2017年05月09日

オオイエバエ、オオセアカクロバエ、サシバエ、ハナレメイエバエ。イエバエ科のハエ達です。

ハエ目イエバエ科のハエは日本全国に生息していて、不快害虫、衛生害虫としてあまりに有名です。種類が非常に多く、体色も黄色、黒色、褐色、灰色など様々です。しかも似た種類が多く、種の名前を特定するとなると難しいものが多く、同じように見えるものがとにかく沢山いて非常に困難を極めます。イエバエ科は成長速度が速く卵から成虫まで10日〜2週間程しかかかりません。日本には250種類以上もいて、日中から活発に活動して人家や人家周辺で普通に見ることができます。これほど良く知られている昆虫もいないと思います。種類が多いことから餌とするものも雑多で、花の蜜、他の昆虫、動物の死骸や糞、動物の血液など実に様々ですが、多くが汚い環境で繁殖するため、衛生上汚く病原菌等を伝播して感染症を広めることから大変嫌われています。現在ではすくなくなったものの、食品に混ざることもある昆虫です。幼虫はウジと呼ばれていて、気持ち悪がられています。ハエの特徴として多くは雄の場合、複眼(目)が接近していて、くっついて見えます。雌の場合は複眼が離れているので、外見上では雌雄の区別はつきやすいです。イエバエというとイエバエ科の総称として呼ばれる場合と、イエバエという種類の名で呼ばれる場合がありますが、多くはまとめて総称的にイエバエと呼ばれることが多いようです。イエバエという種類は人家内で見れれることが多い普通種のハエなので付いた名前のようです。昔はゴミ捨て場や畜舎周辺などで大発生していたことがありますが、衛生環境の良くなった現在では昔ほど多くは見ることは無くなってきています。あまり知られていませんが、動物の血を餌としているハエがいます。血を吸うハエがいるなんて、と驚かれるかも知れませんが、サシバエという畜舎に生息する吸血性のハエがいます。血を餌にするハエがいることは、1般的にはあまり知られていないと思います。人を刺すことがあるハエ、しかも血を吸うハエがいることを想像するだけで、寒気がする方もいると思います。サシバエはその食性から畜産農家の困った害虫になっています。幸いなことにサシバエは人を刺すことがあっても、カのように積極的に人の血を吸うような行動はしません。サシバエの仲間は灰色っぽい体をしています。イエバエ科の仲間を調べるにはやはり翅脈を見比べる必要が有ります。オオイエバエとサシバエの場合、翅脈はイエバエ科としては少し違って見えます。大まかな科の判別は翅脈である程度見分けることができますが、さらに詳しい名前を市レベルとなると、僅かな翅脈の違い、毛の配列や生え方等、交接器の形状等を確認しなくてはいけないので、写真撮影だけでは、ほぼ判別は無理というのが本当のところです。当ブログのハエについては、あくまでも見た目の大まかな判別によるものになります。紹介する オオイエバエ、サシバエはよく見て比較しないと同じに見えてしまいます。オオイエバエも総称になっていています。オオイエバエ属の オオセアカクロバエは小楯板が橙褐色をしているので、大きさ等からこの種だと当りを付けることができます。とはいえ、似たものが多いハエが多いので、このような感じに見えるハエがオオイエバエ属になるという参考にしてみてください。中型で眼の離れている体長5〜6ミリのハエを見つけました。この種類はイエバエ科ハナレメイエバエ亜科になるようです。ハナレメイエバエは名前の通り雌雄共に眼(複眼)が離れていて、中型の細長く見えるハエです。眼の間に鋭い毛が生えていて、頭部はよく見ると怖い顔のように見えます。この仲間は調べてみると超難解で手に負えません。名前を割り出すことなど当方には全く不可能です。ハナレメイエバエの仲間として紹介します。イエバエ科のハエ4種類。 オオイエバエ、オオセアカクロバエ、サシバエ、ハナレメイエバエの仲間を調べてみました。
★オオイエバエ イエバエ科オオイエバエ属。普通種。体長7〜9ミリ。胸背部に4本の黒い縦条が見えます。オオイエバエ属としては、小楯板に見える赤褐色が不鮮明な種類もいます。腹部は黒と白の配色になっています。イエバエの場合、腹部に黄色っぽい色が見えます。オオイエバエは高い飛翔力を持っています。オオイエバエの翅脈はサシバエに似ていて、イエバエ科の翅脈と違っています。分布は北海道、本州、四国、九州。出現は3〜11月。オオイエバエは成虫で越冬します。豚舎、鶏舎に多く発生し人家にも侵入することがあるハエになります。人家周辺に多いので、最も目にする機会のある大型のハエになります。林縁や林内にも生息しています。幼虫(ウジ)の餌は動物の糞を餌にするので、衛生上良くなく、病原菌を媒介します。似た種類にサシバエ、イエバエがいます。イエバエとよく似ていますがイエバエよりも大きく腹部の色に違いが出ます。サシバエは黒い口吻を持ち皮膚を突き刺して血液を吸います。腹部は白と黒の市松模様のようになっています。見た目も翅脈の形もオオイエバエとサシバエはよく似ています。                  オオイエバエの仲間にはモモグロオオイエバエ(体長12〜14ミリ程。脚の色が黒い特徴があるようです。)、オオセアカクロバエ(体長10〜12ミリ)などの大型のイエバエもいます。オオイエバエの体長が7〜9ミリだとすると、10ミリを超える似た種類のものは、オオイエバエ属の種類になると思います。オオイエバエと簡単に言っても、このように訳が分からなくなってしまいます。
オオイエバエ1.JPGオオイエバエ2翅脈(イエバエ科).JPG
上、オオイエバエの写真になります。(オオイエバエもしくはオオイエバエ属)見るからに体格の良いハエです。下、上と同じ個体の翅脈です。翅脈にはイエバエ科の特徴を見ることができます。
★オオセアカクロバエ イエバエ科オオイエバエ属。体長10〜12ミリ。よく似たセアカクロバエよりも大きく、小楯板の後端は橙褐色で翅の付け根の部分も橙褐色をしています。オオセアカクロバエは林縁に多く生息していて畑など農作地周辺にも居ます。オオセアカクロバエ は人家ではあまり見かけません。分布は北海道、本州、四国、九州?
オオセアカクロバエ(イエバエ科)1.JPGオオセアカクロバエ2.JPG
オオセアカクロバエ。この個体は規模の大きい家庭菜園の脇の林縁の歩道にいました。小楯板の下端に見える橙褐色が特徴になります。よく似た種類にセアカクロバエがいます。セアカクロバエは同じイエバエ科で体長8〜10ミリ。オオセアカクロバエよりも小さく特徴は似ていて、小楯板の下端は橙褐色をしているそうです。分布は北海道、本州、四国、九州?                               写真はないのです、モモグロオオイエバエとイエバエもついでに調べてみました。            
★モモグロオオイエバエ 普通種のイエバエ科オオイエバエ属で体長は12〜14ミリ。特徴は大型で胸背には4本の黒い縦筋が見えることが挙げられます。名前の通り、脚の色が黒色であることが特徴になるようです。オオイエバエとの比較では、オオイエバエの脚の腿節は褐色になっているそうです。出現は3〜11月。成虫で越冬。分布は北海道、本州、四国、九州。平地から山地にいるようです。モモグロオオイエバエの幼虫は金沢大学の赤石大輔先生と中村浩二先生の研究によると、イグチ科やテングタケ科の大型で柔らかいキノコを餌として利用するそうです。肉食性もあり、終齢幼虫は同じキノコにいる他のハエ類の幼虫を捕食するそうです。モモグロオオイエバエは毒キノコのテングタケ類を餌にできるタフなハエなのです。テングタケ科は有名な毒キノコですが、うまみ成分を多く含んでいる毒キノコなので、毒に当たらないモモグロオオイエバエには馳走になるようですね。詳しく調べたかったら、テングタケ科のキノコに湧いているウジを育てると、モモグロオオイエバエの成虫の確率が高いので、観察することができるかも知れません。モモグロオオイエバエと思われる写真が撮れましたら追加する予定です。                            
★イエバエ イエバエ科。体長は6〜8ミリ。雌雄とも複眼は離れています。胸背に4本の黒い縦条線が見えます。腹部の色は黄褐色(腹部第2節、第3節の色)をしています。最大の特徴は前胸側板に毛が生えていることです。腹部の色、模様には個体差や地域差が出るようです。出現は3〜11月。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。人家周辺でも発生して人家に侵入することが多いハエになります。人糞、家畜の糞、堆肥、腐った食物、生ごみなどが好きで、幼虫の餌となります。成長が早く、卵から成虫までは約10日程です。成虫で越冬します。イエバエとモモグロオオイエバエの写真が撮れましたら写真を追加したいと思っています。
★サシバエ イエバエ科。体長は雄3〜65ミリ、雌5〜8ミリ。体色は全体敵に灰色をしています。胸背部には4本の黒い縦条が見えます。サシバエの翅脈はオオイエバエの翅脈に似ていて、他のイエバエ科の翅脈と違っています。腹部の模様は市松模様のようになっています。口元から黒い色をした口吻が突き出ています。出現は4〜11月。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。人や家畜などの動物の血液を吸う吸血性のハエです。雄も雌も血液を餌にします。幼虫は堆肥に発生します。畜産農家などで牛などに被害を与える害虫です。牛が吸血によるストレスを受けるそうです。当然、吸血による感染症も引き起こします。人の血も吸う怖いハエなので注意が必要です。サシバエは非常に高い飛翔力をもち長距離の移動も可能です。ハエとしても知られています。似た種類に本州以北に生息するのサシバエがいます。越冬は蛹で行われます。詳しく知りたい方は、兵庫県立農林水産技術総合センターのホームページで、専門技術員の長井秀樹先生がサシバエについて詳しく書かれていました。サシバエの成虫は羽化の翌日から吸血が可能で、特に牛の血が好きで吸血量は朝夕2回、雄は9・45ミリグラム。雌は16・43ミリグラムも吸うそうです。サシバエは涼しい時間帯に吸血するそうです。吸血性のハエは日本国内には6種いるそうです。
サシバエ追加3.JPG
上、サシバエです。写真を差し替えました。このハエには黒く突出している刺すための口吻があります。サシバエの仲間は、この突き出た口吻が特徴になっていて、この部位を確認できたら分かりやすい種類になります。血を吸うハエが日本にいるなんて信じられないかもしれませんが、サシバエは人の血も吸うことができる吸血性のハエです。写真で見るよりも実物はオオイエバエにそっくりに見えます。比べて見ないと同じハエだと思ってしまうと思います。サシバエは畜産農家のある近くで見つけることができます。
★ハナレメイエバエはイエバエ科ハナレメイエバエ亜科になる小型から体長5〜6ミリ程の中型の大きさのハエです。ハナレメイエバエの仲間には何種類かいて、その総称になっています。種名まではあてずっぽうでも分からない位に難解です。ハエの分類はどれも難しく、皆同じに見えてしまいます。ここでは ハナレメイエバエの仲間としておきます。
ハナレメイエバエ亜科・胸背部.JPGハナレメイエバエ亜科・頭部・胸背部.JPGハナレメイエバエ亜科・体側.JPGハナレメイエバエ亜科・中脚後側の3本の刺.JPG
上の写真はイエバエ科ハナレメイエバエ亜科の1種です。ハナレメイエバエの仲間も種類が多く、種類の名前を当てるのは当方には到底無理です。ハナレメイエバエの仲間は、このようなハエだと思って参考にしてみてください。この個体は捨てられた竹林のタケノコの汁を吸っていました。種類が分からなくて大変苦労したハエなので拡大写真も載せてみました。1番上でイエバエ科の翅脈の特徴が分かります。頭部(複眼の間)は口のように見える割れた頭をしています。3枚目、横から見た拡大です。下、腿節に3本の刺が見えています。脚の色は淡いオレンジ色に見えます。符節部分は黒い色をしています。
イエバエに属するハエは名前が違っていても、みな同じにしか見えないという恐ろしい特徴を持っている、実に特定が難しい種類の昆虫です。素人には判別できないということが実際の所です。これほど見る機会の多い普通の昆虫なのに奥が深すぎます。撮影が難しい種類も多く、カメラを近づけると逃げられてしまうことが多いうえ、ブレたりピントが合わなかったりと、思いのほかてこずってしまいます。ハエの利点は他の昆虫が見つけられない時などには、良い時間つぶしの遊び相手になることです。名前を見つけることも難しい昆虫なのですが、勢いで紹介してきました。ハエは紹介するのに勇気がいる昆虫になります。
posted by クラマ at 20:08| Comment(0) | 昆虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニクバエ科とハナバエ科のハエの仲間。ハエ類は名前を探すのが難しいです。

単にニクバエというとニクバエ科に属するハエの総称になります。ニクバエ科のハエの特徴は、多くの種類に胸背に3本の黒い縦筋(黒条)が見えることと、ニクバエの仲間の腹部には市松模様が見えることです。種類がとても多いのですが、どの種も皆同じに見えてしまいます。これほど総称で呼ぶことがふさわしい昆虫もいないと思います。ニクバエ亜科に属するハエは、驚くことに他のハエと違って、卵ではなく体内で孵化した1齢幼虫(ウジ)を産みます。大まかな種類が分かる程度の紹介しかできませんが、参考にしてみてください。ニクバエは腐敗した肉を好みますが、傷んでいない肉も餌とします。 センチニクバエなどニクバエ類は卵胎生のハエなので肉を出してある状態で調理場を離れるとウジを産み付けられてしまうことがあります。ハナバエ科のハエは個性的な種類も多いので、ニクバエ程ではありませんが種類の分からないものも多くいます。特にニクバエは自分でもニクバエ科のハエと分かる程度の知識しかありません。個人的な感想として、ハエ類は調べているとさらに訳が分からなくなるので、紹介するためには向いていない昆虫だと思いました。難解のハエの種類、ニクバエ科とハナバエ科のハエを調べてみました。   
ニクバエ類の大きな特徴は、胸背に3本の黒条が見えることです。この特徴があればニクバエの仲間だと分かります。
★センチニクバエ ニクバエ科。体長12〜14ミリ。ニクバエの中でも普通種の大型のハエで、灰白色の地色で胸背には3本の縦筋(黒条)があります。暗赤色の複眼が目立ちます。腹部は黒白の市松模様になっています。名前に付ているセンチとは雪隠(せっちん)からきていて、トイレの事を言った昔の言葉です。糞便に集まるハエなので、昔のトイレには多く発生していた種類になります。正中剛毛は0+1。背中剛毛は5+5。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。平地から山地の林縁や雑木林に生息しています。出現は3〜11月。センチニクバエは卵胎生のハエなので、お腹の中で卵が孵化して、ウジの姿(1齢幼虫)で幼虫は生まれてきます。卵ではなく幼虫で出産するハエで、想像すると気持ち悪いです。ニクバエの仲間は数も多く非常に良く似ている種類が多くいます。センチニクバエ、ナミニクバエ、ゲンロクニクバエなどは数も多い普通種で大変良く似ていて、模様で判断するのは難しいです。正確には交接器の違いを確認しなければ種類を特定することは難しいです。センチニクバエは生ゴミ、糞便、腐敗物、動物の死骸、腐った果実に集まります。幼虫はこれらを餌にして育ちます。病原菌等を運んでしまうので、衛生上良くない衛生害虫です。数も多く林縁や雑木林の他、畜舎、人家周辺で普通に見ることができます。越冬は蛹で行われます。よく似たゲンロクニクバエの体長は15〜17ミリと大型です。ナミニクバエの体長は8〜15ミリ。このことを踏まえると、交接器を確認できなければ正確な判断はできないのですが、強引にあてずっぽうで行くと、大きさから種類の当りを付けることとなってしまいます。ナミニクバエをついでに調べてみました。
★ナミニクバエ ニクバエ科。体長8〜15ミリ。センチニイクバエと非常によく似ています。ナミニクバエも卵胎生です。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。出現は3〜11月。都市部の公園や人家付近のゴミ箱、ゴミ捨て場等から発生します。成虫は主に動物の死骸を餌にします。幼虫は動物の死骸を餌にしますが、動物や人間の糞も餌にします。頬には白色の毛が無く黒い色をしています。胸部の横溝後背中剛毛は5本で後ろ2本は長くなっているようです。越冬は蛹で行われます。
センチニクバエ?.JPG
上の写真のハエは15ミリ程に見えました。大きさからは普通種のセンチニクバエかナミニクバエが近いのですが、小さめのゲンロクニクバエの可能性もあります。頬の部分の写真や剛毛までは分かりませんでした。接写を試みるも意外と逃げられてしまうので撮影には苦労します。
★ヤマトカスミニクバエ ニクバエ科。体長7〜8ミリ。ニクバエの仲間には胸背に3本の黒い縦筋(黒条)があります。腹部は黒白の模様になっています。この仲間は似た種類が多く種を特定するのは大変困難です。ニクバエ科の特徴になる3本の黒い縦筋とニクバエ科の翅脈を確認する必要が有ります。ヤマトカスミニクバエはバッタ類に寄生するハエのようです。分布は北海道、本州、四国、九州。詳しくは分かりません。非常によく似ている種にセンチニクバエ体長8〜14ミリがいます。
ヤマトカスミニクバエ(ニクバエ科).JPG
上、ヤマトカスミニクバエが1番近いと思います。センチニクバエが大変よく似ていますが大きさ的に、ここではヤマトカスミニクバエ として紹介させてもらいます。ニクバエ科も含め、名前を探すことは似たものが多くお手上げです。サイズの大きいゲンロクニクバエの写真が撮れましたら追加したいと思っています。   
★クロオビハナバエ ハナバエ科。普通種。体長4〜6ミリ。複眼の色は赤く小型で白い体に黒い帯が特徴になっています。クロオビハナバエ は名前の通りに個性的な黒帯模様をしているので分かりやすい種類になります。ハナバエ科の特徴として、額の上部に十文字に合わさる1対の刺毛(額刺毛)があります。クロオビハナバエの雌の場合、特に眼(複眼)の間に大きく開いた、細い牙の生えた口にも見えて少しばかり怖く見えます。分布は本州、四国、九州、沖縄。出現期は4〜9月。普通種で都市部の公園でも見つけることができます。ハナバエ科の幼虫の多くは様々な植物の根や茎の内部を餌として食べるのですが、幼虫も成虫も動物の糞を餌にします。鳥の糞や動物の死骸、生ゴミにも集まります。雌雄の違いは雄では複眼が接近していて、雌では複眼の間隔が離れていることで区別できます。ハナバエ科なので蛹で越冬するのではないのかと思います。
クロオビハナバエ(ハナバエ科)B差し替え.JPG
クロオビハナバエです。分かりにくいハエの中では特長のあるハエになります。白と黒の配色が綺麗なハエです。 
★タネバエ ハナバエ科。体長は5〜6ミリと小型です。胸背の正中とその両脇と合わせて3本の縦条が見えます。胸背部と腹背部には光沢があります。ハエ科の特徴として雄の複眼はくっついて見え(接近していて)雌の複眼は離れています。タネバエの額の上部に十文字に合わさる1対の刺毛(額刺毛)があります。これはハナバエ科の特徴にもなっています。出現は4〜10月(羽化は3〜4月で5〜6月に多く発生するようです)分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。農業害虫として有名です。成虫は鶏糞やたい肥に集まり湿った土の塊にお隙間に産卵するそうです。幼虫は有機質を好み、幼苗も餌にしてしまいます。タネバエの幼虫はマメ科やウリ科の幼苗に被害を与えるようです。非常によく似た種にタマネギなどネギ類に発生するタマネギバエがいます。タマネギバエの幼虫はタマネギやネギに甚大な被害を与える害虫として有名です。あまりに似ているためタネバエもタマネギバエもタネバエとして呼ばれています。越冬は北日本では蛹で越冬するそうです。関東以南では成虫、幼虫、蛹で越冬することができます。タネバエの仲間もどれもよく似ています。 
タネバエ雌(ハナバエ科).JPGタネバエ雄.JPG
上、タネバエかタマネギバエの雄のように見えます。上が雌で下が雄です。タマネギバエとタネバエは非常によく似ていて、タネバエとタマネギバエの区別は当方は分かりません。
名前を付けて紹介できないほど判別が難しいです。見つけたハエの正確な名前を知りたい方は、交接器の形状や体に生えている毛を手掛かりに名前を探してみてください。
posted by クラマ at 19:32| Comment(0) | 昆虫・コクワガタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする