2016年03月26日

シモクレン(モクレン)、ハクモクレン(ハクレン)、コブシ。よく似たモクレン科の植物3種類。

シモクレン(モクレン)、ハクモクレン(ハクレン)、コブシは桜(ソメイヨシノ)よりも早く花を開き始め、良い匂いを漂わせます。紫色の花を咲かせるシモクレンは別名モクレンと呼ばれています。白い花を咲かせるハクモクレン(ハクレン)と混同されてシモクレンもハクモクレンもモクレンと呼ばれています。同じく白い花を咲かせるコブシもよく似ているので、総称的に、これらはモクレンと呼ばれていることがある植物です。もっとも欧米ではモクレン、ハクモクレン、コブシをまとめてマグノリアと呼んでいます。花の色が白いハクモクレン、コブシ、タムシバは同じように見えてしまうため、見分け方を知らないと混同してしまう可能性が高くなります。シモクレンとハクモクレンの原産地は中国で、タムシバは日本固有種になります。コブシは日本に自生していますが中国にはない植物になります。モクレン属は植物としては最古の姿を今に残している植物になり、その根拠として白亜紀の化石から発見されています。春に良い香りを漂わせ、花をたくさんつけている姿はとても美しいです。シモクレン(モクレン)、ハクモクレン(ハクレン)、コブシの見分け方は、シモクレンは花の色を見れば1目瞭然、、紫色、赤紫色をした花を咲かせていたらシモクレンです。シモクレンには園芸品種も多くあります。ハクモクレンとコブシの違いは、花の付き方と花の付け根に特徴があります。ハクモクレンの花は大きく上を向いてついています。花の付け根には葉がありません。1方、コブシの花はハクモクレンよりも小さく、半分ほどに見える感じの大きさになります。花は斜め上か横向きについています。コブシの花の付け根には緑色の葉が1枚見えることです。この葉には木により個体差があり、小さなものもあるので注意は必要になりますが、見分ける際の大きな特徴になります。日本固有種のタムシバとコブシは、大変良く似ていることから混同されているようです。コブシとタムシバの違いは、コブシの花の付け根には葉があり、タムシバの花の付け根には葉がないということです。花もよく見るとコブシの花の基部にはピンク色の筋が見えますが、タムシバの花は白色をしています。また葉をもむと強い香りがすることです。このように比較すると紛らわしい植物になってしまいますが、春を告げる美しい花を咲かせる植物なので、欧米式にマグノリアとして見て、楽しむのも良いでしょう。シモクレン、ハクモクレン、コブシは公園や街路樹にも使われていることが多く、ハクモクレンとシモクレンは樹高がさほど高くならないことから、庭木として植えられていて、良く目にすることができます。高さが20メートルにも達するコブシは庭木には向いていませんので、庭木として見ることはまずありません。この3種類は変わった実をつけることでも知られています。葉が出る前に花を咲かせる春の花、シモクレン(モクレン)、ハクモクレン(ハクレン)、コブシを調べてみました。
★シモクレン(紫木蓮) モクレン科。別名モクレン、モクレンゲ、マグノリア。園芸品種を含めてシモクレンと呼ばれています。中国南部原産。落葉低木。雌雄同株で高さ3〜5メートル。分布は北海道南部、本州、四国、九州。花の色は赤紫色や紫色。洋ナシ形で開いて咲きません。花弁には厚みがあります。蕾は毛に覆われています。花は大きく上向きに咲きます。葉が出る前に花を咲かせます。葉は互生。葉の形は広倒卵形。花は両性花の虫媒花になります。花期は3〜4月。コブシの花の後に咲きだします。花が美しいので庭木や公園などに観賞用として植えられています。欧米でマグノリアと呼ばれると、シモクレン(モクレン)、ハクモクレン、コブシをまとめてマグノリアとしています。実は10月に結実します。コブシよりも丸みのある不定形な実を付けます。鮮やかな紅色になると表面が割れて中から鮮やかな赤い実が飛び出して見える様になります。ハクモクレン、コブシとは花の色を見れば区別ができます。シモクレンやハクモクレンなどはきっちりとした花弁の数が決まっていない花を付けます。シモクレンはじっせいと接ぎ木で増やすことができます。花色の濃淡、花弁の幅などに変異の多い植物になるようです。
シモクレン1.JPGシモクレン2.JPG
シモクレン(紫木蓮)です。名前の通り、紫色や赤紫色の花をしています。園芸品種も多く、まとめてシモクレンと呼ばれています。上、咲き始めの花です。灰褐色の毛が密生した蕾から赤紫色の花を上向きに咲かせます。下、花の終わりごろになっても花弁は開き切りません。虫媒花なのに受粉しにくい構造になっているといえます。
★ハクモクレン(白木蓮) モクレン科。別名ハクレン、ハクレンゲ。ハクモクレンもモクレンと呼ばれることがあります。中国東部原産。落葉高木。雌雄同株で高さ5〜15メートル。分布は北海道南部、本州、四国、九州。蕾は毛に覆われています。花は両性花の虫媒花になります。花の色は白色。大きさは8〜10センチ。洋ナシ形で開いて咲きません。開いて来るのは花が終わるころになります。花びらは9枚(正確には花弁の枚数には変異があります)。花弁には厚みがあります。花は大きく上向きに咲きます。葉が出る前に花を咲かせます。葉は互生。葉の形は倒卵形。花期は3〜4月。花が美しいので庭木や公園などに観賞用として植えられています。コブシとよく似ていますが、コブシの花よりも大きく花の付け根には葉がついていません。実は緑から鮮やかな紅色に変わっていきます。実の形は不定形なものになります。やがて表面が割れて鮮やかな赤い実が飛び出してきます。実はコブシとそっくりになりますが、実の付き方に違いが出てきます。ハクモクレンの実は横向きから上に向いて付くことが多いです。花弁の幅などに変異がある植物になるようです。
ハクモクレン1.JPGハクモクレン2.JPGハクモクレン3.JPGハクモクレン花断面.JPG
ハクモクレン(白木蓮)です。1枚目、花は上向きで大きく、開き切りません。また花の下(付け根)には葉がないことから、良く似ているコブシと判別することができます。コブシより花が大きいことも特徴になっています。3枚目、花の付け根です。コブシに見られる葉がありません。4枚目、花の断面です。木蓮の仲間の花の構造は多数が集まった雄しべが下にあり、その上にある雌しべも多数集まって付いています。花の中心に尖って見える部分が雌しべの塊になります。
★コブシ(辛夷) モクレン科。落葉高木。雌雄同株で高さ10〜20メートル。原産地は日本、韓国(済州島)。分布は北海道、本州、四国、九州。公園や街路樹に使われています。コブシには花の大きさ、花の付け根にある葉の大きさなど変異が多いようです。蕾は毛に覆われています。コブシの花はハクモクレンよりも小さく、半分ほどに見える感じの大きさになります。花は両性花の虫媒花になります。花期は3〜4月。コブシの大きな木に花が咲き誇ると、遠くからでも良く目立ちます。花は斜め上か横向きについています。よく似ているハクモクレンとコブシの違いは、コブシの花の付け根には緑色の葉が1枚見えるという特徴があることです(すべての花に葉が付いている訳ではありません。同じ木でも付いていない花もあります)。花の色は白色で、花弁の基部には紅色やピンク色の筋が見えます。花の大きさは4〜5センチ。花は洋ナシ形から開いて咲きます。花びらは6枚(正確には花弁の枚数には変異があります)。花弁の幅は広くありません。葉が出る前に花を咲かせます。葉は互生。葉の形は広倒卵形。コブシの園芸品種は、花弁の丸みが強く花が大きくなります。コブシの花はハクモクレンより遅れて咲き始めます。実の結実期は9〜10月。実は不規則なこぶ状でごつごつしています。この特徴が名前の由来ともいわれています。実は鮮やかな紅色になると表面が割れて中から鮮やかな赤い実が飛び出してきます。実はハクモクレンに似ていますが不定形で細長いもの、やや丸みを帯びて長いものなどがあります。全体的にゴツゴツしていて、実は下向きに垂れ下がって付いています。実でハクモクレンとコブシを判断する場合は実の付き方も参考にできます。花弁などに変異の多い植物になるようです。
コブシ花1.JPGコブシ花2.JPGコブシ花3.JPGコブシ花4.JPG
上4枚がコブシ(辛夷)の花です。1枚目、咲き始めの花です。右側に毛で覆われた蕾が見えています。2枚目、花です。花の下にある葉も見えています。3枚目、これは花弁の細いコブシの花です。園芸品種は花弁が広いものになるようです。個体変異もあるので園芸品かどうか、詳しくは分かりません。4枚目、コブシの花は横向きかやや上向きで咲いています。たくさんの花を咲かせたコブシの木も美しいです。匂いも良い匂いがします。この木は公園にあったものです。花も花弁もやや大きく見えるので、園芸品種だと思われます。コブシの花はモクレンよりも広がって咲くことが見て取れます。  
コブシ蕾.JPGコブシ実1.JPG
上、コブシの蕾です。何ともいえない可愛さがあります。この時点ですでに葉が見えています。下、花が終わっていよいよ実のできる部分が見えてきました。
コブシ実2.JPGコブシ実3.JPGコブシ実4.JPGコブシ実5.JPG
1枚目、ゴツゴツとヘンテコな形に成長した実です。まだ青い色(緑色)をしています。2枚目、色が付き始めてきたところです。3枚目、このように丸い部分が目立つ実もあります。美味しそうな色をしていますが食べられません。4枚目、赤く熟した実です。外皮が割れて中にあった赤い果肉に包まれた種が見えてきます。実の変化する様子を観察するのも面白いです。
コブシとの比較のために、タムシバも調べてみました。
★タムシバ モクレン科。落葉高木。雌雄同株で高さ3〜9メートル。日本固有種。分布は本州、四国、九州。主に日本海側の温暖な山地に多く自生しています。葉をもむと強い香りがして、噛むと甘いようです。花は両性花の虫媒花になります。花はコブシとよく似ていて混同されているようです。コブシとの違いは、葉をもむと発せられる強い香りと花の付け根に葉がないこと。葉は互生で葉の裏は白く、葉の形はコブシより細長いこと。花弁の基部は黄緑色で花弁が純白をしていることです。
タムシバの写真が撮れましたら追加する予定でいます。
これらモクレンの仲間は挿し木で増やすことは難しいようです。接ぎ木や実生を蒔いて(種まき)増やすと良いようです。実生による種まきからだと、花が咲くまで10年近くかかるようです。また実生で増える過程によって、実生変異が起こりやすいことから、個体差が出てくるようです。
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2016年03月22日

ヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、ハクセキレイ。春に見つけた野鳥4種類。

ヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、ハクセキレイは最も普通に見られる野鳥です。特に最近ではムクドリとハクセキレイは都市部でも良く見かけるようになっています。ムクドリは夜になると集団を作り眠ります。時に大集団となって、街中の街路樹などに集まり大きな鳴き声を発して、やかましく鳴くことから騒音の被害を出すことで知られてきました。寝る場所は繁華街や駅前の樹木などを利用しています。ムクドリから見たら人や騒音は関係ないようです。大きな大集団となることが多く、それゆえ糞によって道路などが汚れる糞害も発生しています。繁殖期のムクドリは自然の環境下だけではなく、民家の戸袋などの隙間に巣を作ってしまうこともあります。集団を作ることで知られているムクドリですが、なぜムクドリが大集団を作るのかは良く分かっていないようです。同じく街中にねぐらを構えることも、天敵から逃れるためなのか、その理由もまだ分かっていないようです。ハクセキレイも市街地に進出してきている野鳥です。本来は北海道に住んでいた鳥なのですが、南下して生息範囲を広げ、しかも都市部の生活になじんできている適応能力の強い野鳥です。人工物も利用して巣を作ることもあります。名前がハクセキレイと白をイメージさせる鳥なのですが、白1色の鳥ではなく、白い鳥のイメージからは少し外れています。ハクセキレイも秋から冬にかけては集団を作って、夜になると集まって寝る習性があります。都市部の繁華街などの電線や電柱に群れを成して集まっているところを見かけます。その下の路面は糞で汚れています。ハクセキレイの害は糞害になるようです。日中には群れから離れて行動していて、長い尾を上下に振って歩き回る、愛らしい姿を見せてくれています。ハクセキレイは当ブログ2度目の登場になります。ヒヨドリは市街地では秋から冬に多くみられていた鳥ですが、最近では都市部の生活になじんだのか、1年中、見ることができるようになっています。民家の庭にも普通に飛んでくる鳥になっていて、繁殖地は市街地でも行われていて、公園、庭園などにも巣を作ります。実はヒヨドリは世界から見た場合、日本周辺にしか生息していない珍しい種類の鳥になります。あまりに普通に見ることができるので、とても貴重な種類だとは思えない鳥です。ツグミは冬鳥として飛来する野鳥です。見られる時期は秋から冬で、長い地域ですと10月〜5月頃まで見ることができるようです。ツグミは積雪のない地域の水田、草地、草原、河原にいます。夏にはシベリア中部、南部に帰っていくそうです。胸部のまだら模様が目立つ、頬と喉の部分が白っぽい、尾の長い鳥です。ツグミの茶色の体色には個体差があり、濃いタイプのものと薄いタイプのものがいます。ヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、ハクセキレイを調べてみました。
★ヒヨドリ セキレイ科。全長28センチ。最も普通に見ることができるヒヨドリですが、日本周辺の地域にしか生息していない世界的には珍しい鳥になります。ひよどりの特徴は頭の毛がボサボサと立って見えることと、頬が褐色をしていることです。嘴が黒くて長く、尾は長めになります。ヒヨドリの頭部の毛がボサボサと立っている時は興奮している時で、いつも立っている訳ではありません。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。沖縄には冬鳥として渡来します。北海道に住んでいるヒヨドリは、秋になると暖かい本州に越冬するため渡っていきます。巣は平地や低地の木の枝に巣を作ります。市街地の公園、庭園にも巣を作って繁殖しています。近年、都市部に進出してきている鳥で、1年中見ることができる普通種になっています。餌は繁殖期には昆虫類を主にしていますが、果実や木の実、椿や桜などの花の蜜も吸います。ヒヨドリは狩猟が許されている鳥で肉の味は美味しいようですが、狩猟免許がないと捕ってはいけません。狩猟以外でも、許可なく捕獲すると法に触れてしまいます。
★ツグミ ツグミ科。全長24センチ。冬鳥として飛来します。ツグミは秋〜冬に見ることができます。尾が長く胸のまだら模様が目立ちます。頬と喉の部分が白っぽく、羽は赤みのかかった茶色をしていますが、ツグミの体色には茶色の濃いタイプと薄いタイプがいます。個体差のある鳥になります。分布は北海道、本州、四国、九州。10月から翌年5月まで見ることができます(多くは3月半ば〜4月に帰っていきます)夏季はシベリア中部、南部に帰っています。ツグミは渡りの前に群れを作るようになります。積雪の少ない地方の水田、畑地、草地、開けた草原、河原などに生息しています。餌は木の実、昆虫類、ミミズなどで雑食性になります。ツグミは昔は食用にされていた美味しい鳥だったようですが、現在では狩猟が禁止されています(昭和22年にツグミのカスミアミ猟が禁止されました)スズメより美味しい鳥として好まれたようです。狩猟免許がないと鳥獣の捕獲は原則禁止なので、スズメも取ったら法に触れることになりそうです。神奈川県横浜市、こども自然公園では年が明けて2〜4月までは地上にいるツグミを簡単に見つけることができます。ツグミは地上を歩いて1生懸命に餌を探しています。
★ムクドリ ムクドリ科。全長24センチ。分布は北海道、本州、四国、九州。北海道には夏鳥として渡来します。ムクドリの雄と雌の区別は難しいです。全体的に黒っぽい鳥ですが、雌は褐色に近い色をしているものが多いようです。ヒヨドリよりも1回り小さくなります。開けた場所を好み農耕地、草地、人家、公園などで見ることができます。特徴は頭部から首にかけてと腰から尾にかけてが白い。全体的には黒っぽく見える体色をしていて尾が短く(尾の形は円尾)嘴と脚がオレンジ色をしています。餌は雑食性で木の実、種子、果実、昆虫類、ミミズ、カタツムリ、両生類など。名前の由来に椋木(ムクノキ)の実が好きだからムクドリということが言われています。また群れを作る意味あいから、ムクドリと言われる説があります。ムクドリは秋〜冬にかけて集団を作って行動しています。大きな大集団を作ることもあります。ムクドリが集団を作る理由は解明されていません。繁殖期には群れを作っていません。大集団で集まって寝る習性があり、市街地、繁華街、駅前などの街路樹にも集団で現れます。ムクドリはやかましい鳴き声や道路に落ちた大量の糞による糞害が問題にされて有名になった鳥です。ムクドリの変わった習性に種内托卵がみられることです。種内托卵とは、繁殖は春から夏に行われますが、巣を作れなかったものが他の仲間の巣に産卵してしまう(同種の巣に卵を産み付けてしまう)行動をとることです。巣は木の洞に作りますが民家の軒先、戸袋などに巣を作ることもあります。ムクドリの巣にはダニが発生するようです。民家に作られてしまったら衛生面が気になってしまうところです。食べられる鳥のようですが、生臭くて味が落ちるようです。猟が許されている鳥ですが、もちろん狩猟免許がないと捕ることができません。
★ハクセキレイ セキレイ科。全長21センチ。尾が長く、長い尾羽を上下に動かして、世話しなく歩き回っている愛嬌のある可愛い鳥です。昼間は単独で行動することが多い。特に繁殖期には特に縄張り意識の強くなる鳥です。夜間は群れになって寝ます。近くの森林を利用しますが、市街地の電柱や電線などに群れを成して止まっているところも見かけます。寝床にしている電柱の下などは白く汚れてしまうので、嫌われる鳥にもなっています。ハクセキレイはあまり人を怖がらない特徴があります。もとは北海道にいた鳥なのですが、南下してきました。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。沖縄には冬鳥として渡来します。餌は昆虫類、ミミズ、クモなどを主にしていますが雑食性でなんでも食べます。落ちているパンも食べていることがあります。ハクセキレイは秋から冬にかけて(非繁殖期)に集団になります。繁殖は寒冷地で1回、暖地で2回行われます。繁殖地は北海道、本州の中部以北で5〜7月に行います。開けた場所を好み、海岸、水田、広い川の岸周辺、中洲、川べり。水辺が近くにあれば住宅街、開けた自然公園などにも生息しています。巣は地面の窪地、石垣の隙間、岩の隙間などに作ります。人家周辺の意外な場所に巣を作ることもあるようです。ハクセキレイの体色には、雄と雌、夏羽と冬羽、若い個体の体色と色に違いが出てきます。雄は背中(背部)が黒色、雌は背中(背部)が灰色をしています。冬羽は雄雌ともに全体的に灰色をしていますが、夏羽のオスは黒色がとても強くなります。
ヒヨドリ.JPGツグミ.JPG
上、ヒヨドリです。横側の写真も撮りたかったです。撮影地、神奈川県厚木中央公園。下、ツグミ。落ち葉をひっくり返して餌を探していました。撮影地、神奈川県海老名市。
ムクドリ.JPG
ムクドリです。群れで草地を歩き回っての餌探しに夢中です。忙しそうに動き回っていて撮影に手を焼きます。良い写真が撮れましたら差し替えるよ予定です。ずんぐりした体形が可愛いです。撮影地、神奈川県横浜市、こども自然公園。
ハクセキレイ.JPGハクセキレイ2.JPG
上2枚、ハクセキレイです。白い部分が少ない鳥なのですが、ハクセキレイと名前がついています。上手く行くと近くで撮影できる鳥です。尾羽を動かして歩く姿が可愛い野鳥です。夏羽の黒い色が濃い雄の写真を撮りたいです。上は黒が目立ちますので雄のようです。撮影地、上、神奈川県海老名市、中央公園。下、神奈川県横浜市、こども自然公園。
原則的に野鳥は捕ってはいけません。狩猟が許されている種類でも狩猟免許がないと狩りをしてはいけません。法律で罰せられてしまいます。正式なハンター以外は野鳥を見て楽しみましょう。
posted by クラマ at 01:09| Comment(0) | 自然観察、野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月15日

バラゴケ。地衣類のトラペリア属の和名になったようです。

地衣類の、トラペリアの和名がバラゴケになったようです。TRAPELIA属、TRAPELIOPSIS属はまだ研究途中のようです。ただでさえ分類が良く分からない地衣類ですが、分からないままですと、スッキリしないので、バラゴケというカテゴリーができただけで観察する意欲が出てきます。良く分からない種類ですが、小さくても赤い子器が綺麗な地衣類で、こいつは1体何者か?と思っていた種類でした。調べてみると和名が決まったのは、次の3種。バラゴケ(T・COARCTATA)、ツブバラゴケ(T・INVOLUTA)、コフキバラゴケ(T・PLACODIOIDES)になりました。この仲間の特徴は、若い子器では子器縁部が断片化していて、子器の色は赤〜褐色をしていて、バラゴケとツブラバラゴケの子器の型はレカノラ型になるそうです。特徴は子器が球形になった後、子器の頂部が放射状や星形に裂けて割れることになります。ツブバラゴケは地位体がしばしば顆粒状になることが特徴のようです。コフキバラゴケは地位体に粉芽を付けることが特徴になるようです。岩上生になるようです。似ている地衣類にはチャシブゴケ属があるようです。私は試薬を使った検査をしていない、見た目での判断で分類しているので、間違っている可能性があります。間違っていたらご勘弁ください。バラゴケ属の子器の特徴をつかんで見ることで、種類の判断の材料にしました。地衣類は似たものが多く、本来は試薬を使った正確な判断をしないといけません。素人ゆえ間違った名前を当ててしまっている可能性が高いのですが、参考になればと思っています。いくつかバラゴケの仲間を紹介したいと思います。
trapelia sp 1.JPGtrapelia sp 2.JPGトラペリアSP3.JPG
上の3枚。トラペリアSP。子器の特徴と色からトラペリアの仲間であると予想が付きます。子器は大変小さく、頂部が星形に裂けて赤い色が見えています。地衣体は白色、灰白色をしています。乾燥時には地衣体がひび割れて見えています。子器の色が褐色の個体もありますが、乾燥時に褐色に見えているだけかもしれません。この3枚はそれぞれ別の個体で、トラペリアSPとして紹介させていただきます。岩の上に生えていました。
コフキバラゴケ1.JPGコフキバラゴケ2.JPG
コフキバラゴケ。若い子器との比較です。写真の2枚は別の個体です。子器の大きさはトラペリアSP(最初の1番上の3枚の写真)よりもやや子器は大きくなります。コフキバラゴケとしたのは、地衣体表面に粉芽状の塊があることからです。子器は断片的で頂部が破れて赤い色が現れてきます。子器の周りの白い縁取りがおしゃれに見えます。湿っていると不思議な薄い藍色のような色を置いているものもあります。乾燥時、子器を付けない時期は白色、灰白色をしていました。岩の上に生えていました。
バラゴケ1.JPGバラゴケ2.JPG
バラゴケ。上の2枚はバラゴケで良いのかと思います。暫定的にここではバラゴケとして紹介させていただきます。子器は白い塊から、頂点が裂けて球状に見える丸みを帯びた肉色、赤みを帯びた肉色のように見えます。頂部の裂け方はおとなしい裂け方です。子器の周りの白い部分はほとんど目立ちません。上と下の写真は別個体です。下のものは赤みが強く美しかったです。写真でうまく色が出ていないことが残念です。またこの個体の子器の周囲の白は目についていて、1回り大きかったです。やや不安なところはありますが、バラゴケとして紹介させていただきます。バラゴケの仲間で良いのだとは思います。子器はレカノラ型。地味な色の地衣類が多い中、子器の色が綺麗な美形のタイプになるかと思います。地衣体は白色、灰白色でした。岩の上に生えていました。撮影地はいずれも神奈川県横浜市。
posted by クラマ at 16:54| Comment(0) | 地衣類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする