2017年09月21日

ブドウトラカミキリ、アオカミキリ。どちらも綺麗なカミキリムシです。

ブドウトラカミキリはブドウ類を餌とする害虫になっています。トラカミキリと名前に付いているのですが、名前から受けるイメージはありません。全体的には黒い色をしていて、胸背部の綺麗な赤色が目立つカミキリムシです。よく似た種類にクビアカトラカミキリがいます。1見した体格の違いはブドウトラカミキリの方が細めでクビアカトラカミキリの方が太く見えることです。ブドウトラカミキリはブドウの害虫カミキリムシとして有名ですが、胸背部の赤色が綺麗なカミキリムシです。アオカミキリは綺麗な色彩のカミキリムシです。他にも色彩の似た綺麗な種類のカミキリムシがいます。
ブドウトラカミキリもアオカミキリも神奈川県では見つけにくい珍しい種類になります。カミキリムシの幼虫は木の材を食べるので、飼育が難しい昆虫になります。簡単に飼育ができれば飼育して見たくなるような綺麗な種類も多くいます。カミキリムシ類を最近見ることが少なくなってきていることが残念です。カミキリムシは害虫として嫌われることも多い昆虫なので、好き嫌いが分かれてしまうと思います。ブドウトラカミキリ、アオカミキリと両種に似たカミキリムシを調べてみました。
★ブドウトラカミキリ カミキリムシ科トラカミキリ属。体長は9〜20ミリ(13ミリぐらいの個体が多いようです)栄養状態が良いと大きな個体になります。全体的には黒い色をしています。最大の特徴として、前胸背板(胸背部)は丸みがある縦長をしていて赤い色をしています。上翅(鞘翅)には太く白いX字に見えたり、Cを2個つなげたような形に見える黄白色〜白色に見える斑紋があります。触角が短いカミキリムシです。幼虫が寄生するとブドウの樹を枯らすことがありブドウの重要害虫として農家から嫌われています。出現期は7〜10月。成虫の発生は年1回で8月頃の発生が1番多くなります。分布は本州、四国、九州。ブドウ、ヤマブドウ、エビズルなどブドウ科の植物に寄生します。栽培品のブドウを好むので、ブドウに被害を与える有名な害虫になっています。越冬は幼虫越冬になります。若齢幼虫でブドウの節のあたりに潜みます。綺麗なカミキリムシなのですが、子供の頃庭にあったブドウにいたのを思い出します。被害にあうと若い蔓が萎れて枯れてしまいます。上翅(鞘翅)には2本の白い帯が見えます。日本のレッドデーター  長崎県では絶滅危惧T類。東京都では絶滅危惧U類。神奈川県では準絶滅危惧になっていて、やや珍しい種類のカミキリムシになります。山野で餌となるヤマブドウ、エビズルなどが減っていることによるようです。また、害虫としての殺虫方法も分かっていて、発生が抑えられていることもあり、現在ではかなり少なくなったようです。大変良く似た種にクビアカトラカミキリがいます。見比べてみないと間違いそうな位に良く似ています。
・クビアカトラカミキリとブドウトラカミキリの見分け方。 
ブドウトラカミキリの前胸背板(胸背部)は丸みのある形をしていますが、ブドウトラカミキリの方がクビアカトラカミキリよりも幅が狭く縦長に見えます。体つきを比較すると、クビアカトラカミキリの場合は太さがあり、ブドウトラカミキリの方が細く見えます。上翅に見える白いたすき掛けのように見える模様には違いがあるので、見分ける方法に最適です。斑紋はブドウトラカミキリの方が太く幅の広い✖や太いCの文字をつなげたように見えますが上部は目立つ白ではありません。クビアカトラカミキリの場合、白いたすき掛けのように見える模様は小文字の]の様に見え、白い部分(斑紋の太さ)は細くなります。クビアカトラカミキリはクヌギやコナラの伐採した木や倒木に良く集まるそうです。ブドウトラカミキリは7〜10月に出現して、ブドウ、ヤマブドウ、エビズルなどのブドウ科に寄生します。栽培品のブドウを好むので、ブドウに被害を与える害虫になっています。集まる植物にも違いがあるので、両種を判別する手掛かりになります。どちらも体の大きさには個体差が出るようです。
・クビアカトラカミキリもついでに調べてみました。
★クビアカトラカミキリ カミキリムシ科トラカミキリ属。普通種。体長7〜14ミリ。触角が短いカミキリムシで前胸背板(胸背部)は丸みが強く、赤い色をしています。胸背部も胴も太めです。上翅には小文字の]の様に見える、黄白色〜白色に見える斑紋があります。斑紋の太さは細く見えます。斑紋には若干の個体差があります。出現期は5〜9月。分布は北海道、本州、四国、九州。生息は局所的になるようです。最大の特徴は前胸背板(胸背部)は丸みがあり赤い色をしていて、。前縁(首の近い部分)には黒い縁取りがあります。普通種ですが数が減ってきているようです。クビアカトラカミキリの成虫はガマズミ、ヤブガラシ、シシウドなど多くの花の蜜を餌にします。幼虫ははクヌギ、コナラ、アキニレ、イヌシデ、カエデ類など幅広く広葉樹の倒木、伐採木の材を餌にします。普通種の割に見ることが少なく、個体数はあまり多くないようです。広葉樹の伐採木、倒木に産卵します。越冬は幼虫で材中で越冬します。
ブドウトラカミキリ1.JPGブドウトラカミキリ2.JPG
上2枚、同1個体のブドウトラカミキリです。エビズルがすぐ脇にありました。撮影は9月です。上翅の上部の白く見える帯は太く見え、赤く見える前胸背板の前縁には黒い縁取りがありません。小型のカミキリムシですが綺麗な種類だと思います。比較するためにもクビアカトラカミキリを見つけてみたくなります。撮影地。神奈川県海老名市。
★アオカミキリ カミキリムシ科カミキリ亜科。体長21〜30ミリ。アオカミキリの特徴は全体が綺麗な金属光沢をしています。頭部、胸部、腹面はツヤのある強い金属光沢で、上翅(鞘翅)は緑色でざらざらした質感のある金属光沢をしています。上翅の色は角度とか光の関係で色が違って見えます。アオカミキリの色彩には変異がありますが、基本の色は緑色になります。身体的特徴として、前胸背の前側角は、はっきりとした出っ張りがあります。またアオカミキリの触角の第1節の端は丸みがあるので、オオアオカミキリとの判別は触角を比較して見ると分かります。アオカミキリの触角の長さは翅端を超えませんが、オオアオカミキリの触角は長く体よりもはるかに長くなっています。出現は6〜8月。分布は北海道、本州、四国、九州。平地から山地の雑木林や林縁に生息しています。幼虫はカエデ類を餌にすることからカエデのある公園でも発生することがあるそうです。幼虫はイタヤカエデ、イロハモミジ、クリなどの生きた木の材を餌にするので、害虫としても扱われます。成虫は昼行性でクリ、アカメガシワ、ノリウツギなどの花に飛来して、これらの花を餌にします。翅の下は紫色で強い金属光沢があります。腹部にも強い金属光沢があります。アオカミキリの個体数はあまり多くないようで、当方のフィールドではなかなか見ることができません。日本のレッドデーターによると、東京都では絶滅危惧T類。埼玉県、高知県では準絶滅危惧種になっています。
アオカミキリと似ているオオアオカミキリ、ミドリカミキリの違い。
・オオアオカミキリは触角の第1節の端に尖った部位がありますが、アオカミキリの触角の第1節の端は丸みがあります。オオアオカミキリの触角は体長よりも長くなっています。
・オオアオカミキリの小楯板はツヤが弱く、アオカミキリの小楯板には強い光沢があります。
・ミドリカミキリは明らかに体長が小さく、符節の第1節が非常に長い特徴があります。脚が細くて長くなります。
ミドリカミキリは珍しい種類です。気になったので調べてみました。
★ミドリカミキリ カミキリムシ科カミキリ亜科。体長15〜19ミリ。体は細長くスリムな体形をしている、緑色でキラキラと光って見える金属光沢のある美しいカミキリムシです。ミドリカミキリの特徴は触角も長いのですが脚がとても長いカミキリムシで、特に後脚の長さが際立っています。胸部の側面には棘状の突起が出ています。赤紫色、緑色、青紫色など色彩には個体変異があるそうです。出現は5〜9月。分布は北海道、本州、四国、九州。平地から山地の雑木林や林縁に生息しています。クリ、ミズキ、ガマズミ、ウツギの花を餌として集まります。クリ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、アカマツの伐採木や材木に産卵のために集まります。幼虫は枯れた樹木や弱った樹木、伐採された樹の材内にいて餌とします。ミドリカミキリは飛翔性が強く、すぐに飛んで逃げようとします。幼虫は材内で越冬します。東京都では絶滅危惧T類。熊本県、福岡県、長崎県では絶滅危惧U類。神奈川県、宮崎県では準絶滅危惧種。になっています。神奈川県では見つけることが難しいようですが、見てみたい種類です。
アオカミキリ1.JPGアオカミキリ2.JPGアオカミキリ3腹部.JPGアオカミキリ4.JPG
上、アオカミキリです。綺麗なカミキリムシなので見つけると嬉しくなります。見つけた歩道の脇にシイ類、エノキ、アカメガシワ、ミズキの樹がありました。すぐに飛んで逃げる種類なので持ち帰って撮影することにしました。3枚目は裏返して撮影しました。腹面はツヤの強い金属光沢をしています。発見場所。神奈川県横浜市。
アオカミキリ触角第1節.JPGアオカミキリ前胸背前側角と小楯板.JPG
上、アオカミキリの触角の第1節の拡大です。下、胸背部側縁と小楯板が見える様に拡大しました。小楯板にも金属光沢が見えています。
ここで紹介した似たカミキリムシの写真が撮れましたら追加したいと思っています。
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2017年09月17日

野鳥の巣5種類。メジロ、ウグイス、キジバト、キツツキ(アオゲラ)、ツバメの巣。

比較的に見つけやすいウグイス、メジロ、ツバメ、キジバト、キツツキの5種類の野鳥の巣の紹介です。この5種類は良く知られている野鳥ですが、民家の軒先など人工物に巣を作るツバメと違い、樹の枝などに巣を作る種類の野鳥では巣を見る機会は少なくなると思います。知名度や実際に見たことがある鳥とその巣と言うとツバメが1番眼につくので、ツバメの巣を知らない人は少ないと思います。キツツキの巣は樹の幹に穴を開けて作るので、見つけやすい巣と言えますが、実際に雑木林等に脚を運ばないと見る事はできません。藪や木の枝に巣を作る種類の野鳥になるとさらに見る機会は低くなってしまいます。野鳥達がヒナを外敵から守るために巣を隠すように作るからです。巣の素材は当然、自然界の素材を使って作ることが本来の習性なのですが、近年の自然が少なくなってしまった現状から、ビニールひもや針金で補強されたりしている巣もよく見られるようになってきました。カラスの巣では針金でできたハンガー等が使われる事が知られています。巣をつくるための材料不足から、都市近郊や民家付近のメジロの巣では、最近ではビニールやナイロン製のひもなどが多く使われているものを見つけます。樹の枝を綺麗に丸めた椀状の巣に上手にビニール製品を編みこんでいます。メジロの巣は鳥が作ったとは思えないほどの完成度で、その出来栄えには驚かされます。メジロは適応能力が強く、民家の庭先や街路樹に巣を作っています。以前はよく見かけたツバメの場合、巣の材料となる泥がなくなって、都市部からは激減しています。当方の観察エリアの横浜市の駅の近くのビルに巣をつくっていたツバメも、とうとう来ることはなくなってしまいました。以前からどこから泥を運んでくるのかと不思議でしたが、巣材を確保する場所がなくなって、やむなく移動してしまったのだと思います。キツツキは雑木林などの環境がなくなると少なくなってしまいます。近くの自然公園ではここ数年でキツツキ科のアオゲラが激減しました。アカゲラはもうかなり前から見ていません。近くにはすでにいないのかも知れません。小型のキツツキ、コゲラは体も小さいので、巣も小さくて済みます。コゲラはよく見ることができます。自然環境が悪化する中にあって都市部に進出しているようです。小さな体の利点を生かしてうまく適応しているようです。アオゲラもコゲラのように都市部で見ることができるようになったようです。最も身近に見ることができる野鳥にキジバトがいます。本来は雑木林などに生息していた野鳥なのですが、キジバトは人の近くで生息する種類になりました。キジバトは生き残るために早々と都市部に進出することを決めた種類になります。公園や民家の庭先に巣を作ることが知られてきました。キジバトはとんでもなく不器用な鳥で、キジバトの枝を集めて作る巣は新しくてもボロボロに見える粗末な作りです。まだ小さなヒナが落ちていたのを見たことがありますが、落ちても仕方がないと思える作りです。ウグイスの巣は笹薮の中など目立たない所につくられるので、見たことのない方は多いと思います。ウグイスは声はすれど姿が見えないということが多く、本気で探さないと巣もすぐには見つかりません。また古くなるとメジロの巣のように丈夫には作られていない事から、早く壊れてしまうかも知れません。種類によって個性的な形をした野鳥の巣を見つけて観察するのも面白いものです。
・野鳥の巣が欲しくなっても、鳥が住んでいる場合や卵やヒナなどがいる場合は、野鳥に迷惑が掛からないように巣を採らないようにしましょう。鳥が巣立った後のメジロの巣は痛みが少ない状態で樹から落ちてくることがあります。巣の作りが丈夫で標本としても保存しやすいです。ただし、野鳥の巣にはダニなどの虫が寄生していることが多いので、むやみに持ち帰らない方が良いです。メジロの巣のように壊れにくい素材でできている巣は、少しずつ丁寧に壊れないように(形が崩れないように)熱湯をかけて消毒すると良いです。そのあと速乾性のボンドなどで壊れにくくなるように補強すると良いです。ボンドは乾くと透明になってツヤが出るものがあります。ツヤのでるタイプのボンドを使った場合、気になるときは艶消しをすることも考慮した方が良いです。ボンドの質を確かめてから使う方が良いと思います。
メジロ、ウグイス、キジバト、キツツキ、ツバメの巣を調べてみました。
★メジロの巣。樹の葉が落ちてくる頃になると、樹にメジロの巣があることに気が付くことがあります。メジロの巣は低い場所から高い場所まで、環境に合わせて作るようです。普通は巣が分かりにくい常緑照葉樹林などに住んでいて、これらシイやカシなどの樹に巣を作るようです。自然の林の中でも樹高の低いウグイスカグラの樹で2回、メジロの巣を見つけていることから、安全な場所だと思ったら、低い場所にも巣を作るようです。メジロは適応能力が強く、巣は林縁、林、公園、庭先、街路樹など広範囲で見ることができます。市街地の街路樹などでは、比較的に高い樹の高い位置に作られています。秋になると街路樹の樹から落ちてきたメジロの巣を見ることもあるので、思ったよりも見つけやすい野鳥の巣と言えると思います。ススキの穂や枯草の茎、コケなどの素材にクモの糸を使って補強して作られます。巣の大きさは直径7センチ程、高さは4センチ程で形は整った椀状をしています。市街地や人家の庭先に作られるメジロの巣には、材質にナイロン性のヒモなどの人工物も巣に編み込まれるように使っています。庭先に巣を作る場合、低い樹で巣を作っていることが多いです。この傾向は理想的な高さの樹がないからかも知れません。メジロは特に巣を作る樹は選びません。巣が隠れるような樹を選んで作ります。巣の大きさはメジロが小さいので巣も手の平に乗るほど小さいサイズになります。卵やヒナが巣の中にある時に巣を覗いたり、触るなどの行為をすると、メジロは巣を見捨てて他の場所に逃げ出してしまうことが良くあるそうです。ヒナが巣立つと巣は捨てられます。巣はヒナが育つまでの家なのです。
メジロ巣3.JPGメジロの巣1.JPGメジロの巣2.JPG
上、メジロとメジロの巣です(同じ巣です)街路樹の下で拾ったものです。よく見ると白いナイロンテープの素材が使われています。この巣は熱湯で消毒はしてあるのですが、これから壊れないようにボンドで補強する予定です
★ウグイスの巣。ウグイスの巣の特徴はササの葉などでやんわりと包むようにできていることです。巣はササの葉を丸めて作ってあり、やや雑な作りで壊れやすくできています。巣の形状はボール状の形をした巣を作ります。直径は9センチ程で高さは15センチ程の大きさです。ウグイスは雄は巣を作りません。作ったのは雌のウグイスになります。ウグイスは巣を作る時期が早く、巣は春に向けてまだ寒いうちに作りだします。巣を作る場所は巣が隠れるような背の低い藪や小枝、笹薮などに作られています。巣の材質はササやススキの穂など柔らかい素材のものと草の茎、小枝などを利用して作られます。外面は雑に見える巣もありますが内側は綺麗な丸みのある形に作ってあります。鳴き声は有名ですが姿と巣を見たことがある方となると、少なくなると思います。
ウグイス巣3.JPGウグイスの巣1.JPGウグイスの巣・横.JPG
上、ウグイスとウグイスの巣です。この巣はササの葉、草丈のある細い枯草の茎を主に作られています。巣の内側はササで作られていました。外壁は丈夫な草の茎などで作られています。内側は柔らかい素材のササの葉でできています。ウグイスは1夫多妻で、巣作りから子育てまでを全て雌が行います。巣はササのある山道などや道路の脇の近くに作られることが多いようですが、適応能力が高い種類なのでササが近くになくても巣を作ることはよくあるようです。雌は巣をヘビなどに襲われてヒナがいなくなってしまった(ヒナの全滅)場合や危険を感じた場合、巣を放棄して逃げてしまいます。その際は巣を離れるだけでなく、それまでの1夫多妻の関係を解消して逃げ出します。雌は逃げた先で別の雄を探して新たな巣作りをします。この習性が1夫多妻のウグイスの繁殖方法になっています。中、巣の入り口がわずかに見えています。下、同じ巣を横から見たものです。
★キジバト(ヤマバト)の巣。キジバトは都市部に多く生息している野鳥で普通に見ることができます。都市部に住んでいるキジバトは人慣れしていて人が近づいても逃げないものまでいます。森林、農耕地、公園、住宅地などに生息していて、巣は庭先の樹や街路樹など葉の茂った樹に作られます。巣の大きさは直径30センチ程。高さは7〜8センチ程で皿形をしています。巣の作りは簡単なもので、巣は枯れた細い小枝を組み合わせて低木の上の方に作られていることが多いです。キジバトはかなりの確率で古い巣を再利用することも知られています。古巣は自分で作ったものなのか、他のキジバトが作ったものなのかは気にしないようです。再利用する場合、わずかな補強でリホームを完成させてしまうものもいます。これはキジバトが年数回から多いと6〜7回程も繁殖することができることによる行動とも言えます。合理的に手間を省いた繁殖方法の1つとして、本能的に働くのかも知れません。庭先に巣を作られたくない方は、巣だった後撤去すると再び作られる可能性は低くなると思います。キジバトは外敵に狙われやすく、ハシブトガラス、ハシボソガラス、やヘビ(アオダイショウ)、野良猫の餌になってしまうヒナや卵が多いようです。庭先に作った場合、猫に狩られてしまうこともあるようです。外敵によるヒナや卵の被害は繁殖力でカバーしているようです。
キジバト巣B.JPGキジバトの巣.JPG
キジバトと民家の庭に作ってあった巣の写真です。この写真の巣はキジバトにしたら上手な巣です。単に枝の上に平らに枝を乗せたような雑な作りの巣も見ることがあります。昔、当方のアンズの樹に作った巣では下から卵が見えるほど雑でした。巣のできには作成者の上手下手がでるようです。キジバトの巣は樹の上の方にあることが多く、標本を作るのに巣を採ることが難しくなります。キジバトは大きいので、庭先で巣を作って繁殖する場合、気が付くことが多いと思います。観察しやすい野鳥の1種と言えます。キジバトは通例2羽で行動しています。
★キツツキの巣。キツツキの仲間は樹の幹に穴を掘って巣を作ります。アオゲラの場合は生樹の幹に巣穴の直径が5センチ程の穴を開けます。アカゲラは枯れ木に巣穴の直径が4・5センチほどの穴を開けます。コゲラは生木の枯れ木部分に直径が3・5〜4センチ程の穴を開けます。巣穴だけだと分かりにくいです。コゲラは日本で1番小さいキツツキで体長は15センチです。背部には白い点状の斑紋(横縞模様)があります。この白い斑はつながって見えることもあります。雄には見えにくいのですが耳羽のあたりに赤い羽根があります。色彩には地域変異があるようです。雑木林の他に、市街、住宅地、街路樹、自然公園にも生息しています。コゲラは体が小さいので細い樹の幹にも巣を作ります。観察エリアにしている自然公園ではアカゲラは見なくなってしまいました。そのことから枯れ木の幹に作られた小さな入り口の巣穴だとコゲラ。生きている樹の幹で巣穴が大きい入り口だとアオゲラと言う感じで判別しています。アオゲラは日本固有種のキツツキで、体色は暗緑色に見えるキツツキです。顔には赤い斑紋があり、灰褐色〜灰色に見える腹部には横縞模様があります。頭部に赤い斑紋がある方が雄になります。都市部の公園などでは古いサクラの幹に巣を作ることが多くなっているようです。アオゲラは体長が29センチもある大型になります。アリが好物で地上に降りてアリを捕食することが多いそうです。山地から平地の広葉樹林を住み家にしています。鳴き声は「キョッ、 キョッ」と大きな声で鳴くので、鳴き声を手掛かりに樹を探すと見つけることができます。アオゲラもコゲラと同じく都市部に進出して来ています。都市部の公園などのサクラが古くなり、巣穴を作るなどに適してきたことも関係あるようです。個人的な見解としても、古いサクラの樹のある場所(公園等)で見る機会は多いです。
キツツキの巣大池アオゲラ.JPGアオゲラB巣.JPGコゲラ巣B.JPG
上、生きているコナラの幹に開けられている巣穴なので、アオゲラの巣で良いと思います。入り口もコゲラの巣の入り口よりも大きいです。観察エリアの公園では、古くて大きなソメイヨシノやヤマザクラに巣を作っていましたが、ほぼまとめて伐採されたので、最近ではアオゲラも見ることが無くなってきています。大きくて緑色が綺麗なので見つけると嬉しくなる野鳥です。中、アオゲラです。写りの良い写真が撮れたら差し替えを予定です。下、コゲラです。小さくて可愛いいキツツキです。
★ツバメの巣。巣の形状は椀型で、椀を半分にした形になっています。これは壁などの垂直になった壁(垂壁)に巣をつくるために、椀型を半分にした形の巣になるからです。巣の上面は開いているので雨に柔い構造になります。そのために屋根のある場所に巣を作ることが必要になります。その条件を満たす場所が、人家の軒先やビルなどの建物の壁になるのです。ツバメに関して言うと巣は完全に人工物に作ります。橋の橋脚部分当には作ることはまれで、人の住んでいる場所や人の生活している環境に接する場所に巣を作ります。ツバメは必要以上に人に慣れることはなくても、人慣れした野鳥と言えます。ツバメは縁起の良い鳥として人から危害を加えられることがなかった事も、人の傍で繁殖するようになった理由の1つになるのだと思います。その他、益鳥として好かれる野鳥でもあります。同じ野鳥でもムクドリが家の戸袋等に巣を作られると酷く嫌われてしまいます。ツバメは飛んでいる姿もりりしく、日本人好みの野鳥になっているのだと思います。ツバメの巣は泥と草でできています。水分を含んだ泥水と枯草を唾液で固めて作っていきます。巣の大きさは直径15センチ程。高さは3〜4センチ程で、巣は壁に接して作られています。直接に壁(垂壁)に作られたり、巣の下部に支えとなる物がある上の壁につくられたり、巣の底が受け皿のようになっている(人が作った巣台、電灯の上、何らかの物が台状になっている部分がある)などの壁に作られることがほとんどです。最近では巣の材料となる泥がない事から都市部では激減してきています。ツバメは同じ場所に戻ってきて巣を作る渡り鳥です。
ツバメB.JPGツバメ巣1.JPGツバメ巣2.JPG
上、ツバメとツバメの巣です。もっと天井が高い位置になるように作ればよいのにと思うのは人間の側から見た感想のようです。ツバメにはこの高さで良いのでしょう。数年前には3個あった巣も去年は1個(写真は昨年のものです)今年はとうとう飛来することが無くなってしまいました。駅前だったのでさすがに巣を作る材料が確保できなくなってしまったのでしょう。
posted by クラマ at 20:45| Comment(0) | 自然観察、野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月12日

シロコブゾウムシ、トホシオサゾウムシ、アシナガオニゾウムシ、ケブカクチブトゾウムシ、ヤサイゾウムシ、アオヒゲナガゾウムシ、ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ(リンゴコフキゾウムシ)。ゾウムシ科の昆虫7種類。

ゾウムシの仲間は愛嬌があり、種類も多く形も個性的で実に面白い昆虫です。単にゾウムシと言うとゾウムシ科の昆虫の総省になり、その種類も大変多く日本に600種類以上もいるそうです。ゾウムシ科の昆虫は口と触角に特徴があります。ゾウムシの口は口吻と呼ばれ、長く伸びた吻の先に口(口器)があります。触角も独特な形をしています。ゾウムシの名前の由来は頭部から突き出た長い口吻が、動物のゾウの鼻に似て見えることからついたようです。観察すると個性のある体形をした種類が多いので面白いです。ゾウムシは小型のものが多く、2〜3ミリのものから大きくても3センチ程しかありません。ゾウムシ科のシロコブゾウムシ、トホシオサゾウムシ、アシナガオニゾウムシ、ケブカクチブトゾウムシ、ヤサイゾウムシ、アオヒゲナガゾウムシ、ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ(リンゴコフキゾウムシ)の7種類のゾウムシを調べてみました。
★シロコブゾウムシ ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科。個体数の多い普通種になるようです。雌雄異形で大型のゾウムシです。体長は15〜17ミリ。雌の方が大きく、雄の特徴は灰褐色をした上翅後端に1対の付きだした太い棘状のコブのあるゾウムシです。全体的にゴツゴツとした感じで、葉の上にいると白っぽく見えます。地色や斑紋にはわずかに個体差があります。シロコブゾウムシは危険を感じると全身の力を抜いて動かなくなるなどの擬死(死んだふり)が得意です。雌雄の判別は雄のコブ状の突起は付きだして見え、雌の突起は丸味があります。出現は4〜9月。分布は本州、四国、九州、沖縄。平地から山地の林や林縁に生息しています。マメ科植物のクズ、ハギ、フジ、ニセアカシアなどの葉を餌にします。幼虫は土中にいてクズ、ハギ、フジ、ニセアカシアなどの根を食べるようです。シロコブゾウムシは後翅が退化していて飛ぶことができないので、歩いて移動します。越冬は成虫で越冬するようです。シロコブゾウムシは丈夫な種類で、与える餌はクズの葉で済みます。餌に新鮮なクズの葉を与えると長期飼育が可能で、当方は1か月ほど飼育して野に返しました。丈夫なので飼育は楽でした。
シロコブゾウムシ1.JPGシロコブゾウムシ2.JPGシロコブゾウムシ顔面.JPGシロコブゾウムシ腹部.JPG
上、シロコブゾウムシの雄です。角のように突き出た突起が強そうに見えます。個性的な容姿に魅力を感じるゾウムシです。個体数の多い普通種のようですが、当方の観察エリアではなかなか見つけることができいないでいます。いる所にはいるという種類なのでしょう。1番上の写真に写っている葉はクワの葉で、餌ではありません。クワの葉の上で見つけたので、持ち帰るためのクッションとして使ったものです。
★トホシオサゾウムシ オサゾウムシ科。普通種。体長6〜8ミリでやや細長く見えます。体色が濃赤色や赤褐色をした小型のゾウムシです。赤味の強い個体は小さくても綺麗に見えます。トホシオサゾウムシは名前にあるように体に10個の黒い黒斑がありますが、斑紋の数には変異があるようです。特に上翅に見える大きな1対の黒斑が目立ちます。出現は5〜7月。分布は本州、四国、九州。平地から山地の林縁や公園など広く生息しています。トホシオサゾウムシはツユクサの茎に穴を開けて産卵します。幼虫はツユクサを食べて育ちます。成虫はクヌギの樹にいることが多いようで、樹液に集まるようです。他に花の蜜も餌にするようです。飛翔性の強いオサゾウムシです。地味な配色の多いゾウムシ類の中では目立つ色をしていて、黒い斑紋も可愛く見えます。小さなことが残念に思える昆虫です。越冬は幼虫で越冬します。トホシオサゾウムシは雑草のツユクサを産卵場所や餌に利用することから都市近郊でも見ることができる種類になっています。色も形も面白いゾウムシなのですが、いかんせん小さくて気が付かれないのだと思います。
トホシオサゾウムシ1.JPGトホシオサゾウムシ2.JPG
トホシオサゾウムシです。ツユクサの生えている近くの草で見つけました。恐らく卵を産みに来た雌のトホシオサゾウムシだと思います。小さくても綺麗な赤系の色をしていて、やや細長い変わった形をしています。写真では光の関係で色が違って見えますが同1個体です。上、手の上にのせて撮影しました。小さいことが良く分かると思います。
★アシナガオニゾウムシ ゾウムシ科クチカクシゾウムシ亜科。体長5〜9ミリ。アシナガオニゾウムシの雄と雌の違いは前脚の長さで判別できます。雄では前脚がとても長いことが特徴になっています。雌は普通に見るゾウムシのように見えます。体色は白と黒の2色に見える配色のゾウムシです。危険を感じると全身の力を抜いて動かなくなる擬死(死んだふり)が得意です。アシナガオニゾウムシの体形には若干変異があるようです。出現は6〜9月。分布は本州、四国、九州。広葉樹の林縁や雑木林に生息しています。成虫はエノキの枯れ木にいて成虫も幼虫もエノキの枯れ木を餌にします。アシナガオニゾウムシは灯火にも集まります。越冬は成虫で越冬します。成虫で越冬して目覚めた後、6月までどのように行動しているのか不思議に思います。発生しているエノキを見つけて観察してみたいです。アシナガオニゾウムシの白と黒の配色はクズに生息しているオジロアシナガゾウムシに似ていますが、体形はオジロアシナガゾウムシの方がズングリとしていて丸みがあります。この黒と白のツートンカラーは鳥の糞の擬態になっているようです。アシナガオニゾウムシは灯火にも飛来するようです。
アシナガオニゾウムシ雌1.JPGアシナガオニゾウムシ雌2.JPG
上アシナガオニゾウムシの雌です。細長いピーナッツの殻のようにも見えます。アシナガオニゾウムシは変わった形のゾウムシですが普通種です。雄の写真が撮れたら追加する予定です。
★ケブカクチブトゾウムシ ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科。体長は5〜7リ。特徴はやや太めな体形でありながら、似た種類よりも細長く見える体形をしていて、上翅(鞘翅)には褐色の紋が見えます。この斑状の紋は灰白色をした鱗片があることにより見えるものです。ケブカクチブトゾウムシの特徴に触角の形状があります。触角の基節が強く湾曲しています。名前にケブカと付いていますが、肉眼では良く分かりません。確かに鞘翅には毛が生えていますが、長い毛がもモサモサ生えている訳ではなく鱗片と針状のように見える短毛になります。前胸背板は小楯板に向かって直線的になっています。小さくても形が整って見えるゾウムシです。出現は5〜6月。分布は本州、四国、九州。主にクヌギ、シイ等につき、成虫は広葉樹の若い葉や芽を食べるようです。越冬は成虫で越冬するようです。ケブカクチブトゾウムシにはカシワクチブトゾウムシ、コカシワクチブトゾウムシなど似た種類がいます。よく似たカシワクチブトゾウムシとは上翅の毛と斑紋に違いがあります。カシワクチブトゾウムシの場合、毛はほとんど目立ちません。前胸背板の形状はカシワクチブトゾウムシの場合、小楯板に向かって湾曲しています。触角の基節もケブカクチブトゾウムシのように強く湾曲していません。
似ているカシワクチブトゾウムシも調べてみました。写真はありません。
★カシワクチブトゾウムシはゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科。カシワクチブトゾウムシは個体数の多い普通種です。クチブトゾウムシの仲間なので口吻は幅があり長くありません。灰白色の微毛が生えていて、灰褐色から淡褐色に見えますが色彩には変異があります。よく似た他種との違いは、比較して見ないと分かりにくいのですが、カシワクチブトゾウムシの前胸背板後縁の中央部は小楯板に向かって張り出すことです(張り出して見えるとはいえ、ものすごく張り出しているというほどではありません)。当方もこの違いは後から知りました。以前カシワクチブトゾウムシだとみていた種類は他種だったものがいたと思います。体長5ミリ。出現は5〜10月(越冬成虫は4〜6月。新成虫は7〜10月)。分布は北海道、本州、四国、九州。ブナ科のカシワ、コナラ、クヌギ、ハンノキの葉を食べます。サクラの葉も食べるようです。幼虫は地中にいて広葉樹の根を食べます。似たものが数種類います。コカシワクチブトゾウムシには口の周り(口器)に鱗片が生えていますがカシワクチブトゾウムシの口の周りには鱗片はありません。とは言え鱗片はとれてしまうことがあるので、決め手とするには注意が必要です。です。コカシワクチブトゾウムシの分布は本州、四国、九州になります。コカシワクチブトゾウムシの前胸背板後縁の中央部は小楯板に向かって直線的になっているので、張り出しては見えません。
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上、ケブカクチブトゾウムシです。似た種類の多い種類です。クヌギとコナラの生えている樹下にいました。
★ヤサイゾウムシ ゾウムシ科。亜科の分類は不明。体長7〜9ミリ。ヤサイゾウムシは日本では雌しか発見されていないゾウムシで、単為生殖で増える厄介な害虫ゾウムシです。夜行性でブラジル原産の外来種のゾウムシです。1942年に岡山県で発見されました。特徴は赤褐色の体色をしていて、上翅(鞘翅)は鱗片と短毛に覆われています。上翅の後端には白いV字形の斑紋が見えます。越冬は主に幼虫越冬ですが成虫でも越冬します。秋に孵化した幼虫は非休眠で越冬します。さらに春に産卵されて孵化した幼虫は5月頃土中に潜り蛹になって6月には羽化するそうです。夏場は休眠します。後翅は退化していて飛べないものの歩行能力が強い特徴があります。畑地、農耕作地以外の野外ではキク科のアレチノギク、オオアレチノギク、ヒメジョオンなどを餌にします。出現3〜6月。9〜翌年の3月(夏場は休眠)。分布は本州、四国、九州、沖縄。草地、畑地、空き地などに生息しています。広食性が強くアブラナ科、キク科、ナス科、セリ科など極めて多くの野菜を餌にします。心配された大繁殖にいたらなかったことで、農業的な大被害は受けなくて澄んだため、有名な害虫にはなりませんでした。普通種なのですが個体数は少ない方になります。侵入当初は被害が大きかったようですが、現在では農薬による駆除のため激減したようです。
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ヤサイゾウムシです。上翅(鞘翅)の後端に見える白いV字形の斑紋が特徴になります。
★アオヒゲナガクチブトゾウム 別名アオヒゲナガゾウムシ。ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科。体長よりも長い触角をもっている金属光沢のある明るい緑色をした美しいゾウムシです。体長5〜7ミリ。分布は本州、四国、九州。カシワの葉を餌とします。初見のゾウムシです。生態等はまだ良く分かっていないようです。
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アオヒゲナガゾウムシです。緑色が綺麗な小型のゾウムシです。 
★ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ(リンゴコフキゾウムシ)と リンゴヒゲナガゾウムシ。
ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ(リンゴコフキゾウムシ)にはよく似たリンゴヒゲナガゾウムシがいます。ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシには色彩に変異があることや、似た種類のものがいることからから、当方には判別がとても難しい種類になります。
・ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシの別名リンゴコフキゾウムシ。ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科で旧姓はリンゴコフキゾウムシ。新しい名前では特長が名前に付いていますが実に覚えにくい名前になってしまいました。しかし名前を憶えてしまえば特徴がつかみやすい名前ではあります。緑色で金属光沢のあるゾウムシですが、脚の色には個体差があるものの黒色やグリーンの金属光沢になるようです。上翅の色にも個体差が多く、色彩が豊富な種類になるようです。体に生えている鱗毛が取れると黒っぽい体色に見えてくるようです。前脚には棘状に突起が出ています。体長は8〜8.5ミリ。出現は5〜7月。分布は本州、四国、九州。幼虫は土中で生活しています。成虫はリンゴなどの葉を食べます。成虫の腹部には太さがあり尾端に向けて細くなるようです。
・リンゴヒゲナガゾウムシ 金緑色で脚の色は茶褐色。脚のコブのような部分には太さがあるようです。前脚には棘状に突起が出ています。分布は北海道、本州(中部以北)。体長は7.5〜10ミリ。出現は6〜8月。広葉樹につきます。リンゴヒゲナガゾウムシの腹部は横幅が薄く尾端まで直線的に見えるようです。
つまりは両種がダブって生息している地域では、捕まえて腹部を見ないと性格には分からないと思います。写真からの判断は慣れ等が必要になるのかと思いました。
ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ(リンゴコフキゾウムシ).JPG
上、ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ(リンゴコフキゾウムシ)です。脚の色に黒い部分があり、グリーンの金属光沢も見えているので、写真で判断でケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ(リンゴコフキゾウムシ)としました。腹部の形状は確認していません。リンゴヒゲナガゾウムシの方が綺麗なようですが、この種も十分に綺麗だと思います。撮影地。神奈川県横浜市。
ゾウムシは小さくても魅力的な昆虫です。ゾウムシを探すのは面白いです。
posted by クラマ at 17:00| Comment(0) | 昆虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする