らわしい個体です。ヒメホシカメムシに似ています。中間的な黒紋の出方が面白いです。比べてみるとオオホシカメムシは長細い体で、ヒメホシカメムシは1回り小さく、丸みのある体をしています。黒い紋は小さく丸い方形をしている方がヒメホシカメムシになります。
オオホシカメムシ1.jpgオオホシカメムシ2.jpg
上の2枚はオオホシカメムシ。前胸部の張り出しの違いがヒメホシカメムシと比べると良く分ります。比較して見ていただけると分かりますが、前胸部の横幅もオオホシカメムシの方が広いことが分ります。
ヒメホシカメムシ?の幼虫.jpg
幼虫の写真です。ヒメホシカメムシかオオホシカメムシの幼虫です。赤が鮮やかに見えますが、成長とともに色は薄くなっていきます。幼虫の形はオオホシカメムシもヒメホシカメムシも非常によく似ていて判断が難しいです。
posted by クラマ at 02:14| Comment(0) | 昆虫・カメムシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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