2018年07月12日

毒のある毛虫(ガの幼虫)7種類。ドクガ科(カシワマイマイ、モンシロドクガ、ヒメシロモンドクガ)、カレハガ科(タケカレハ)、イラガ科(ヒロヘリアオイラガ)、マダラガ科(ホタルガ)、ヒトリガ科(ヨツボシホソバもしくはウンナンヨツボシホソバ)の幼虫を見つけました。皮膚炎を起こす刺されたら危険なケムシ達です。毒の無いスジモンヒトリ、クワゴマダラヒトリ(ヒトリガ科)も見つけました。

1般的には毒を持っているガをドクガと総称的に呼んでいます。毒を持っている種類のガには通称ケムシと呼ばれる長い毛が生えているものや、イモムシのような体に刺の生えている種類、体内に毒がある種類、成虫(ガ)に毒がある種類 などがいます。毒のある部位は毛や刺に多く、危険回避には全身に毛や棘を生やしたイモムシ、ケムシには触らないようにすることです。幼虫などに毛や刺があることが、毒を持っている種類に多い特徴になるからです。毒のある部位は種類によって違っています。幼虫の毛の先や刺、成虫の毒毛など種類によって違ってきます。毒性の強い種類もいるので、かぶれたり、腫れたりなど、ひどい目にあう前に知っていた方が得だと言えます。もちろん、庭仕事などでうっかり触ってしまったり、風で飛んできた毒毛(毒針毛と呼びます)にやられることもあります。毒性の弱い種類でも、人によって症状が悪化することも知られています。かぶれて痒いのも痛いのも避けられるものなら避けたいものです。撮影できた、刺されたら皮膚炎などを起こす危険なガの幼虫8種類を紹介します。ケムシ、イモムシの画像になるので、ケムシやイモムシ類が苦手な人でも、危険を避けると言う意味で、参考にして見ていただけると良いと思っています。
ドクガによって起こる皮膚の炎症や腫れは、毒蛾皮膚炎と呼ばれます。毒性が強いドクガにはチャドクガ、モンシロドクガが有名です。ドクガ類には毒のある毛(毒針毛)があって、皮膚に刺さると10日近くも激しい痒みが続くこともあります。腫れた場所には赤く小さなブツブツ(丘疹)ができて痒みが強い特徴があります。チャドクガの毒は最悪で、洗濯しても毒毛が服に残っていて、他の場所に新たな皮膚炎を起こすこともあります。危険な昆虫なので知っていた方が良いです。当方は年1〜2回ほど、服に隠れている部位でチャドクガが原因と思われる症状を発症しています。野外で観察していて服に毒毛が刺さっている状態で洗濯したものが肌着について皮膚炎が起こっているようです。1か月程も続く激しい痒みには毎年悩まされているので、直接の被害など考えたくもありません。毒性の弱い種類でも10日程は炎症に悩まされてしまいます。被害にあわないことが何よりです。毒蛾(ドクガ)と単に呼ぶ場合はドクガ科の総称として呼ばれることが多く、症状は、ドクガ科やカレハガ科などの毒針毛による毒の場合は皮膚の痒みが主な症状になり、イラガ科の場合は激しい痛みが症状になります。ヒトリガ科のヨツボシホソバとウンナンヨツボシホソバは交接器を確認しないと外見上では判別できない種類で、従来ヨツボシホソバと呼ばれていた種類が2種に分かれました。
幼虫がいかにも危険に見えるケムクジャラな幼虫、スジモンヒトリ(ヒトリガ科)は見た目と違って無毒なケムシです。必ずしもトゲトゲ、ケムクジャラの幼虫が毒を持っているという訳ではありません。ドクガ科のキアシドクガと言うガも成虫、幼虫共に毒はありません。実際には毒のある種類はそんなに多くはいません。スジモンヒトリの幼虫の様に毛で覆われていたり、棘がある種類がすべて毒を持っているのではないのです。ただ危険な種類と判別ができない場合は、決して触らないことが良いと思います。毒がないと言われる種類でも、体質により皮膚炎を起こすことがあるからです。幼虫に毒がありそうで毒の無いスジモンヒトリも紹介します。スジモンヒトリは当ブログ「キハラゴマダラヒトリ、アカハラゴマダラヒトリ、スジモンヒトリ。大変よく似たで白い翅に黒斑のあるガです。」で紹介しているので、似た成虫との比較の参考にしてみてください。
新しく危険なケムシ(毒のあるガの幼虫)の写真が取れたら追加していく予定です。
・ドクガ科。名前からして危険な種類ですね。ドクガ科はその名の通り、成虫、幼虫共に毒を持った種類がいます。ドクガ科の幼虫は、長い毛を持つ毛虫(ケムシ)が多い特徴があります。ドクガ科としては、幼虫が毒々しく見えても毒を持たない種類が多いです。
★カシワマイマイ ドクガ科。年1回の発生。成虫の出現期は7〜8月で成虫には色彩や斑紋の変異が多い。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。幼虫は様々な広葉樹の葉を食べます。幼虫の頭部と尾部に長い棘のように見えるものがありますが、これは毛の束でできています。この毛の様子が、カシワマイマイの幼虫の特徴になっています。毛束は前(頭部側)に1対(2本)、後ろ(尾部)に3対(6本)が長く飛び出て見えています。越冬は卵で越冬します。幼虫は若齢から若い幼虫はオレンジ色が見えますが、終齢になると地味な灰褐色や灰色になっていきます。体色には個体差があり、雰囲気の違う幼虫も多いです。かぶれたり、腫れたりする原因になる毛に毒があるのはマイマイガ同様、孵化したての1齢幼虫で2齢幼虫からは毒針毛はありません。成虫にも毒はありませんが、皮膚の弱い人ではかぶれたり腫れることがあるかも知れません。毒性は幼虫の見た目よりもはるかに弱く、ドクガ科としては危険度は少ない種類です。カシワマイマイも同じドクガ科のマイマイガと同様に大発生することがあるようです。
カシワマイマイ幼虫ドクガ科.JPG
上、カシワマイマイの幼虫です。尾部の毛束が見えにくくなっています。この写真のよう尾部の毛束が3対に見えないこともあります。幼虫はケムクジャラで見るからに危険そうな容姿をしていますが、見た目よりは危険度は低い種類です。若齢幼虫(1齢)には毒針毛があり、皮膚の弱い方など、人により痒みや腫れたりかぶれたりすることがあります。この写真の幼虫は4齢の幼虫だと思います。
★モンシロドクガ ドクガ科。別名クワノキケムシ。幼虫には2つの型があり、色彩により、黒色型と黄色型に分けられます。餌として食べる樹種により体色に違いが出るようです。発生は年2〜3回で越冬は幼虫で越冬します。毒は繭、卵、幼虫、成虫すべてにある危険な種類です。分布は北海道、本州、四国、九州。神奈川県では黒に橙黄色が目立つ配色(黒色型)の幼虫を見ます。黄色型は関西以南に多くいて、地色が黄色で黒い部分が少ない目立つ配色になっているようです。
落葉広葉樹の葉、花、幼果を食害します。サクラ、ウメ、クリなどの被害が出ます。ヤナギ類やカンバ類に多く発生するようです。成虫は白い色をしていてアメリカシロヒトリに似ていますが、モンシロドクガの胸部や脚には長い毛が密生しています。成虫には黒い斑紋が2個ありますが、個体差により斑紋が無い事もあります。モンシロドクガは危険なドクガです。症状は赤くかぶれて、痒みを伴う腫れがあります。すぐに赤く腫れてくる場合や2日程立ってから腫れてくる場合など、人によって症状や現れ方は違ってきます。ドクガ類の典型的な症状がでます。毒針毛の毒性は強く、ひどい痒みの症状が10日程続くこともあります。
モンシロドクガ幼虫.JPG
上、モンシロドクガの幼虫です。関東にいるモンシロドクガの幼虫はこのように、黒地に橙黄色や橙色の色彩が多いです。北方に行くと体色が黒く見える黒色型になるようです。
★ヒメシロモンドクガ ドクガ科。 別名ツノケムシ。発生は年3回。幼虫は派手な色彩をしていて、黒い体に橙色や黄色の帯が両脇にあります。幼虫の色彩には個体差が多くあります。幼虫は独特な姿をしていて、毛束が角に見えたりと不気味な毒々しいケムシです。北海道では年2回の発生をします。越冬は1〜2齢幼虫と卵で越冬します。分布は北海道、本州、四国、九州。様々な広葉樹の葉を餌にします。幼虫には毒針毛はありませんが、触ると軽い皮膚炎をおこします。毒性は弱いものの皮膚が弱い人は、赤くなるなどのかぶれが出ますが、1時間程で収まるようです。橙色や黄色と黒の配色をしたガですが、幼虫の色彩には個体変異がありますが、ヒメシロモンドクガの幼虫は綺麗な配色をしています。目立つ色をした警戒色になっているようです。頭部におは2本の角のように見える毛束が生えていて、背面にはブラシ上の毛束が4個並んでいます。この毛束の色は白いのですが、終齢になると茶色を帯びてくるものがあります。毒性は極めて弱い種類でも、少し奇妙な姿のケムシなので触ろうと思われる人は少ないと思います。成虫は雄と雌で色が違います。雌は白っぽいです。顔の周りと胸部、脚は長い毛でフサフサしていて可愛く見えるガです。成虫、幼虫ともに毛深いガです。ヒメシロモンドクガの幼虫に似ている種類に、アカモンドクガの幼虫がいます。アカモンドクガの幼虫の橙色の帯の上には白い毛束があることで両種の区別ができるそうです。
ヒメシロモンドクガ.JPGヒメシロモンドクガ2.JPG
モンシロドクガの幼虫です。体色には色彩の変異が多いです。いかにも危険な容姿をしていますが毒針毛はなく、刺さないケムシなのですが、弱毒があるようで軽い発疹やかぶれが起こります。上は黒っぽい地色をしていて、背中の毛束も黒っぽく見えます。下はよく見る配色の幼虫です。もっと派手な配色をした幼虫もいます。モンシロドクガの幼虫は色よりも姿形で覚えておくと良いと思います。
・ドクガ科のマイマイガとヒトリガ科のクワゴマダラヒトリの幼虫は良く似ています。クワゴマダラヒトリは下のヒトリガ科で紹介していますが、マイマイガの幼虫と良く似ています。良く似た種類の違いとして調べてみました。写真はないのですが記しておきます。
★マイマイガ ドクガ科。マイマイガの幼虫は別名ブランコケムシと呼ばれます。マイマイガは大発生することで知られています。マイマイガは約10年を周期に大発生して、その大発生の時期は2〜3年程続きます。成虫、幼虫共に皮膚炎の原因になっています。特に幼虫での被害が知られています。毒針毛があるのは孵化したての1齢幼虫で2齢幼虫からは毒針毛はありません。ドクガとしては毒性が弱いものの、人により成虫でもかぶれることがあります。樹の幹や建物の壁などに好んで産み付けられる卵塊も危険です。手で触らないことが無難です。産み付けられた卵塊には成虫の鱗毛が含まれていてかぶれることがあります。症状はかぶれる、赤く腫れるなどです。成虫の鱗粉でも腫れる人がいます。幼虫は様々な広葉樹の葉を食べます。発生は年1回で、卵塊の中で卵で越冬します。孵化は4月頃で、このころが1番危険な時期になります。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。幼虫の背中には2列に並ぶ丸い斑紋があります。斑紋の色や地色には個体差があります。頭部には八の字に見える黒い斑紋があります。成虫の羽化は7〜8月で雄は日中に良く飛ぶ習性があります。幼虫の写真なし。
・イラガ科。刺された時の症状はどの種でも似ていますが、ヒロヘリアオイラガの場合は繭にも毒があります。他のイラガの仲間の繭には毒がありません。イラガ類は刺のあるタイプの幼虫で、刺されるととても痛く、電気が走ったような痛みと表現される特徴がある危険な種類です。
★ヒロヘリアオイラガ イラガ科。外来種。原産地は南アジア、東南アジア、中国で樹木について侵入したようです。侵入は1921年(発見)のようです。成虫は明るい緑色と茶色の2色をした綺麗なガです。 発生は年2回(4〜6月、8〜10月)。越冬は硬い繭の中で蛹で越冬します。分布は本州(関東以西)、四国、九州、沖縄。温暖化により分布は北上中です。果樹農園、街路樹、庭木、公園などに発生します。幼虫は様々な樹木やカキ(カキノキ科)やウメ(バラ科)などの果樹にも発生する害虫にもなっています。発生は特にバラ科(バラ、サクラ、ナシ、ウメ等)に多い種類になるようです。幼虫は黄緑色をしていて、全身には鋭い棘が密生しています。若い幼虫は集団(群生)で行動します。終齢幼虫の棘にオレンジ色の部分が見えます。この1対に見えるオレンジ色の棘を持っていることが特徴にもなっています。似た種類にアオイラガがいて、アオイラガに幼虫も成虫も良く似ています。幼虫ではアオイラガの方が背中の中央に見える青い帯が鮮やかではっきりしています。ヒロヘリアオイラガの幼虫ではこの帯の部分は青色が無く、あってもアオイラガの幼虫の様にはっきりとした青い帯になっていないで、青や黒っぽい小さな斑紋が並んで見えます。成虫ではアオイラガの方が緑色の部分が広く茶色の部分は幅が狭いです。ヒロヘリアオイラガの成虫は翅端にある茶色の部分が広いです。ヒロヘリアオイラガの繭は黄の幹の窪みや根際などに作られます。イラガ類に刺されると電気が走ったような激痛があり、腫れてしまうことが特徴です。幼虫の持つ毒は背面に並んでいる刺にあり、毒は注射器のような仕組みで注入される仕組みになっています。尾部の脇に見える黒い部分は毒針毛で、この部位にも毒があります。ヒロヘリアオイラガの成虫には毒毛はないのですが、繭には幼虫の毒針(毒針毛)がついていて、皮膚炎を起こします。繭にも触らないようにしないといけません。ヒロヘリアオイラガの幼虫は他のイラガ類と違い、2種類の毒を持った危険種になるのです。死んだ幼虫では毒液の注入はありません。
ヒロヘリアオイラガ4齢.JPGヒロヘリアオイラガ終齢幼虫イラガ科.JPG
ヒロヘリアオイラガの幼虫です。上は4齢、ヒタが終齢幼虫です。比べて見ると棘の雰囲気が違っています。下はカキの木の下にあった石垣で見つけました。風の強かった翌日に見つけたので、葉っぱごと落ちたのかも知れません。終齢幼虫は全身が緑色で、見事な棘で覆われています。イラガ類の幼虫はどの種も危険なので、似た形の幼虫を見たら注意です。
・カレハガ科。この仲間はオビカレハ以外の幼虫に毒針毛があり毒をもっています。カレハガ科の幼虫は危険なケムシになります。
★タケカレハ カレハガ科。成虫はアカイラガに似ていますが、はるかに大型です。前翅中央に2個の白い斑紋があります。タケカレハの幼虫は名前に付いているようにイネ科のタケ、ササ、ススキ等の葉を餌にします。成虫はあまり見ることがありませんが、幼虫は体長60ミリ程で大きく、普通に見られるので数は多いと思います。幼虫には長い毛が全身に生えています。色彩には黄褐色、褐色、黄色味の強い個体、色彩の混ざって見える場合や、背面に並んでいる斑紋の色にも個体差があり、黒褐色の斑紋が目立つ個体など様々で、多くの個体差があることから色での判別は難しくなります。発生は6〜7月。9〜10月の年2回で、越冬は幼虫で越冬します。分布は北海道、本州、四国、九州。幼虫には多数の毒針毛があり、刺さってしまうと掻いたりした場合、より強い痒みを生じるようです。症状は発赤と小丘疹を起こし、激しい痒みを伴います。繭にも毒針毛が含まれています。症状は5〜10日程続きます。当方、毒針毛に触れてから2時間後位から腫れてきて、発赤部が徐々に広がっていきました。赤く腫れて痒みが強い症状が10日程続きました。刺されてすぐに水道で刺激しないように静かに洗い流して、家に帰ってからテープで刺された場所の近くをはってはがすなどしました。この方法で少しは楽になったのではないのかと思っています(薬は使用しました)。タケカレハの成虫には毒毛はありません。
カレハガ科タケカレハ.JPG
上はタケカレハの幼虫です。幼虫の色彩には変異が多いので、この写真1枚ではあまり参考にならないかも知れません。見た目で危険なガの幼虫として覚えておくと良いと思います。
・マダラガ科。マダラガ科の幼虫は太くて短い形をしていて、軟毛が生えています。毒針毛のある種類と体内(体液)に毒を持った種類がいます。毒針毛のある種類では激しいい痛みと痒みを伴うようです。
★ホタルガ マダラガ科。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。年2回の発生。幼虫の毛には毒がありませんが、幼虫の出す分泌物に毒があり、皮膚炎をおこします。軽い発赤と痒みが2日程続きます。ホタルガは当ブログ「ホタルガ、毒がある赤い顔の蛾です。」でも紹介しています。ホタルガは都市部のツバキ科のヒサカキやサカキなどの植え込みなどにも多いガなので、見る機会は多いと思います。ホタルガの幼虫はツヤのある太くて短いカマボコ型をしていて、黄色いラインが目立っています。ホタルガは昼行性ですが、夜間、灯火にも集まります。飛び方が特徴的でヒラヒラと飛びます。成虫の翅には黒地に白い帯が入っています。良く似た種類にシロシタホタルガがいます。
ホタルガ幼虫.JPG
上、ホタルガの幼虫です。幼虫の出す分泌物に毒があるので、触らなければ大丈夫です。ホタルガの幼虫は個性的なズングリとしたカマボコ型をしています。幼虫の不思議な色合いが魅力的です。
・ヒトリガ科。この仲間の1部の種類にも毒を持った幼虫がいます。
★ヨツボシホソバ ヒトリガ科コケガ亜科。ヨツボシホソバの雌の前翅には4個の黒斑があることが名前の由来になっています。翅を閉じていると黒斑は3個に見えます。姿は扁平でゴキブリを思わせる形をしています。発生は年2回。現在ではヨツボシホソバは2種類(ヨツボシホソバとウンナンヨツボシホソバ)に分けられたようです。ヨツボシホソバとウンナンヨツボシホソバの成虫、幼虫は大変良く似ていて判別は難しく、正確な判別は交接器を見ないと分からないそうです。幼虫は体長30ミリ程です。長い毛が生えていて全体的な色合いは灰褐色に見えますが、黒色、白、赤橙色が混ざっています。幼虫には毒針毛があります。餌は樹皮などに生えた地衣類を食べます。成虫の雄と雌では別種化と思う位に違って見えます。マエグロホソバにも良く似ていて、違いは翅脈を比べて調べないと判別が難しい厄介な種類になります。分布は北海道、本州、四国、九州、屋久島。関東地方ではウンナンヨツボシホソバの方が多いそうです。幼虫の毒針毛による皮膚炎の症状は、激しい痛みと痒みを伴う発赤と丘疹で、症状が7〜10日程続くそうです。
ヨツボシホソバ幼虫(ヒトリガ科).JPG
上、ヨツボシホソバかウンナンヨツボシホソバの幼虫。関東地方にはウンナンヨツボシホソバが多いそうなので、ウンナンヨツボシホソバの方が確率が高いのかも知れません。外見では判別不可能な種類になります。どちらにせよ、皮膚炎を起こすガの幼虫として注意した方が良いです。等ブログでは交接器までは調べないので、ヨツボシホソバかウンナンヨツボシホソバのどちらかと言うことで紹介させていいただきます。
・ヒトリガ科のスジモンヒトリの幼虫とクワゴマダラヒトリの幼虫は、長い毛を密生させていて、見るからに皮膚炎を起こしそうに見える種類なのですが、なんと無毒の種類になります。紛らわしい種類になると思いますので紹介することにしました。
★クワゴマダラヒトリ ヒトリガ科。柑橘類、クリ、カキ、モモ、ナシ、ウメ、クワなどの果樹園で発生する果樹を食害する害虫になっています。名前はクワでの発生が多いことからついた名前のようです。この他幅広い広葉樹で発生します。幼虫は糸を張り、3齢までは集団で行動しています。4齢になると徐々に単独で行動するようになります。発生は年1回で、越冬は幼虫で越冬します。分布は北海道、本州、四国、九州、屋久島。毒性はないものの似た幼虫に毒のあるマイマイガがいます。最も毒があるマイマイガも1齢幼虫に毒があるので、危険度は低いです。
クワゴマダラヒトリ終齢(5齢).JPG
上、クワゴマダラヒトリ(ヒトリガ科)の幼虫で5齢幼虫です。マイマイガの幼虫と良く似ています。違いはクワゴマダラヒトリの幼虫の場合、背中の中央部に白い斑紋が破線状に続いていて、各節には茶色や茶褐色の紋があります。写真の幼虫はコナラの葉にいましたがすぐ脇にクワの樹が生えていました。もっとも食性は広くコナラも餌にします。いかにも危険なケムシに見えますが、毒はありません。
★スジモンヒトリ ヒトリガ科。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。普通種で出現は4〜6月。7〜9月の年2回の発生。越冬はヒトリガ科なので幼虫で越冬するようです。開帳は35〜45ミリで淡い黄色や白い地色に前翅後端に黒い斑紋が並んでいます。この斑紋の形等には個体変異があります。胸背にはフサフサ、モコモコの毛がたくさん生えています。亜種の多いガです。成虫には似たガが多く判別は難しいです。成虫は灯火に良く飛来します。幼虫の食性は広くクワ科を主に、ニレ科、バラ科、マメ科などを餌にします。幼虫はダイズ、インゲンマメの害虫になっています。幼虫の姿は太くてケムクジャラ。体長は40〜50ミリ程もあります。特徴は驚くほど移動速度が速い(脚の早い)ケムシです。地面にいる幼虫は危険を感じると猛ダッシュで逃げ出します。樹の小枝などでつつくと丸まって動かなくなります。幼虫の擬死なのでしょうか。トゲトゲした丸い形になってしまいます。スジモンヒトリの幼虫は体色に変異が多く、茶色や茶褐色、黒褐色の個体が多いのですが、黄色っぽい個体までいます。スジモンヒトリの幼虫は、いかにもケムシと言った代表的な姿をしていて、実に毒々しく危険に見えます。意外なことに姿に反して毒毛は持っていませんので、刺されることはありません。危険な種類に思わせる生存方法なのだと思います。この姿を見て触ろうとしたり、鳥等が危険な種類と思いこみ、食べようとは思わないでしょう。
ヒトリガ科スジモンヒトリ.JPG
上、スジモンヒトリの幼虫です。全身長い毛で覆われていて、迫力のあるいかにも毒のあるケムシに見えますが、スジモンヒトリの幼虫は毒が無いケムシです。普通はこの姿を見たら触る気にはならないと思います。ケムシ1般に言えることですが、興味があっても毒のある似た種類もいることから、判別ができない限り触らない方が無難です。個体差があるので、色が似ている個体のスジモンヒトリの幼虫と、シロヒトリの幼虫はよく似ていて区別が難しいです。
毒性の強いチャドクガの幼虫などの写真が撮れたら追加したいと思っています。
posted by クラマ at 16:57| Comment(0) | 昆虫・コクワガタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月21日

ウスイロニンフジョウカイ(別名ウスイロクビボソジョウカイ)を見つけました。

ウスイロニンフジョウカイ(別名ウスイロクビボソジョウカイ)はジョウカイボン科の昆虫で、小型で見落としてしまいそうなくらい小さいです。ジョウカイボン科の昆虫はカミキリムシに似た姿をしていますので、小型のハナカミキリの仲間と見間違っていることもあると思います。分類上ではホタルに近い種類になるようです。ウスイロニンフジョウカイをよく見ると、頭部が大きく複眼が両脇に飛び出ている愛嬌のある顔をしています。頭部は両側に飛び出た複眼と、複眼と連続して繋がっている黒い斑紋により、さらに大きく見えて可愛く見えます。見えるといっても体長は9ミリ程しかなく、肉眼ではとらえにくい大きさです。透明感のある体に綺麗に均整の取れた方形をした鞘翅(上翅)の形も可愛く見えてきます。鞘翅には短毛が生えていてツヤはありません。写真で見て可愛さが分かるところが残念な昆虫です。ジョウカイボン科の昆虫なので、この大きさでも他の小型昆虫を食べる肉食性になります。ウスイロニンフジョウカイ名前は新しくついた名前で、別名であるウスイロクビボソジョウカイとは旧名になります。分布も図鑑により違うという、ちょっとややこしいことになっている昆虫でもあります。探すとなると、いかんせん小型になるので気が付きにくいと思いますが、写真に撮って見て見ると、斑紋の形が面白い昆虫です。この仲間は似た種類も多く、外見では判別できない種類もいるようです。その上、地域的な変異も知られていることから、なおさら判別は難しくなります。ジョウカイボン科はとてもマイナーな昆虫で、名前を知らない人が多いです。当然、昆虫として人気があるわけではありません。ウスイロニンフジョウカイ(別名ウスイロクビボソジョウカイ)を調べてみました。
★ウスイロニンフジョウカイ(別名ウスイロクビボソジョウカイ) ジョウカイボン科の普通種で数も多いようです。体長は7〜9ミリ。柔らかい体をしています。ウスイロニンフジョウカイは小さな昆虫を食べる肉食性です。花の蜜も餌とするようです。幼虫の餌は良く分かりませんが、ジョウカイボン科なので幼虫も肉食性の可能性が高いとは思います。以前はウスイロクビボソジョウカイと呼ばれていた種類でしたが、新しくウスイロニンフジョウカイと名前を改めた種類です。特徴は頭部の複眼の後方に黒い斑紋があり、対を成しています。頭部の両側に大きく飛び出た黒い複眼と、複眼につながっている黒い斑紋がひときわ目立ちます。前胸背部にも黒く太い条線が対を成しています。脚の色は黄褐色をしています。名前にウスイロと付いていることが良く似合う淡い色合いをしています。全体的に見ると光沢の無い透明感のある淡黄褐色に見えます。上翅(鞘翅)は綺麗に幅の整った方形をしています。上翅(鞘翅)の色彩には個体差が出るようです。出現は4〜7月。年1回の発生になるようです。分布は本州(東北地方南部から神奈川県)。林内、林縁、草原などに生息しているようです。越冬の方法は不明です。
・注意、図鑑により分布が異なるという厄介な種類でもあります。北海道から九州とするものもあります。数年後には更なる研究等によって解明が進み、現時点よりも新しく記載されるものが出てくるかもしれません。似た種類が多く細かく分類したら種類が増えることも考えられます。
ウスイロニンフジョウカイ(別名ウスイロクビボソジョウカイ)1.JPGウスイロニンフジョウカイ(別名ウスイロクビボソジョウカイ)2頭部.JPG
ウスイロニンフジョウカイです。壁にとまっていました。上、体つきはカミキリムシと良く似た体形をしています。細長い体ではあるものの均整が取れて見えます。下、頭部、胸部の拡大です。透明感のある体をしていることと、頭部と胸部の斑紋の形が特徴になります。胸背部の黒い縦条は〈 〉の形に見えます。普通種になるのですが、いざ探すとなると小さくて見つけにくい種類になってしまいます。ジョウカイボンの仲間は日本に300種類以上いるそうで、名前の分からないものも多そうです。撮影地。神奈川県横浜市南本宿第三公園。
posted by クラマ at 15:00| Comment(0) | 昆虫・コクワガタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月19日

テントウムシ12種類(キイロテントウ、シロジュウシホシテントウ、ナミテントウ、ナナホシテントウ、ダンダラテントウ、ヒメアカホシテントウ、ヒメカメノコテントウ、ヤマトアザミテントウ、ルイヨウマダラテントウ、ニジュウヤホシテントウ、オオニジュウヤホシテントウ、トホシテントウ)。どれも良く似たテントウムシ科の昆虫です。

テントウムシは似た種類が多い個性豊かな愛嬌のある昆虫です。テントウムシはテントウムシ科の昆虫の総称で、まとめてテントウムシと呼ばれています。小さくて丸くて模様の可愛い昆虫と言うイメージを持つ人が多いと思います。半球形をした面白い形から、昆虫が苦手な人でもひどく嫌われることが少ない昆虫になると思います。1般的に見て可愛いイメージがある好感の持てる昆虫で、昆虫の中の人気度ランキングを作ったら、上位に位置するのではないかと思います。テントウムシは、いざ探してみると種類が多いことに気が付きます。色々な種類のテントウムシを探すのも面白いです。テントウムシはアブラムシ類、キジラミ類、カイガラムシ類を食べる肉食性と、植物の葉を食べる草食性がいます。キイロテントウはウドンコ病の菌類を食べます。肉食性のテントウムシは害虫を食べる益虫として喜ばれます。ウドンコ病菌類を食べるキイロテントウも益虫として役に立っています。畑や菜園の野菜類の葉を食べる種類のテントウムシは、厄介な害虫として嫌われています。テントウムシの特徴として、身を守るために臭い体液を出すことも知られているので、臭い虫として嫌われることもあります。この臭い匂いのする黄色い液体は、とても苦い味をしていて、アルカロイドを成分としています。これは鳥に食べられない様にしているテントウムシの防御方法になります。1度不味いテントウムシを食べた鳥は学習して、2度と不味いテントウムシを食べようとしなくなるということです。鳥がまずいと感じるとは驚きですね。赤や黄色のテントウムシの持つ警戒色もここで最大限に発揮されてくることになるのです。鳥に対して視覚的にも忘れないような効果が生かされるという訳です。このことから、テントウムシの仲間は鳥などの動物、他の昆虫に捕捉されない外敵の少ない昆虫になっています。テントウムシは昼行性で成虫で越冬する昆虫になります。ナミテントウは集団で建物の壁などに集まることがあります。子供の頃は数百匹と言う集団も見たことがありますが、現在では大きな集団は見ることが無くなってきました。集団で越冬する種類で建物に侵入する種類のテントウムシは、不快害虫として嫌われてしまいます。成虫は丸味のある愛嬌を感じる体付きをしていますが、この半球形をした成虫に対して、幼虫は長細く体に棘を生やしたものなどがいて、この幼虫からテントウムシの成虫になると思うと、何とも不思議な感じを受けると思います。
食性としてテントウムシの仲間にはアブラムシやキジラミを食べる種類、ウドンコ病菌を食べる種類などが益虫として役に立っていることから、今後、テントウムシを使って、薬品を使わない防虫防カビをしてくれる環境にやさしいメリットが生かされていくと思います。実際に千葉大学でテントウムシの上翅(鞘翅)の会合部にテントウムシに害を与えない樹脂で接着して、飛んで逃げないようにして肉食性のテントウムシに餌として発生したアブラムシを食べさせてイチゴの苗等を守る研究をしているとテレビのニュースで放映していました。テントウムシに配慮して、接着に使う樹脂もある1定の期間で剥がれるようになっていると説明がされていました。逃げ出したところで害のない、大食漢の肉食性のテントウムシを使った害虫退治、駆除には、自然環境にも優しいとても良い方法だと思います。
似たいる種類の多いテントウムシの中でも特に難解なのは、植物を餌にするニジュウヤホシテントウ、オオニジュウヤホシテントウ、ヤマトアザミテントウ、ルイヨウマダラテントウ、トホシテントウです。どれもよく似ていて間違い探しを探すように違いを見つけて判断しなくてはいけなくなります。個体変異で28個以下の星の数(斑紋)になるものもいるそうです。よく目にする種類としては畑や家庭菜園にいるニジュウヤホシテンやオオニジュウヤホシテントウになると思います。幼虫も似ていてどちらの幼虫も鋭そうな1見危険に見える刺(刺毛)を体に密生しています。このテントウムシの幼虫の棘には毒は無く、かぶれたり、刺さることはありません。見た目から感じるような危険性の無い幼虫になります。ナミテントウにも星(斑紋)の数が多い個体がいますが、星(斑紋)の数が多く植物の葉を食べる害虫テントウムシを別名テントウムシダマシと呼ぶことがあります。主にニジュウヤホシテン、オオニジュウヤホシテントウがテントウムシダマシと呼ばれています。詳しく種類を調べようと思ったら訳が分からなくなりそうです。種類を判別したかったら、たかがテントウムシとあなどらないで、色々な角度から写真を撮っておくと良いと思います。
・ナミテントウ、ナナホシテントウは当ブログ「ナミテントウ、ナナホシテントウ。最も知られているテントウムシです。」でも紹介していて、2度目の登場になります。ナミテントウの斑紋の違うタイプも数種類、新たに追加したので、こちらも参考にしてみてください。
テントウムシの中でも良く知られているナナホシテントウは個体数の多い普通種で、ナミテントウと共に良く目にする種類になります。
植物を食べるテントウムシ。5種類(ヤマトアザミテントウ、ルイヨウマダラテントウ、ニジュウヤホシテントウ、オオニジュウヤホシテントウ、トホシテントウ)。草食性のテントウムシは似たものが多く、星(斑紋)の数も同じ種類などがいて見分けることが難しくなります。体には微毛があり、体色はくすんで見えます。ナナホシテントウなどの肉食性のテントウムシのような光沢はありません。
肉食性のテントウムシ。7種類(キイロテントウ、シロジュウシホシテントウ、ナミテントウ、ナナホシテントウ、ダンダラテントウ、ヒメアカホシテントウ、ヒメカメノコテントウ)を調べてみました。
・植物を食べるテントウムシの種類。
★ヤマトアザミテントウ 名前にあるようにアザミ類を餌にするテントウムシです。背中に見える斑紋(星)の数は多く28個あります。食べる食草がはっきりしている場合、良く似た種類との判別が簡単に分かります。体長は6〜9ミリ。出現は4〜10月。年1化。越冬は成虫で越冬。分布は北海道、本州(本州中部)。山地に多く生息しています。ヤマトアザミテントウは長野県では準絶滅危惧種になっています。 ルイヨウマダラテントウ、オオニジュウヤホシテントウとよく似ています。特にルイヨウマダラテントウとは酷似しています。ヤマトアザミテントウの特徴は、オオニジュウヤホシテントウよりも斑紋は大きく、上翅前縁側の斑紋は会合部で繋がり、大きな斑紋になっています。腿節は両端が飴色で広い部分が黒色をしています。腹部(腹面)は黒い部分が多く、ほぼ黒く見えるそうです。北海道にはエゾアザミテントウと言う種類もいて、当方には詳しい違いは分かりません。ヤマトアザミテントウとルイヨウマダラテントウは食草の違いから生活圏を分けているようで、両種の雑種を避ける知恵にもなっているようです。似た種類では斑紋の数まで同じになるものもいて、斑紋の数での見分けはできません。
ヤマトアザミテントウ1.JPGヤマトアザミテントウ顔2.JPG
上はヤマトアザミテントウです(写真は同1個体)。アザミが近くにある草原にいました。下で紹介するルイヨウマダラテントウとそっくりで、識別が大変困難な種類です。下のルイヨウマダラテントウと写真を見比べると若干の差があるように見えますが、外見での正確な識別は困難の様です。撮影地。神奈川県横浜市旭区。
★ルイヨウマダラテントウ 体長は6・5〜7・5ミリ程。ルイヨウマダラテントウの体にはツヤがあり地色が濃く、餌とする作物は成虫、幼虫共にナスやジャガイモ、トマトの葉などをを食害するので、畑の害虫として嫌われています。背中に見える斑紋(星)の数が多く28個あります。出現は4〜10月。分布は北海道、本州(東京から関東地方北部に多い)。神奈川県では普通種です。ルイヨウマダラテントウにも細かい分類があって大変難しいようです。神奈川県にはルイヨウマダラテントウ東京西郊型エピラクナと言うのがいます。この種は食性を変えて害虫化したようです。分布は関東地方南部から東海地方になるようです。ルイヨウマダラテントウの脚の腿節は黒い色をしています。紛らわしいことに、特徴もよく似た種類にヤマトアザミテントウがいます。外見では判別できないほど良く似ています。ヤマトアザミテントウの分布は北海道、本州で、ヤマトアザミテントウの特徴は脚の腿節が両端を除き黒い色をしていることですが、ルイヨウマダラテントウとヤマトアザミテントウの体の特徴は非常によく似ていて、外見的な判別は不可能に近いのではないのかと思います。食性に違いがあるので、餌とする植物の違い(食性)で判断することが簡単な方法の1つになります。ルイヨウマダラテントウの地色は濃く光沢があります。オオニジュウヤホシテントウモよく似ていますが、短毛が多いのでルイヨウマダラテントウの様に光沢はありません。間違いやすい種類が多いので、じっくりと観察しないといけない種類になってしまいます。越冬は成虫で越冬。
ルイヨウマダラテントウは地域個体群により食べる植物が違うなど、詳しい分類は分かりません。難解なテントウムシです。食べる植物が違うなどから細かい分類がされるかと思います。
ルイヨウマダラテントウ1。ジャガイモの葉.JPGルイヨウマダラテントウ2大腿.JPGルイヨウマダラテントウ3.JPGルイヨウマダラテントウ4裏.JPGルイヨウマダラテントウ東京西郊型エピラクナ1.JPGルイヨウマダラテントウ東京西郊型エピラクナ2.JPG
上、ルイヨウマダラテントウ東京西郊型エピラクナと思われる個体です。近くの菜園では普通に見られる種類です。上2枚(1枚目、2枚目)は同じ個体です。ジャガイモの葉を食べていました。2枚目は脚の色を見やすくしたものです。3、4枚目は別個体の2枚です。裏側(腹面)は黒く見えます。下2枚(別個体)最初の2枚とは若干、地色の色が違って見えます。地色の濃淡は普通にあるようです。撮影地。神奈川県横浜市南本宿第三公園。
★ニジュウヤホシテントウ 体長は6〜7ミリ程。出現は4〜10月。発生は年2~3回のようです。分布は本州(関東以南)、四国、九州、沖縄。ニジュウヤホシテントウの特徴は背中に見える斑紋(星)の数が多く28個あります。名前の由来にもなっている特徴ですが、個体変異により斑紋(星)の数が少ないこともあります。腿節には黒い紋が無く、体色は黄褐色〜赤褐色をしています。上翅の斑紋は小さく、灰色〜灰黄色の短毛が密生しています。前胸に見える黒い斑紋は横長に見えます。オオニジュウヤホシテントウによく似ていますがやや小さい体をしています。斑紋の大きさはオオニジュウヤホシテントウよりもニジュウヤホシテントウの方が小さくなります。神奈川県では良く見る普通種です。ニジュウヤホシテントウは成虫、幼虫共にナスやジャガイモの葉を食べる害虫として有名で、畑の嫌われ者のテントウムシです。ナス科の植物に大被害を与える昆虫として有名な害虫です。ニジュウヤホシテントウは年平均気温14度を境目にしてオオニジュウヤホシテントウとすみ分けているそうです。個体数は関東南部より南に多い種類になります。生態や色や形もオオニジュウヤホシテントウとよく似ています。成長が早く、卵(産卵)から35〜40日程で成虫になります。幼虫は白い体で基部が白く先端部は黒い色をした刺(刺毛)が生えています。この枝分かれした鋭そうに見える棘は柔らかく、毒はないので痛みを感じたり、かぶれることはありません。越冬は成虫で越冬します。
・同じ28個の星(斑紋)のあるニジュウヤホシテントウと オオニジュウヤホシテントウの見分け方。
ニジュウヤホシテントウの前胸に見える黒斑が横長に見えるのに対して、オオニジュウヤホシテントウの前胸の黒斑は縦長で目立ちます。ニジュウヤホシテントウの脚の腿節には黒い紋がありません。大きさはオオニジュウヤホシテントウの方がやや大きくなります。住み分けではオオニジュウヤホシテントウは関東地方以南では高地に、ニジュウヤホシテントウは平地に生息しています。斑紋の大きさはニジュウヤホシテントウの方が小さくなります。
ニジュウヤホシテントウ1.JPGニジュウヤホシテントウ2.JPGニジュウヤホシテントウ3.JPG
ニジュウヤホシテントウです。上2枚を比べると、やはり若干の地色の濃淡があります。斑紋の並び方に特徴が出ます。下は腹面です。脚が黄色く見える特徴があります。菜園のジャガイモの葉を食べていました。
★オオニジュウヤホシテントウ 体長は6・5〜8ミリ程で体色は黄褐色〜赤褐色。特徴は背中に見える星(斑紋)の数が多く28個。斑紋の大きさはニジュウヤホシテントウよりも大きくなっています。この特徴と斑紋の数が名前の由来にもなっています。灰黄色の短毛で覆われていて、斑紋が大きいのでニジュウヤホシテントウよりも黒っぽく見え、地色の赤味は強いです。前胸に見える黒い斑紋は縦長になっています。出現は4〜9月。発生は年1〜2回のようです。分布は北海道、本州、四国、九州。ニジュウヤホシテントウとの違いは脚と斑紋の大きさに違いが出ます。オオニジュウヤホシテントウの場合、腿節に黒い紋が見えます。斑紋の大きさはニジュウヤホシテントウよりも大きくなります。オオニジュウヤホシテントウはナス、ジャガイモ、トマト、ピーマンなどナス科の葉を食べる害虫テントウムシです。ウリ科にも発生しますが、特にナスやジャガイモに大被害を与えることで有名な害虫になっています。オオニジュウヤホシテントウは年平均気温14度を境目にしてニジュウヤホシテントウとすみ分けをしています。南方に住むオオニジュウヤホシテントウは標高の高い所に生息しています。個体数は北方に多い種類になります。成長が早く、卵から35〜40日程で成虫になります。幼虫は黄色い体で黒い棘(刺毛)が生えています。越冬は成虫で越冬しますが、幼虫でも越冬するようです。 
★トホシテントウ 体長は6〜9ミリ。トホシテントウの特徴は名前にあるように斑紋(星)の数は10個で、体表面には細かい微毛が生えています。そのことから体色にはツヤがありません。トホシテントウの斑紋は大きいです。出現は6〜9月。分布は北海道、本州、四国、九州。林縁や林に生息しています。トホシテントウは草食性のテントウムシです。餌はウリ科のカラスウリ類(カラスウリ、スズメウリ、アマチャズル等)の葉を食べます。特にカラスウリでの発生が多いようです。稀に畑のウリ科植物に付くようですが、畑の害虫として知られていないので発生は少ないようです。幼虫は橙色の体に黒い棘が生えています。越冬幼虫は5月頃に蛹にな羽化は6月。年2回の発生をします。越冬は主に幼虫で越冬しますが、少ないながらも成虫でも越冬する個体もいるようです。
・肉食性のテントウムシの種類。
★キイロテントウ 体長は3.5〜5ミリ程の小型ですがツヤのある黄色い体が綺麗なテントウムシです。キイロテントウの特徴は名前のように、上翅には斑紋が無くツヤのある鮮やかな黄色1色のテントウムシで分かりやすい種類になります。胸部(前胸部)と顔は白い色をしていて上翅(鞘翅)には黒い斑紋が1対ありますが、目の色も黒いので頭部も見えると4個の斑紋がある様に見えます。脚の色も薄い黄色をしています。出現は4〜11月。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。樹木の葉にいる所を良く見かけます。餌としてキイロテントウは成虫、幼虫共に葉に発生したウドンコ病菌(ウドンコカビ科)を食べるテントウムシで、植物の病原菌を食べる益虫として貴重です。普通種で低地から山地、市街地にも生息しています。幼虫も黄色い体をしていて、マダラに黒い斑紋が並んで見えます。ナミテントウやナナホシテントウなどはキイロテントウよりも大きいので分かりやすいのですが、単に黄色い色をしたテントウムシと覚えてしまうと蛹から成虫になったばかりのテントウムシは黄色い色をしているので間違ってしまいそうです。キイロテントウは小さくても鮮やかな黄色をしていて、とても綺麗です。もっと大型のテントウムシだったら人気が出たと思います。
ウドンコ病は ウドンコカビ科の菌類が原因で発生します。キュウリ、トマト、ナスなどの野菜やクワ、ブドウ、バラなどの樹木など植物に広く発生します。キイロテントウの餌としては豊富なのですが、
殺虫剤等、農薬に弱いので、菜園などでは見つけにくい種類になっています。
キイロテントウ.JPGキイロテントウ2.JPG
キイロテントウは黄色くて可愛いテントウムシです。名前にあるように鮮やかな光沢のある黄色い色をしたテントウムシです。キイロテントウは普通種で割と見つけることができる種類ですが、群生するなど大量にいる所は見たことがありません。餌が豊富な場合、餌となるウドンコ病が発生中の樹に、沢山いるのかどうか観察してみたいところです。写真は別個体。撮影地。神奈川県横浜市南本宿第三公園。
★シロジュウシホシテントウ   光沢があって綺麗なテントウムシです。上翅(鞘翅)に14個の白い斑紋があるテントウムシです。個体変異のある種類で、基本種では紋の数は14個になります。この特徴がシロジュウシホシテントウの名前の由来にもなっています。この斑紋は綺麗な形の紋ではなく、紋の外縁はぼやけています。体長4.5〜6ミリ程。出現は4〜10月。分布は北海道、本州、四国、九州。林縁や自然公園の背の低い樹で見かけます。肉食性でキジラミ類を食べるそうです。背の低い樹木で見かけることが多いです。基本種(普通型)のオレンジ色(黄褐色)の地色にも濃淡があるなど、個体変異があり、黒い体色に白い白斑の個体(暗色型)や、黒い12個の斑紋のある地色が淡紅色の個体(紅型)も出るようです。シロジュウシホシテントウの型は3型あることになります。基本種ではないと斑紋(星)の数も違っているので、実際に変異種を見つけると、これは何の種類だろうと迷ってしまいそうです。成虫で越冬します。
よく似たシロホシテントウの斑紋は12個。ムーアシロホシテントウの場合は前胸背板の斑紋の数がシロジュウシホシテントウと違い4個の白い小さな斑紋が並んでいます。
シロジュウシホシテントウ.JPG
上、シロジュウシホシテントウです。なかなか見つけられないでいます。個体数は少ない方かも知れません。白い斑紋が可愛いテントウムシです。
★ナミテントウ 体長4.7〜8.2ミリ。ナミテントウは体色や斑紋に個体差が多い種類です。出現は3〜11月。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。成虫、幼虫共にキジラミ、アブラムシ、カイガラムシを食べます。木に沢山発生したアブラムシも食べつくしてしまうほど食欲が旺盛です。草の葉や花よりもアブラムシ等が発生している樹木で多く見かけます。数の多い普通種で高い樹を好むテントウムシになるようです。ナミテントウは体色と斑紋に実に多くのバリエーションがあることでも知られています。そのことから似た種類がいて、ナミテントウとダンダラテントウにはよく似た模様をしたものがいます。両種は共に個体差があって斑紋の数や形に多くのバリエーションがある面白いテントウムシです。色や斑紋の形、数などが違う個体が集まっていると同じ種類とは思えない位です。ナミテントウとダンダラテントウを区別する大きな違いは触角の先端に現れます。触角の形状の違いを覚えておくと似た斑紋の個体がいても判別することができます。特にナミテントウは普通種で数も多く、地色の違いと個性豊かな斑紋の形や数の違う個体がいる事から、探すことが面白くなってくるテントウムシです。ごく普通に見られる種類なので、斑紋(模様)の違うペアのテントウムシがいたらナミテントウの可能性が強いです。
・ナミテントウとダンダラテントウの見分け方。
ナミテントウの触角の特徴は先端部が太くなっていて丸味を帯びています。ナミテントウの触角は長めで、よく似たダンダラテントウの触角の先端は尖っていて、ナミテントウの触角よりも細長く見えます。触角の長さもナミテントウの方が長く、ダンダラテントウの触角の方が短くなっています。色や斑紋が似ていてどちらか分からなくなった場合、触角の先端部をデジカメ等で撮影するなどして確認すると良いでしょう。
ナミテントウ12種用2.JPGナミテントウ12種用3.JPGナミテントウ変形6星1.JPGナミテントウ幼虫.JPG
ナミテントウは実に色々な斑紋があるお洒落なテントウムシです。雄と雌がペアになっていても同じ種類とは思えないペアもいて、見つけることが大変面白くなるテントウムシです。1番下はナミテントウの幼虫です。
★ナナホシテントウ 体長は7〜9ミリ。出現は3〜11月。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。草花の上で良く見かける種類になります。ナナホシテントウの特徴は、ツヤのある体に名前の通りに7個の斑紋(星)があることです。翅の基部(頭部に近い部分)の翅の会合部上にある黒斑は左右が合わさって1つの斑紋になっています。またこの斑紋の頭部側にはわずかに黄白色の斑紋があります。この黄白色の部分の形や大きさには僅かに変異があります。地色は赤色〜橙色で黒い斑紋の形にも変異があります。最も良く見かける個体は赤い地色をしたナナホシテントウになります。ナナホシテントウはナミテントウと共に良く知られた代表的なテントウムシになります。個人的にはナナホシテントウの星の数(斑紋)が7個だとバランスよく見えると思っています。草の根元などに潜って成虫で越冬します。暖かい日には動くことがあり、まだ寒い時期でも見ることがあります。
ナナホシテントウ食事中B12種用2.JPGナナホシテントウ頭部12種用1.JPG
ナナホシテントウです。皆様ご存知の有名なテントウムシです。上はアブラムシを食べている所です。下は頭胸部を拡大したところです。鞘翅の上部に見える白い色の部分は、個体差によりあまり目立たないものと良く目立つものがいます。地色にも個体差がでます。
★ダンダラテントウ 体長は4〜7ミリ。出現は3〜11月。普通種で良く見かけることができます。神奈川県で見かけるダンダラテントウは黒い部分が多い個体も多くいて、小さくて地味なテントウムシと言うイメージが個人的には強いです。分布は本州、四国、九州、沖縄。餌は成虫、幼虫共にアブラムシを食べる肉食性のテントウムシです。よく似たナミテントウと比べると、ダンダラテントウの触角は先端が細くみえ、先端部の膨らみは弱い特徴があります。触角は赤褐色でナミテントウよりも短いです。また上翅の外縁は反り返っています。斑紋の形や数には個体差が多くあります。体色は北に行くほど地色の黒い部分が多くなり、黒いテントウムシに見え、南に行くほど斑紋の部分の赤い部分が広くなって、赤色が目立つという変わった特徴があります。観察エリアが神奈川県なので、見つけるものの体色はほぼ黒く、赤い部分(斑紋)がとても少ない個体も多いです。黒く見える個体でも、頭部側には赤い部分がわずかに見えていることが多いです。このように地色は真っ黒くなることは珍しいのですが、極、稀に黒い個体(黒型)のダンダラテントウもいるそうです。ダンダラテントウは北に行くほど黒い個体、南に行くほど赤い部分が多い個体になる特徴があるので、両極の地域の個体を観察できたら面白いと思います。斑紋には個体差が多いので、肉眼では確認しにくいのですが、ダンダラテントウの特徴にある反り返っている上翅の外縁部を確認すると他種との比較ができます。
ダンダラテントウ1.JPGダンダラテントウ2.JPGダンダラテントウ3赤が少ない個体.JPG
ダンダラテントウです。上の個体では斑紋の赤色が見えます。中、この個体は斑紋の色は黄色味がかかっています。この斑紋の色には個体差が出ます。下は赤い色の部分が少なく黒く見える個体です。
★ヒメアカホシテントウ(別名ヒメアカボシテントウ) 体長3.5〜5ミリ程。小型で頭部は似た他種よりも盛り上がりがなく胴に潜って見えます。出現は4〜11月。分布は北海道、本州、四国、九州。低地から山地、都市部でも見られる普通種になるのですが、小さくて見つけにくいためなのか思ったよりも見かけません。どうやら数は多くないようです。特徴は黒いツヤのある体に1対の赤色や黄褐色の斑紋がある小型のテントウムシです。斑紋は小さくて体の中央に位置して見えます。越冬は単独で樹皮の裏などで越冬します。ヒメアカホシテントウは小さくても肉食性で、成虫、幼虫共にクワカイガラムシなどのカイガラムシ類を餌にします。クワ、モモ、アンズ、ウメ、マサキなどに付くカイガラムシ類を好むようです。餌が確保できると移動しないようです。
似たテントウムシとの比較。
ナミテントウの2紋型に似ていますが、ヒメアカホシテントウの2個の斑紋は小さく、中央に位置して見えることに対して、よく似たナミテントウの2紋型を比べると、ナミテントウの斑紋は大きく、斑紋の位置も前より(頭側側)になります。大きさもナミテントウの方がはるかに大きいことと、頭部には丸みがあってナミテントウのように頭が突き出て見えません。この特徴を比較すると簡単に判別することができます。ヒメアカホシテントウの大きさと体つきからはフタホシテントウ(体長は2・5〜3ミリ程。体格は上から見ると楕円形に見えます。1対の斑紋は中央より尾部側にあります)、アカホシテントウ(体長は6ミリで頭部は盛り上がって突出して見えます)が良く似ています。
ヒメアカホシテントウ.JPG
上、ヒメアカホシテントウは小さなテントウムシです。ヒメアカホシテントウの斑紋は小さく、上から見ると頭部は隆起して見えません。小さくて分かりずらいのですが平らに見えます。
★ヒメカメノコテントウ  体長は3・5〜5ミリ程の小型のテントウムシ。ヒメカメノコテントウは斑紋や地色に変異が多い種類になります。基本型(亀甲紋があるタイプ)、セスジ型(翅の会合部に黒い縦筋が見える個体)、全体が黒い黒化型などのヒメカメノコテントウモいます。色彩等に個体差がある小型のテントウムシです。成虫、幼虫共にアブラムシ類、キジラミ類を食べる肉食性のテントウムシです出現は3〜11月。分布は北海道、本州、四国、九州、沖縄。普通種で草地、畑、庭、花壇などで見かけます。成虫で越冬します。ヒメカメノコテントウの鞘翅(上翅)の色や斑紋には変異が多いものの、頭部(触角の付け根)は黒く、白く見える3角形紋が対に見えます。この紋はつながっている個体もいます。胸部外縁も白く縁どられています。カメノコテントウ(体長は11〜13ミリと大型)に似た模様のものがいますが、体の大きさと頭部、胸部の斑紋の違いで見分けることができます。よく似た柄でも大きさだけ見てもカメノコテントウの半分ほどですので、大きさを覚えておくと間違えることはないと思います。変異の多い種類なので、ヒメカメノコテントウも探すと面白いと思います。カメノコテントウはオニグルミの葉につくクルミハムシを餌にすることから、当方はまだ見たことがありません。近くにオニグルミの樹もないので、機会があったら見て見たい種類になっています。
ヒメカメノコテントウ1.JPGヒメカメノコテントウ白黒の個体2.JPGヒメカメノコテントウ黒化型雌3.JPG
ヒメカメノコテントウです。ヒメカメノコテントウは基本型と呼ばれる亀甲紋が可愛いテントウムシです。このテントウムシも色の違いが面白いです。下の写真は黒化型と基本型(白と黒)のペアです。下にいる黒化型が雌です。黒化型は上2枚と同じ種類に思えない黒い色をしています。ヒメカメノコテントウの黒化型になると、単独でいると特徴になっている亀甲紋が見えないので、種類の判別は難しくなってしまいます。雌雄の判別も、テントウムシはペアになっていると雌雄が分かりますが、単独でいると外見では判別ができません。大きさの違いにも個体差が出るので難しいです。
今回写真を紹介できなかった種類は、同じように見えてしまうかも知れませんが、撮影できたら追加したいと思っています。
posted by クラマ at 17:09| Comment(0) | 昆虫・コクワガタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする