2018年08月16日

トウオガタマ(別名カラタネオガタマ、バナナツリー)。モクレン科のバナナの香りのする花を咲かせる植物です。

この植物は名前が分からなくて、写真をそのままにしていたもので、後から調べて名前が分かりました。見慣れない花が咲いていたので調べてみたものです。初めて見たこの樹は、外来種の庭木に好まれる樹で、名前はトウオガタマ(別名カラタネオガタマ、バナナツリー)でした。以前はモクレン科オガタマノキ属でしたが、モクレン科モクレン属になったようです。トウオガタマの開花時期は5日〜6月で、蕾は開く前のチューリップに似た形をしていて可愛いです。花は小さくて、どちらかと言うと目立たないのですが、花にはバナナに似た甘く強い香りがします。このバナナに似た香りがすることがトウオガタマの特徴です。花よりも香りを楽しむ方が好まれているようです。赤花や紫色の花をつける品種もあり、庭木として人気が出てきているようです。今は開花の時期ではないのですが紹介することにしました。トウオガタマは民家の垣根に植えられていました。在来種のオガタマとは別種になります。トウオガタマを調べてみました。
★トウオガタマ モクレン科モクレン属。別名カラタネオガタマ。英名はバナナツリー。この別名の由来は花の香りがバナナに似ていることからです。中国南部原産。江戸時代に渡来したようです。分布は本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄。庭園樹として庭や公園に植栽されています。自生はしていないです。高さ2〜5メートルの常緑小高木。葉は4〜8センチ程の倒卵形〜長楕円形で互生しています。葉は革質で硬く、表面は濃い緑色で光沢があります。裏面は淡い緑色をしています。葉には鋸歯はありません。葉だけを見るとモクレン科なのですがモクレンの葉とは似ていません。若い枝や葉柄、若い蕾にはモクレンの様に褐色の短毛が生えています。花は白黄色(蕾)から淡黄色に変わっていきます。花弁の端は淡紫色を帯びています。花は6弁花で良い香りのする花です。花の寿命は1〜2日程ですが、順次、枝先に向かって花を開花させていきます。花の直径は3〜4センチ程で花弁は開き切りません。花の形はタイサンボクに似ていて、小さなタイサンボクの花と言うようなイメージがあります。トウオガタマは花の姿を楽しむよりも、花の良い芳香を楽しむ植物になるようです。果実は10月のようですが結実は極めて稀のようです。その特徴から(実がつかないことの意味から)ついた名前が別名のカラタネオガタマになるようです。モクレン科の植物なので集合果を付けます。トウオガタマは日陰でも育つ丈夫な植物で、通例、繁殖は挿し木で行われます。移植には弱く枯れてしまうようです。良く似た在来種のオガタマの花にはバナナの香りのような強い芳香はありません。赤花のトウオガタマはポートワインという品種で流通しています。パープルクイーンという紫色の花の品種もあります。トウオガタマは成長が遅い樹で、高さもさほど大きくならない丈夫な樹なので、剪定などの手間は他の樹よりもかからないことから、庭木には最適かも知れません。
トウオガタマ(カラタネオガタマ)モクレン科.JPGトウオガタマ.JPGトウオガタマ葉.JPG
トウオガタマです。庭木に多い植物であることと、北限が関東以西と言うことで、今まで見る機会が少なかった植物になるようです。花は次々に咲くので、開花時期には甘い香りを楽しむことができます。他の色の品種は見たことがありませんが、今後、見る機会が増えてくると思います。上、トウオガタマの花。1見地味に見える花ですが、よく見ると色合いが綺麗です。花の右側には葉の裏面が写っています。中、蕾は沢山ついています。蕾には褐色に短毛が生えていて、モクレンの蕾に似て見えます。花は枝先に向けて順次咲いていきます。下、葉の表面です。常緑でツヤがあります。撮影地。神奈川県横浜市。民家の生垣に生えていました。実がつかないことが不思議に思っていたら、めったに結実しない種類であると記載がありました。実ができたら種でも増やすことができます。移植に弱い樹なので、1般的には増やす場合は挿し木になるようです。
posted by クラマ at 01:05| Comment(0) | 自然観察・植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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