2017年02月27日

ニワトコ(接骨木)。食べすぎるとお腹を壊す木の芽の山菜です。

レンプクソウ科(旧スイカズラ科)のニワトコは食べられる木の芽の山菜としても紹介されている樹木ですが、弱い毒成分があるので、体質や食べすぎによりお腹を壊すそうです。食べる量を決めた方が良い注意が必要な山菜になります。食べる部位は春の新芽です。新芽は特徴的で芽吹いたばかりの小さな葉の間から小さなカリフラワーやブロッコリーに似て見える蕾が見えています。食べても大丈夫な量は新芽3〜5個だそうですが、体質にもより量は人によるようです。無難に害のない量(新芽3個ほど)にしておくことが良いようです。食べすぎて発症する症状は痛みを伴わない激しい下痢、吐き気だそうです。特に下痢の症状がひどいようです。症状が出ると痛みが無くても激しい下痢ということなので、想像してみてもかなり辛そうですね。食べ方は天婦羅やお浸しにするようです。ニワトコはアクがとても強いそうですが、最も天婦羅にすると苦味の強いことで知られるフキノトウやヨモギも食べられるので、無難な調理法だと思います。実際に天婦羅が1番美味しい食べ方になるようです。ニワトコは強い毒がないとはいえ注意をして食べなければいけない山菜になることから、私の周りではニワトコの芽を食べたことがある、とかニワトコの芽を摘みに行くとは聞いたことがありません。通例は積極的には食べられていない食材のようです。ニワトコは成長が早く、すぐに蕾が膨らんでいくようです。特徴のある新芽の形をしていることで、他の植物との見分けは比較的に簡単であると思います。お浸しで食べる場合はアク抜きは必須のようです。もしもこの記事を読まれて食べることに挑戦してみようと思われても、あくまでも自己責任でお願いします。特徴がある植物と言え似たものもあることが考えられます。また毒成分を含んでいるので食べすぎ等で体調を壊すこともあります。食べることをお勧めするためのブログではないので、当方は1切の責任は負いません。レンプクソウ科のニワトコを調べてみることにしました。また山菜としニワトコを食べてみることにしました。
★ニワトコ(接骨木) APG植物分類体系ではレンプクソウ科(旧、スイカズラ科)。雌雄同株。高さ2〜6メートルの落葉低木〜小低木。やや湿気のある場所を好むようです。分布は本州、四国、九州の林縁、里山に多く、平地から山地に自生します。生垣や庭にも植えられることがあります。花期は4〜5月。花は黄白色で小さな花を沢山つけます。果実は6〜8月。核果で大きさは3〜5ミリ。果実の色は赤色、暗赤色、橙黄色などに熟しますが個体差があります。ニワトコの果実は果実酒にできるそうです。葉は対生で奇数羽状複葉で長さ8〜20センチ。小葉の縁には鋸歯があります。樹皮は古くなるとコルク質が強くなり縦の割れ目が目立ってきて、表面はひび割れて見えます。山菜として利用する部位は春の新芽で時期は2〜4月。芽吹きが他の植物よりも早く、横浜市では早い場所では2月下旬に蕾を見ることができます。若芽(新芽)には毒成分が含まれています。アク抜きの方法には幾つかありますが、茹でてから2〜3時間水に浸す。ぬるま湯に2時間ほど浸す。糠や米のとぎ汁に2〜3時間ほどつける。など色々あるようです。アクが強く弱くても毒を含むので、お浸しで食べるにはアクを抜いてから使うことになります。強いアクと毒成分を薄くするため(天婦羅を除いて)行う必要があると思います。
中毒の症状は激しい下痢。吐き気。漢方としては便秘に使われることが知られています。ニワトコに含まれている成分は硝酸カリウム、トリテルペン等。毒を含む場所は全草と種子になります。体質と摂取量による中毒が確認されています。
似た植物にセイヨウニワトコ(エルダー)があります。また北海道と本州中部以北の山地に自生する、ニワトコによく似たエゾニワトコがあります。ニワトコよりも大ぶりになる落葉低木で花期は5〜6月。花は1回り大きくなります。ニワトコよりも小葉が大きく形は丸みを帯びていて鋸歯は粗くなります。ニワトコと同様に山菜として食べられるようですが、中毒を起こすことは同様なので、山菜として食べる場合には同様の注意が必要になります。
ニワトコ新芽蕾.JPGニワトコ新芽2.JPG
上、2枚はニワトコの新芽です。新芽には花の蕾を持っている芽と蕾のない芽があります。まだ小さい花の蕾はブロッコリーに似て見えることが特徴になっています。ニワトコは花の咲いている時期と果実が熟す時期は良く目立ちます。ニワトコは林縁に普通に生息している植物で、他の木々の新芽が出るよりも1足早く出る、小さなブロッコリーに見える蕾が可愛いです。花が咲いたら花の写真を追加する予定でいます。撮影地、神奈川県横浜市、こども自然公園。
ニワトコを自己責任で食べてみることにしました。
天婦羅が1番美味しいようなのですが、1番簡単な塩茹でにしてアクを抜いて試食することにしました。塩に酢も少々入れて茹でてみました。茹で上がったら冷水に浸して食べてみました。時間は2時間位。どの程度水につけて置いたら良いのか分からなかったので、試食は約2時間後にすることにしました。花の蕾を付けた芽を2個。蕾の付いていない芽を1個の合計3個の新芽を試しに食すことにしました。毒成分を含む食材なので安全な量として新芽3個にしました。
ニワトコ塩茹で.JPG
上、塩茹でしたニワトコの芽です。左側に見えるのが花の蕾を付けている芽で右側が葉だけの芽になります。茹でる際、酢も少々加えて茹でました。1個は何もつけないでこのまま試食してみました。新芽なので柔らかくなってしまうかと思いきや、しっかりした歯ごたえです。苦味も辛みもありません。アク抜きが上手くできたようです。食べてみると味的には十分山菜としたらいける味だと思います。残りの2個は味噌汁の具として食べる前に入れてみました。歯ごたえも良いので新芽のまま切らないで入れてみました。味は旨いです。癖もなく食感が良いです。これはいけます。食べる量さえ守れば食べることは十分に可能な食材です。このような若い新芽でも繊維がつよいので、弱毒のみならず繊維が強いため食べすぎると消化に悪いことは(消化不良を起こしたり下痢の原因になることも)十分に推測できます。ただし茹でて水にさらす手間と1度に食べることができる量を考えると、食材としての魅力は落ちてしまいますね。個人的には今回の試食で終わりそうです。
ニワトコの花B.JPG
ニワトコの花です。昨年の写真のストックにありました。白い小さな花が沢山集まってフワリと咲いています。白い花の塊は枝に沢山付くので目立ちます。花は4月に咲きます。
posted by クラマ at 13:42| Comment(0) | 自然観察・植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月23日

キンバエの仲間(キンバエ科、アシナガバエ科など)は緑色、青色、金緑色などの金属光沢に見える体色をした綺麗なハエです。

黒い色のイメージの強いハエの仲間の中でも、クロバエ科のキンバエ類は緑色、青色、青藍色、金色、金緑色、銅金色などに見える金属光沢を持っているハエで、見ようによっては綺麗な色彩をもつ種類も多くいます。クロバエ科以外でも金色をしているヤドリバエ科のキンイロハリバエやヤドリバエ科の、イエバイ科のミドリイエバエも金属光沢を持つ種類のハエがいます。キンバエとは青色や緑色の光沢を持つハエの総称として呼ばれていますが、その中の1種としてキンバエと呼ばれる種類もいます。キンバエの仲間は大変良く似た種類が多く、キンバエ、トウキョウキンバエ、ニセミヤマキンバエ、ミヤマキンバエ、ヒロズキンバエ、オビキンバエ、ミドリキンバエ、ホオグロキンバエ、ヒツジキンバエなどはどれもよく似ていて判別が大変困難になっています。正中剛毛の数、翅脈尾違い、腹部の節、交接器などを調べて判別しないと体色に個体差があるためどれも同じに見えてしまいます。外見では判別ができないほど似ているものが多いのです。正確な判別が難しいので、正中剛毛の数、翅脈、腹部等の写真は重要な判別の手段になります。幼虫(ウジ)は釣り人には知られていることなのですが、キンバエの幼虫(主にヒロズキンバエとヒツジキンバエの幼虫)は釣りの餌として、サシ、サバムシ、紅サシ(食紅で染色した幼虫)などと呼ばれて、ワカサギ釣りなどの餌として使われていますが、初めてワカサギを釣りに行って驚いてしまった経験を今でも忘れていません。
その他、小型のウデゲヒメホソアシナガバエ(アシナガバエ科)、マダラアシナガキンバエ(アシナガバエ科)、ニセアシナガキンバエ(ホソアシナガバエ亜科)、アシナガキンバエ(アシナガバエ亜科)も金属光沢があり小さくても綺麗なハエです。
たかがハエと思わないで、沢山写真を撮っておくと種類の判別に役立つので良いと思います。似た種類が多く良く確かめないと全く判別できない昆虫です。そのうえ小型の昆虫なので、私の写真のストックも撮影の段階でピンボケが多く、資料にならないものが多くあります。ハエの雄と雌の区別は複眼を見て判別ができます。複眼(目)が接近してくっついているように見える方が雄で、雌の場合は複眼が離れています。アシナガバエ科では腹部の太さに違いがあるので、体つきから腹部の太い個体は雌、腹部の細い個体が雌と判別することができます。
ちなみに良く呼ばれているギンバエという種類は存在しません。1般的には普通種で数が多いミドリキンバエなどがギンバエとかキンバエと総称的に呼ばれているようです。
体色での判別が困難な似た種類になりますので、参考までに大まかなキンバエ類の特徴を挙げて見ることにします。以下はクロバエ科の大型のハエになります。キンバエの仲間は通例、正中剛毛は2本になります。大まかにキンバエ、ヒロズキンバエ、トウキョウキンバエ、 ニセミヤマキンバエ、ミヤマキンバエ、オビキンバエ、ホオグロキンバエ、ヒツジキンバエ、ミドリキンバエ、ミドリイエバエの特徴を調べてみました。
クロバエ科キンバエ属。
・キンバエ。体長6〜12ミリ。正中剛毛は横溝でわけて2本が対を成しています(2+2)。キンバエは総称としての呼び名との混乱を避けるためナミキンバエと呼ばれることもあるようです。よく似た種類にミドリキンバエ、ヒロズキンバエがいます。キンバエは金属光沢の強い種類で、胸部と腹部周縁部は青藍色。胸背部の中央部は黄金色の金属光沢をしていますが、色彩には個体差があり金緑色、青藍色などの個体もいます。特徴としてキンバエの第6背板には緑色の金属光沢があります。よく似たヒロズキンバエとは翅脈に僅かな違いがあるようです。キンバエは人家ではあまり見かけない種類で、どちらかというと森林性のハエになります。日本全国に分布している山地に多く生息する普通種で、よく似たミドリキンバエよりも人家付近に多くいる種類になります。正中は動物の死骸や汚物、腐った果実などに集まり、幼虫は動物の死骸を食べます。
・ヒロズキンバエ。体長8〜9ミリ。正中剛毛は2本と3本(2+3)。雌の頭部(頭部前額)は幅が広くなっているそうです。胸部背面は緑色をしているそうです。日本全国に生息。都市部の公園にも普通に生息しています。森林性のハエでしたが人家付近など勢力を広げてきました。幼虫の餌は動物の死骸でしたが、台所の生ごみや、ごみ集積場などからも発生しています。ヒロズキンバエが偶発的に人間の傷口、壊死部分に産卵してハエ幼虫症をおこすことが知られています。
・トウキョウキンバエ。体長8〜12ミリ。特徴は明瞭な黒い帯が腹部にあることです。この黒帯は太くてはっきりしています。体色は青緑色に見えます。大型のキンバエです。 ニセミヤマキンバエとミヤマキンバエの腹部にも縞があるので間違いやすいです。名前にトウキョウとありますが、このハエは南方系のハエで、北限は関東周辺あたりで関東では暑い時期に出現が多いようです。現在北上している種類のようです。拡大して確認しないといけないのですが、特徴として鱗弁(鱗弁とは翅の付け根にある後ろ翅の退化したものです)の下の方にある後胸側板という部分に細毛があるそうです。
・ニセミヤマキンバエとミヤマキンバエ。体長6〜8ミリ。どちらも非常によく似ていて、ニセミヤマキンバエの場合は腹部第3節の帯が中央で細くなり、ミヤマキンバエの場合には腹部第3節の帯が中央で細くならないとあります。腹部第1節とは胸に近い節で、第3節はお尻の先側の節になります。両種の違いは鱗弁(鱗弁とは翅の付け根にある後ろ翅の退化したものです)にも現れます。ミヤマキンバエの鱗弁下部と鱗弁縁毛の色は暗褐色になるそうです。どちらも似ていて混在することがあるので、正確には鱗弁部分と交接器の確認が必要になるようです。どちらも森林性のハエになりますが、ミヤマキンバエは1000m以上の高地に生息することが多いようですが低地にも生息しているようです。ミヤマキンバエは2000m以上の高山地帯にも生息している山地性のハエになります。ニセミヤマキンバエは低標高から山地に生息する森林性のハエになります。
・オビキンバエ。体長8〜11ミリ。太さも大きさもある大型のキンバエです。特徴は腹部後端(腹部背板後端)には明瞭な青い帯(横帯)があることです。頭部が大きく複眼の色(目の色)はアズキ色。暖地に多い種類になるようです。動物の死骸や汚物に集まります。幼虫は動物の死骸を餌にします。本州から沖縄に分布しています。腐肉の匂いを好み動物や人間の死体に最初に集まる昆虫です。オビキンバエ属の正中剛毛は0+2(ただし1本が弱々しくみえるため1本に見えるそうです)。
・ホオグロキンバエ。体長は8〜10ミリ。頬の部分が黒っぽい色をしている特徴があります。南方系のハエですが低温に強い性質を持っています。森林に多い種類のようです。都市部の自然公園にも生息しています。
・ヒツジキンバエ。体長8〜9ミリ。やや鈍い銅色の金属光沢をしています。名前の由来はオーストラリアで羊に真性寄生してハエ症を引き起こすことからついた名前のようです。オーストラリアやニュージーランドで問題になっているハエ症とは、ヒツジキンバエが羊に卵を産み付けて皮膚下の細胞を餌として成長するというものです。子羊が死亡することが多いようです。日本では数が少ないようです。幼虫は釣り餌としても使われているので、成体を見たい場合、釣り餌としてヒツジキンバエのウジを購入して育てれば観察することができます。
・ミドリキンバエ。 体長7〜10ミリ。特徴に鱗弁が白い(白色系)とあります。鱗弁とは翅の付け根にある後ろ翅の退化したものです。確認するのが難しいのですが、第6背板は黒っぽく見えるそうです。体色は金緑色の金属光沢。正中剛毛は2+2。雄でも他のキンバエと比べると目の間隔がやや離れているそうです。低地を好む森林性の普通種のハエになります。動物の死骸や汚物(糞)に集まってきます。幼虫は動物の死骸などを食べます。キンバエの仲間は成虫、幼虫共に動物の死体(腐肉)や汚物に発生して餌としています。病原菌を媒介する害虫として知られています。ごみ集積場の汚物、腐敗物や野生の動物の死骸などが発生源になっています。
イエバエ科のミドリイエバエは金属光沢のあるイエバエです。
・ミドリイエバエ。体長8〜10ミリ。緑色の金属光沢があるイエバエの仲間。よく似ているキンバエの仲間とは科が違うので翅脈の違いがあることでクロバエ科の似た種類と区別することができます。金属光沢があるハエなので、ミドリイエバエはイエバエ科なのですが、色的に広い意味でキンバエと呼ばれていると思われます。
上に記した特徴を当てはめて、見つけたキンバエ類を観察すると面白いと思います。正確に種類を判別したいと思われたら、捕らえて交接器の違いと翅脈の違いなどを確認する必要が有ります。細かい判別方は専門の図鑑等でご確認ください。
キンバエの仲間・雌(クロバエ科).JPGキンバエ(クロバエ科)2+2.JPG
上、ミドリキンバエ。この程度の解像度と詳しい判別箇所の写真がないと全く見分けがつきません。とりあえず緑色に見え鱗弁が白いので、このハエはミドリキンバエの雌で良いような気がします。下、キンバエの雄。写真を追加しました。成虫剛毛は2+2。
キンバエ科の1種.JPG
上、キンバエの1種です。翅脈が微妙に上のキンバエと違っています。成虫剛毛は2+2。雌のキンバエかも知れませんが、キンバエの1種にしておきます。キンバエの仲間は似たものが多く、特徴を捕らえなかったり、交接器などを調べないと間違っていることが多くなってしまうので、見た目の外見では見分けがつきにくいです。
ミヤマキンバエもしくはニセミヤマキンバエ(クロバエ科).JPGホオグロキンバエ.JPG
上、ミヤマキンバエかニセミヤマキンバエが似て見えます。判別が大変困難な種類で当方には良く分かりません。ミヤマキンバエは1000m以上の高地に多い種類のようですが、低地にも生息しているようです。どちらも森林性のハエになりますが、判別が難しくなります。体の特徴の違いにニセミヤマキンバエの場合は腹部第昆虫3節の帯が中央で細くなり、ミヤマキンバエの場合には腹部第3節の帯が中央で細くならないとあります。トリミング前の写真では光沢が写りこんでいて帯が僅かにかけて見えていますので、ミヤマキンバエの方かと思ったのですが、見つけたところは標高は高くありません。ミヤマキンバエかニセミヤマキンバエとしましたが、この写真では鱗弁の部分等の確認はしていませんので正確には分かりません。キンバエと俗称でまとめた方が正しいのですが、暫定的にどちらかの種類とさせていただきます。キンバエにも色々いるのだと思って見てください。判別のため今後は捕獲して細部を調べることも必要になってくるかもしれません。下、ホオグロキンバエ。顔が黒っぽい色(濃い茶色)をしています。暫定で、ホオグロキンバエとして紹介させていただきます。自然公園の林縁にいました。カメラを近づけるとすぐに逃げてしまい、前から顔を撮影できませんでした。
体が小さく、体長は約1〜7ミリと小型でもキンバエのような金属光沢をしているアシナガバエ科のハエの仲間を調べてみました。雌雄の体の違いは、腹部が細い方が雄で、腹部の太い方が雌になります。小さな体でも金属光沢が強く綺麗な色をしているハエです。金緑色、黄褐色の色彩の個体が多く、日本で100種類が記録されています。どれもよく似ていて判別が難しい種類になっています。アシナガバエ科のハエは小型で脚が長く、綺麗な金属光沢の彩色をしていて小さいことが残念に思える種類です。アシナガバエ科の総称としてアシナガバエと呼ばれています。
・ウデゲヒメホソアシナガバエ(ニセアシナガキンバエ)。アシナガバエ科 ホソアシナガバエ亜科。翅は透明。金属光沢のある緑色をしていますが色彩には個体差があります。特徴となる前脚の第1、第2附節に短毛が短毛が密生していますが、あまりに脚も小さいので拡大して見ないと分かりません。体が小さくても他の小さな昆虫を食べる肉食のハエです。個体数は多い種類になります。ウデゲヒメホソアシナガバエの呼び名は新称になります。ニセアシナガバエ亜科に属しています。この呼び名は田悟敏弘氏の命名になります。日当たりの良い葉の上にとまっています。今までアシナガキンバエと混同(同1種と認識されていました)されていたハエです。はっきり言って見分けは付きません。交接器の違いと翅脈の違いを確認しなくては判別できません。アシナガキンバエの翅脈の特徴はM1+2脈が2回直角に曲がるように見えるそうです。「我が家の庭の生き物たち」というブログに詳しく載っていましたので、そちらをお勧めします。大変参考になりますよ。詳しくはそちらをご覧ください。ウデゲヒメホソアシナガバエの翅脈はM1+2脈の部分は曲がらないで伸びています。ウデゲヒメホソアシナガバエ(ニセアシナガキンバエ)の体長は4〜5ミリで体色(色彩)には個体差があります。また「平群庵」というブログにも詳しく書かれてあります。詳しく知りたい方はそちらも合わせてご覧になると良いと思います。当方、詳しいことは分かりません。分類が難しすぎます。
・アシナガキンバエ。アシナガバエ亜科。体長5〜6ミリ。大変珍しい部類のハエになるようです。ウデゲヒメホソアシナガバエ(ニセアシナガキンバエ)と非常によく似ています。翅脈の違いや交接器の形状の違いを確認しないと判別できない種類になります。
・クロアシヒメホソアシナガバエ。ウデゲヒメホソアシナガバエと非常によく似ていて、外見上は判別できません。クロアシヒメホソアシナガバは名前の通り脚が全体に黒い色をしています。この種類も他の種類と混同されていても不思議ではない種類になっています。
・マダラホソアシナガバエ(マダラアシナガバエ)。アシナガバエ科。体長5・5〜6・5ミリ。翅に斑(黒い斑)があることで他種と区別することができます。脚も体も長細い小型のハエです。1見して体が細長く見えることも特徴になっています。葉の上にとまっていることが多いです。
(ニセアシナガキンバエ)ウデゲヒメホソアシナガバエ1雌.JPG(ニセアシナガキンバエ)ウデゲヒメホソアシナガバエ1雌.JPG(ニセアシナガキンバエ)ウデゲヒメホソアシナガバエ翅脈.JPG
上、ウデゲヒメホソアシナガバエ(ニセアシナガキンバエ)。腹部が太いので雌になります。雄は腹部が細いので雌雄の見分けはしやすいです。1番下は翅の拡大です。翅脈は種類の判別に役に立ちます。
マダラアシナガキンバエ(アシナガバエ科)雌.JPG
マダラアシナガキンバエです。翅に特徴があるのでマダラアシナガキンバエで良いと思います。細長く見えるハエでハエのイメージに合わない形に見えます。 
これら紹介したハエ達は体のサイズが大きくても小さくても総称的に「キンバエ」と呼ぶことがふさわしく思えてしまうハエ達です。種類がとても多いことと非常に良く似ていることで正確な種を判別することは大変難しいのですが、名前を当てて紹介させていただきました。キンバエの仲間(ハエ類)は種類の判別が非常に困難な昆虫ですが、良い写真が撮れましたら追加していく予定でいます。
posted by クラマ at 14:52| Comment(0) | 昆虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする